中國新聞 25年3月21日
HANWAの森滝さん 講演で警鐘
市民団体「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)」共同代表の森滝春子さん(86)が20日、広島市中区の原爆資料館で講演し、10月に中区で開く世界核被害者フォーラムへ意気込みを語った。
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2003年に始まったイラク戦争の現地調査で、劣化ウラン弾の影響により、がんにあえぐ子どもたちに会った時は「胸が詰まりカメラを向けるのをためらった」と振り返った。「被害者の多くは女性や子ども、先住民、労働者…。被曝(ひばく)しない権利、生きる権利を求めないといけない」と強調。10月のフォーラムでは海外から12人を招き、実態を伝えるとした。
講演は市民団体「第九条の会ヒロシマ」結成33周年の記念集会であった。(山本祐司)