お笑いでアイヌ民族の声発信 萱野茂さんの孫・公裕さん ユーモアで広げる多様性

 

福島なな 会員限定記事

2025年6月13日 18:09(6月13日 18:29更新)

平取町二風谷で初めて行ったライブ=5月9日

　「ぼく、アイヌなんです。日本語上手でしょ」―。次々と放たれるジョークに客席からどっと笑いが沸く。舞台に立つのは、アイヌ民族にルーツを持つ日高管内平取町二風谷の萱野公裕（きみひろ）さん（36）。民族初の国会議員萱野茂さん（故人）の孫で、マイク一つで笑いを取る「スタンドアップコメディアン」として昨年夏にデビューした。「笑いで考える種をまこう」。そう志し、道内外のイベントへの出演を重ねる公裕さんが目指すのはただ一つ。さまざまな価値観が共にある社会の実現だ。

■自身の経験ネタに

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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1172739/