北海道新聞 02/21 05:00
【ニセコ】後志管内のニセコ地区を訪れる海外客に胆振を知ってもらおうと、胆振総合振興局によるイベントの第2弾「胆振三大遺産inニセコ」が19日、JRニセコ駅前で行われた。アイヌ古式舞踊が好評で、振興局の管轄区域を超えて制作した「羊蹄と西胆振」に絞った初の観光クリアファイルも配られた。
胆振三大遺産は「アイヌ古式舞踊」「 洞爺湖有珠山ジオパーク 」「縄文遺跡群」。イベントは登別や洞爺湖など観光資源が豊富な西胆振と、ニセコを抱える羊蹄山麓を巡る観光客を増やす狙い。
ニセコグランヒラフ・スキー場で 白老牛 などを試食してもらったのが9日の第1弾。今回はニセコ町が昨年7月に交流拠点として再生させた産業遺産「ニセコ中央倉庫群 旧でんぷん工場」を会場に行われた。
白老町の アイヌ民族博物館 が協力し、アイヌ古式舞踊として、歌や踊り、ムックリ演奏を5人が披露。観光客約70人から拍手を浴びた。ニセコ町在住の英国人会計士ジョナサン・エイモスさん(60)は「 道の駅 でポスターを見て来た。アイヌ舞踊は2年前に阿寒湖で見たが、近くにもあるとは知らなかった。素晴らしい」と話した。縄文アクセサリー作りや洞爺湖有珠山ジオパークの紹介もあった。
胆振総合振興局は「羊蹄と西胆振」の観光クリアファイルを後志総合振興局と初めて共同制作して配布。行政区域の違いで交流が少なかった両管内のうち、小樽や苫小牧を除く隣接2地域を組み合わせて紹介した英語によるファイルで、特産品や名所を絵で網羅し、広域観光をアピールした。
ニセコは長期滞在客が多く、地元の観光関係者は飽きずに広域的に楽しめる方法を模索しているという。イベントに駆けつけたニセコ町の片山健也町長は「移動手段が課題だが、登別や洞爺湖と連携し広域観光を育てたい」と期待を語った。(津野慶)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0370768.html
【ニセコ】後志管内のニセコ地区を訪れる海外客に胆振を知ってもらおうと、胆振総合振興局によるイベントの第2弾「胆振三大遺産inニセコ」が19日、JRニセコ駅前で行われた。アイヌ古式舞踊が好評で、振興局の管轄区域を超えて制作した「羊蹄と西胆振」に絞った初の観光クリアファイルも配られた。
胆振三大遺産は「アイヌ古式舞踊」「 洞爺湖有珠山ジオパーク 」「縄文遺跡群」。イベントは登別や洞爺湖など観光資源が豊富な西胆振と、ニセコを抱える羊蹄山麓を巡る観光客を増やす狙い。
ニセコグランヒラフ・スキー場で 白老牛 などを試食してもらったのが9日の第1弾。今回はニセコ町が昨年7月に交流拠点として再生させた産業遺産「ニセコ中央倉庫群 旧でんぷん工場」を会場に行われた。
白老町の アイヌ民族博物館 が協力し、アイヌ古式舞踊として、歌や踊り、ムックリ演奏を5人が披露。観光客約70人から拍手を浴びた。ニセコ町在住の英国人会計士ジョナサン・エイモスさん(60)は「 道の駅 でポスターを見て来た。アイヌ舞踊は2年前に阿寒湖で見たが、近くにもあるとは知らなかった。素晴らしい」と話した。縄文アクセサリー作りや洞爺湖有珠山ジオパークの紹介もあった。
胆振総合振興局は「羊蹄と西胆振」の観光クリアファイルを後志総合振興局と初めて共同制作して配布。行政区域の違いで交流が少なかった両管内のうち、小樽や苫小牧を除く隣接2地域を組み合わせて紹介した英語によるファイルで、特産品や名所を絵で網羅し、広域観光をアピールした。
ニセコは長期滞在客が多く、地元の観光関係者は飽きずに広域的に楽しめる方法を模索しているという。イベントに駆けつけたニセコ町の片山健也町長は「移動手段が課題だが、登別や洞爺湖と連携し広域観光を育てたい」と期待を語った。(津野慶)
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