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いまの日本人のDNAは「大陸から来た渡来人」が9割…最新のゲノム研究でわかった日本人の意外なルーツ 

2025-04-06 | アイヌ民族関連

4万年前のホモ・サピエンス上陸から縄文時代までの謎

PRESIDENT Online2025/04/05 7:00

「日本人の成立の解明」の大きな効果

【星野】沖縄や北海道、いわゆる列島の南北を丁寧に見ていくことも大切だと感じました。

【篠田】本州中心だと見えにくい流れが、南北にははっきり残っているんです。沖縄のグスク時代(中世期)まで稲作が本格導入されなかったことや、北海道が弥生化せずにオホーツク文化や擦文さつもん文化を経てアイヌへとつながったことなどは、ある意味で「日本列島における別の歴史」を示唆しています。

たとえばアイヌは縄文系が7割以上とも推定されていますが、一部には北方系のDNAが混ざっている。沖縄の3割ほどの縄文系も、実は南方系との交流が重なっていて、本土とは異なる独自の混血パターンになっている。こうした多様性が日本全体の“豊かさ”とも言えるわけです。

【星野】日本人のルーツにこれほどさまざまな要素があると知ると、私たちの自己認識も変わりそうですね。

【篠田】大いに変わると思います。結局、人間は常に動いて混ざり合ってきました。今も世界各地で移民や難民など移動が続き、「排外主義」が起こる国もありますが、DNAが示すのは、「どんな国や地域にも多様な系譜が入り混じっている」という事実です。

日本列島を例に取ってみても、南北端の歴史を検証すれば、一方向的な同質集団であるはずがありません。日本人はもともとそうやって成立してきたんだ、という視点は、アイデンティティを狭く捉えがちな風潮への一つの処方箋になりうるでしょう。

・・・・・

https://president.jp/articles/-/93875?page=4

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