NNA 2025年5月13日
オーストラリアでは昨年、1年生から10年生(日本の高校1年生に相当)までの生徒の授業出席率が平均59.8%と、新型コロナウイルス流行前の2019年の73%に比べ大きく下がったまま改善していないことが、オーストラリア・カリキュラム評価報告機関(ACARA)の調べで分かった。約4割は授業の10%以上を欠席している。オーストラリアンが伝えた。
ハイスクールのうち7~10年生では、半数が年に1カ月以上欠席した。特に先住民およびトレス海峡諸島民の出席率が19年の46.9%から35.2%に下がっているが、非先住民系でも74.8%から61.6%と大きく低下。また、公立校が56.3%と、カトリック校の63.8%、私立校の68.6%を下回った。
19年には10%以上を欠席する生徒は4人に1人だった。
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