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集客不透明地元に焦り 駅周辺整備は難航/温泉街循環バスなし ウポポイ開業

2020-07-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/12 05:00
 【白老】ウポポイが12日に開業する胆振管内白老町では観光振興に期待が高まっている。一方、観光客の受け入れ拠点となるJR白老駅の周辺整備は難航し、観光ルートづくりも順調ではなく、地元では十分な集客効果を発揮できないと焦りの声も出ている。
 戸田安彦町長は11日の開業記念式典であいさつし、「周辺自治体と連携し、ウポポイを拠点とした道内観光を広めたい」と期待を込めた。
 町は開業日の12日、ウポポイと町内の商店街を結ぶ1日26便の循環バスの運行を始める。観光客を商店街に誘導するのが狙いで、各店は店先にアイヌ文様の入った紺色の看板を設置し、開業を盛り上げている。
 だが、バスが運行するのは町中心部だけ。ウポポイから約15キロ離れた虎杖浜地区の温泉街にあるホテル「ぬくもりの湯」の池田広恵支配人(48)は「このままではウポポイ開業の経済効果は十分に得られない」と述べ、町にバス運行など誘客のための支援を求める。
 星野リゾート(長野県軽井沢町)がウポポイ近くで計画する温泉ホテルも資材高騰などで開業予定が当初より1年半近く遅い来年冬に先送りされた。
 さらに深刻なのは白老駅前の観光商業ゾーンの開発だ。町は昨年2月から0・5ヘクタールの敷地で民間の参入を募集してきたが、札幌の企業のホテル計画が頓挫するなど事業者参入の見通しは立たないままだ。
 新型コロナウイルス感染症対策で当面、ウポポイの入場者数が制限される中、白老町商工会の熊谷威二会長(76)は「事業者も集客効果を読み切れないのではないか」と指摘する。町役場内でも「事業者の誘致はますます厳しくなるだろう」と懸念する声が上がっている。
(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/439714
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