北海道新聞 (10/03 16:00)
【帯広】財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)主催の「アイヌ工芸作品コンテスト」で、帯広道新文化センター「アイヌ模様刺しゅう」の講師佐藤こずえさん(56)=帯広市=が最高賞の優秀賞に輝くなど、十勝管内から3人が入賞した。佐藤さんは「作品づくりを通じて、アイヌ文化の魅力を伝えていきたい」と意気込む。
コンテストは8月に行われ、全国の66人から139点の応募があった。
佐藤さんが優秀賞(3点)に選ばれるのは、10年ぶり2回目。木綿衣に直接、刺しゅうを施す「チヂリ」の手法を用い、すべて手縫いで着物を作った。
アイヌ民族の着物は、襟や袖の仕立て方が通常の着物と異なる。初めて応募した10年前は当時の道新文化センター講師の指導を受けながら製作したが、今回は製図から仕立てまで独力で仕上げた。
佐藤さんは「アイヌ模様には魔よけの願いが込められ、それぞれの家系で異なる。文化の奥深さや模様の美しさを、若い人にも知ってほしい」と話す。
初めて2席に当たる入選(3点)となった帯広市の主婦相沢道子さん(66)、3席の奨励賞(10点)だった池田町の主婦松浦美恵子さん(67)はともに道新文化センターの受講生。2人とも「ルウンペ」という帯状の布を縫いつけて模様にする方法で、壁掛けの「タペストリー」を製作した。
4年ほど前から作品を作り始めた相沢さんは「壁掛け以外もつくりたい」。昨年12月から講座に通う松浦さんは「初めての応募で入賞でき、うれしい」と喜んでいた。(後藤真)
(写真)アイヌ工芸作品コンテストで入賞した(左から)相沢道子さん、佐藤こずえさん、松浦美恵子さん アイヌ工芸作品コンテストで入賞した(左から)相沢道子さん、佐藤こずえさん、松浦美恵子さん
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/566571.html
【帯広】財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)主催の「アイヌ工芸作品コンテスト」で、帯広道新文化センター「アイヌ模様刺しゅう」の講師佐藤こずえさん(56)=帯広市=が最高賞の優秀賞に輝くなど、十勝管内から3人が入賞した。佐藤さんは「作品づくりを通じて、アイヌ文化の魅力を伝えていきたい」と意気込む。
コンテストは8月に行われ、全国の66人から139点の応募があった。
佐藤さんが優秀賞(3点)に選ばれるのは、10年ぶり2回目。木綿衣に直接、刺しゅうを施す「チヂリ」の手法を用い、すべて手縫いで着物を作った。
アイヌ民族の着物は、襟や袖の仕立て方が通常の着物と異なる。初めて応募した10年前は当時の道新文化センター講師の指導を受けながら製作したが、今回は製図から仕立てまで独力で仕上げた。
佐藤さんは「アイヌ模様には魔よけの願いが込められ、それぞれの家系で異なる。文化の奥深さや模様の美しさを、若い人にも知ってほしい」と話す。
初めて2席に当たる入選(3点)となった帯広市の主婦相沢道子さん(66)、3席の奨励賞(10点)だった池田町の主婦松浦美恵子さん(67)はともに道新文化センターの受講生。2人とも「ルウンペ」という帯状の布を縫いつけて模様にする方法で、壁掛けの「タペストリー」を製作した。
4年ほど前から作品を作り始めた相沢さんは「壁掛け以外もつくりたい」。昨年12月から講座に通う松浦さんは「初めての応募で入賞でき、うれしい」と喜んでいた。(後藤真)
(写真)アイヌ工芸作品コンテストで入賞した(左から)相沢道子さん、佐藤こずえさん、松浦美恵子さん アイヌ工芸作品コンテストで入賞した(左から)相沢道子さん、佐藤こずえさん、松浦美恵子さん
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