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韓国国際庭園博 アマゾン保護へ宣言文採択

2013-08-24 | 先住民族関連
総合ニュース 2013年 08月 24日(土)
2013/08/23 15:37
【順天聯合ニュース】韓国南西部の全羅南道順天市で開催されている国際庭園博覧会「順天湾国際庭園博覧会」会場のコンファレンスホールで23日、国際シンポジウムが開催され、アマゾンの熱帯雨林と先住民の暮らしと文化の保護に向けた宣言文が採択された。
 宣言文では石油開発による被害の復旧、無分別なダム建設による生態系破壊への懸念のほか、熱帯雨林の保全と保護に向けた努力を続ける現地の人々に対する支持、地球の生態系保全に対する希望が盛り込まれた。
 宣言文は韓国語、英語、ポルトガル語、スペイン語とともに現地先住民の固有の言語でも作成された。
 シンポジウムは博覧会組織委員会などが主管し、韓国環境部、順天市、在韓ブラジル文化院、在韓エクアドル大使館などの後援で開催された。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/08/23/0200000000AJP20130823002500882.HTML

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900年前のアフリカ硬貨がひも解くオーストラリア史

2013-08-24 | 先住民族関連
AFPBB News 2013年08月23日 18:42 
発信地:シドニー/オーストラリア
【8月23日 AFP】900年前のアフリカで流通していた硬貨が、なぜ遠く離れたオーストラリア大陸にたどり着いたのか――この謎を解く過程で、南半球の大陸と外界との交流史が改められるとともに、先住民アボリジニ(Aboriginal)のロックアート(岩石画)にも光が当てられている。
 現在のタンザニアにあたるアフリカ東部キルワ(Kilwa)王国で1100年ごろに製造されたとみられる硬貨は、オーストラリア北部特別地域(Northern Territory、北部準州)沖のウェッセル諸島(Wessels Islands)で1944年に見つかったものだ。以来、遠い異国の硬貨がオーストラリア沿岸にたどり着いた経緯は謎のままだった。
 だが、米インディアナ大学パデュー大学インディアナポリス校(Indiana University-Purdue University Indianapolis、IUPUI)のイアン・マッキントッシュ(Ian McIntosh)教授(人類学)は、ウェッセル諸島で見つかったアボリジニのロックアートにヨーロッパの帆船が描かれていることを発見。これが硬貨の謎を解く鍵となるのではと期待している。
 キルワ王国の硬貨は第2次世界大戦下、太平洋での戦況が激化する中、ウェッセル諸島に駐屯していたオーストラリア空軍のレーダー技師、モーリー・アイゼンバーグ(Maurie Isenberg)氏が、浜辺で見つけた。発見したのはアフリカの銅貨5枚とオランダ硬貨4枚の計9枚。オランダ硬貨はアフリカ硬貨ほど古くはなかった。
 アイゼンバーグ氏は当初、硬貨を売却するつもりだったが買い手が見つからず、そのまま何十年も放置していた。硬貨を見つけた場所の地図を添えて博物館に鑑定を依頼したのは、ようやく1979年になってからだった。
 キルワ硬貨についてマッキントッシュ教授は、「難破した船から流され、漂着した」など複数の仮説を立てている。
 ヨーロッパの船乗りたちが17世紀にオーストラリア沿岸を航海していたことは知られている。だが英国がオーストラリアの領有を宣言したのは1770年、シドニー(Sydney)のボタニー湾(Botany Bay)に探検家ジェームズ・クック(James Cook)が上陸したときだ。
 キルワ硬貨の発見は、はるか中東やアフリカからオーストラリア北部を訪れる船乗りがいたのではないかとの憶測を呼んだ。
 これについてマッキントッシュ教授は豪学術誌「Australian Folklore(オーストラリア民俗学)」に寄せた論文の中で、東アフリカのキルワからオマーンを経由してインドやマレーシア、オーストラリアの隣国のインドネシアに向かう航路は16世紀までに確立されていたと指摘。この航路が、さらに数百年前から使われていた可能性もあるという。
 教授は1つの仮説として、キルワ硬貨は乗っていた船が難破してウェッセル諸島に流れ着いたインドネシア人が持っていたのではないかとの見方を示している。
 マッキントッシュ教授は7月にも現地を調査し、険しい地形の一帯を徹底的に探索したが、新たな硬貨は見つからなかった。ただし代わりにアボリジニのロックアートと、難破船説の手がかりとなりそうな長さ約1.8メートルの船の木片を発見した。ウェッセル諸島沖に険しい岩礁があることを考えれば、船の難破はあり得ない話ではない。
 マッキントッシュ教授は、見つかったロックアートを先住民の人々と共に検証し、木片についても既知の船で一致する型があるかどうか調べる計画だと語った。過去に「アボリジニではない、どこからかやってきた黒人や白人たち」と交流があったという話は数多くあるという。
 マッキントッシュ教授は、キルワ硬貨が価値を持っていたのはアフリカ東部だけだとみている。これまでにジンバブエとオマーンで同様の硬貨が見つかっているが、アフリカ以外にキルワ硬貨が発見されたのは世界でもオーストラリア北部だけで「非常に特異なこと。誰もが不思議に思っている」という。(c)AFP/Madeleine COOREY
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2963247/11230867?ctm_campaign=txt_topics

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ゴジラの咆哮が呼び起こす、アイヌの郷愁――緊急地震速報のアラート制作秘話【CEDEC 2013】

2013-08-24 | アイヌ民族関連
ファミ通.com-2013-08-23 16:35:00
●緊急地震速報アラートの作者は、福祉工学の権威
  2013年8月21日~23日、パシフィコ横浜にて開催されている、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス“CEDEC 2013”。2日目の2013年8月22日に行われたセッション、“機能的サウンドデザイン ~緊急地震速報のアラートはこうして作られた~”の模様をリポートする。
 緊急地震速報のアラート音は、2011年3月11日の東日本大震災に前後する時期から、耳にする機会が急速に増えたサウンドである。念のために断っておくと、ここで言うアラートは携帯電話から流れるものではなく、テレビやラジオを視聴中に流れるほうである。
 登壇したのは、東京大学教授の伊福部 達(いふくべ とおる)氏。氏は障害者や要介護者の在宅医療や社会参加を推進する“福祉工学”を40年以上研究し続け、国家プロジェクト“高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成”の代表者と、日本バーチャルリアリティ学会の会長も務めている。そんな伊福部氏が、なぜ緊急地震速報のアラートを作ることになったのだろうか。
 そのルーツを紐解くため、伊福部氏は故郷であるアイヌ集落を紹介。さらに氏の叔父は、『ゴジラ』を始めとする数々の映画音楽を手掛けた音楽家の伊福部 昭氏であり、『ゴジラ』の音楽は原風景に刻み込まれている。アイヌの音楽、そして『ゴジラ』の音楽が、氏の福祉工学研究の土台になっているそうだ。
 ここで伊福部氏は、この日の講演の構成は3つになると説明。それぞれのパートは独立しているようで、すべてがどこかでつながっている。少し専門的な話も混じってくるが、一読していただければ幸いである。
●【1】「聞く」を助ける技術から脳の話
 聴覚のルーツは魚が持つ側線器と呼ばれる器官で、これが発達して内耳ができたという。そう前置きしたうえで、聴覚障害の人に音を届ける方法は3つあるという。
 ひとつ目は、魚の側線器をヒントにした“触覚”。伊福部氏はカタツムリを真似た構造を持つ、指で音を聴く装置“触覚ディスプレイ”を制作。これによって触覚と聴覚の潜在的な結びつきを示し、当時のテレビ番組にも取り上げられた。それが1975年のことだ。
 ふたつ目は、声を文字にして見せる“視覚”を利用したもの。1977年、ベンチャー企業のBUGと伊福部氏の共同開発により、声を文字にする“音声タイプライタ”を制作した。メモリはわずか32KBで、当時できたばかりのワープロと連結させて製品化に成功。しかし、1台150万円もしたため、「本当に欲しい人たちには渡らずに終わった」と伊福部氏。ただ、印刷メーカーは音声を活字化するという目的で使われ、少ないながらも需要はあったという。
 3つ目は1984年に行った、人工内耳を介して聴神経に電気刺激を流す方法である。日本では禁止されているため、アメリカのボランティアのおばあさんにお願いした。すると、最初のうちは雑音にすぎなかったものが、2週間後に突然言葉として聞こえてきたというのだ。これは、声は脳で聴いていることの証左であるとともに、脳内の流れを変えてでも聞きたいという欲求によって実現していることだという。伊福部氏は、こうした事例を映像とともにいくつか紹介した。
●【2】緊急地震速報チャイムを作る話
  こうした研究を進めている中、伊福部氏は2007年の春に緊急地震速報を作ってほしいとNHKから依頼を受け、一度は断るものの了承する。だが、運用は10月1日からと決まっており、制作期間は短かった。緊急地震速報のアラートは、危険は知らせるが不安は煽らず、難聴者にも聞こえて、なおかつ著作権の問題もクリアーできる音楽を作らなくてはならない。これは決して簡単なことではなさそうだが、結果的に叔父の伊福部 昭氏が制作した、アイヌの踊り歌をモチーフにした管弦楽の一部を忍びこませることで解決するに至る。
 そもそも緊急地震速報とは、震度にして5弱を越える地震の前兆としてP波を受け取ったあと、少し後に揺れの大きいS波が来る。その間に逃げる、あるいは逃げる準備をするために発するアラートだ。P波とS波の時間差は、震源との距離に比例して長くなるが、おおよそ30~60秒程度。その短い時間の行動が生死を分ける可能性がある。そこで伊福部氏は、叔父・昭氏の著書『音楽入門 -音楽入門の立場から-』(1951年 全音楽譜出版)にヒントを求めた。
 この著書には、“映像に付ける音楽機能の4原則”が記されていた。すなわち、状況の設定(時代や場所)、エンファンス(感情表現の増強)、シークエンスの明確化(場面の連続と予測)、フォトジェニー(映像と音楽の融合表現)である。この中で、伊福部氏が注目したのは、シークエンスの明確化だ。たとえば、茶の間で団らんしているときに「ドーン!」という音がすれば、何かが起きることを予感せずにはいられない。『ゴジラ』がまさにそうで、街の破壊場面を予測させ、恐怖感が増強される。『ゴジラ』のテーマ曲でいうと、前奏に当たる部分が該当する。
 また、女性的な甲高い悲鳴の「キャー!」という声は周波数が高く、注意を喚起する効果があるという。女性がライブ会場で挙げる歓声や、猿がエサを欲して出す声もほぼ同じで、聞こえる距離は低音の「うおおお」が20メートル程度なのに対し、「キャー!」は50メートルにおよぶという。これが聴覚の特性であり、魚の聴覚も原理的には同じなのだそうだ。
 そして模索の末、叔父の昭氏が作曲した、アイヌ音楽がモチーフの交響曲『シンフォニア・タプカーラ』の第3楽章を使うことになった。その理由として、冒頭のVivaceの和音に適度な緊張感があると感じたためだとのこと。その後にあるトリル(装飾音)も津波をイメージさせるもので、これは最終的にはやめることになるが、さまざまなイメージを残したり削ったりしながら、チャイム音を絞り込んでいき、最終的に現在のアラートが完成した。
●【3】動物のサウンドデザインから学ぶ
  最後のテーマは、動物が発するサウンドを生かす方法論。伊福部氏が最初に取り上げたのは、九官鳥の物真似をモチーフにした人工喉頭。九官鳥の声と人間の声がかなり違うものだが、九官鳥は人間の抑揚を真似ているために似ていると感じるのだそうだ。そこで、喉に開けた呼吸孔から抑揚の情報を検出し、声の高さを制御する。この原理を使った人工喉頭は定価75000円で、4000台ほど販売された。ただし、人工喉頭を使う当事者の負担は、1万円弱ですむ。その後は手を束縛しない首バンドタイプの“ウェアラブル人工喉頭”を開発した。
 その後は、ブレイク前のいっこく堂氏の全面協力のもと、腹話術師が口を動かさずに声を出す仕組みを研究。口の動かしかたによって、すべての子音を発生できることがわかった。これを応用したものが、2013年5月から配信されている『ゆびで話そう』だ。これは、舌の動きを指の動きで代替して発声するiOSアプリ。価格は350円[税込]。
 つぎに、コウモリにヒントを得た“超音波メガネ”を紹介。視覚に障害がある人向けに作られたもので、4つのセンサーで超音波を拾い、装着者の前方にある障害物の“気配”を感じさせて回避させることが狙い。しかし、盲学校で使ってみたところ、評価は散々だったという。なぜならば、ほとんどの学生は超音波メガネなどを使わなくても気配を感じ取ることができていたのだ。しかし、その後の調査で、気配の察知は環境雑音がある空間でないと感知できないことが判明した。このことから、人間の脳の中には先天的に気配を察知する能力が眠っている可能性が伺える。
 最後に、東日本大震災の際、NHKの国会中継を中段して緊急地震速報が使われたことがきっかけで、緊急地震速報のアラートが全国規模に広がった経緯を説明するとともに、『ゆびで話そう』の持つ可能性を示唆。障害のある人のために作ったアプリだが、高齢社会に広く浸透しつつあるという。その結果、アプリそのものよるも、スマートフォンを使うことで社会参加に役立つという見解を示し、講演は終了となった。
 ゲームに応用できそうな技術も散見されたので、いつか何らかの形で生かされることに期待したい!(text by バロンマサール)
http://www.famitsu.com/news/201308/23038840.html

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バンクーバーのスタンレーパークが開園125周年-コンサートや家族向けイベントなど

2013-08-24 | 先住民族関連
バンクーバー経済新聞 2013年08月22日
 バンクーバーのスタンレーパークで8月24日と25日に、開園125周年を祝う記念イベントを開催され、園内各所で無料ライブやウオーキングツアー、民族パフォーマンス、野外劇場などさまざまな企画が展開される。
 1988年9月27日にオープンした同園は、毎年800万人以上が訪れるバンクーバーの主要観光スポットの一つ。バンクーバー市のロバートソン市長は同公園を「バンクーバーの最古で最大の公園で市民と観光客にとって大切な場所」と紹介し、「今回の記念イベントはスタンレーパークの自然、文化、歴史的な面を先住民族の文化を中心に楽しんでもらえる内容だ」と紹介する。
 主な開催場所とイベントは、セカンドビーチでのライブパフォーマンス、ランバーメンズ・アーチでの先住民族パフォーマンスや家族向け企画、ブロックトン・ポイントでのスポーツイベントと野外劇場、ローズ・ガーデンでの歴史ツアー、ロストラグーンでのネーチャーウォークなどで、両日とも10時から20時まで数多くの企画を用意する。
 イベント、ショーなどのスケジュールはサイトに掲載する。
http://vancouver.keizai.biz/headline/1763/

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