先住民族関連ニュース

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■ 白老で10日にアイヌ文化フェス、古式舞踊を前面に開催

2009-10-01 | 日記
【室蘭民報 2009年10月1日(木)朝刊】
アイヌ文化を広く普及することを狙いにした「アイヌ文化フェスティバルinしらおい」が10月10日、白老町中央公民館で開かれる。「ユネスコ無形文化遺産」に登録された、アイヌ古式舞踊を前面に繰り広げられる。
 主催はアイヌ文化振興・研究推進機構、同実行委員会。古式舞踊はアイヌ民族博物館、白老民族芸能保存会が披露する。4歳から中学1年の子供たち約10人も出演予定で、練習に励んでいる。来場者と一体となって踊る場面も用意されている。
 NHKアナウンサーの久保田茂さんによる知里幸恵アイヌ神謡集の朗読、アイヌの伝統楽器ムックリとバイオリン、アコーディオン奏者との共演、世界的なトンコリ奏者OKIのライブ、アイヌ女性4人による輪唱など。
 刺しゅうやござ編み、現代風にアレンジした工芸品、アイヌ有用植物の植栽、伝統的生活空間(イオル)の紹介、伝統衣装の試着など。入場は無料。来場者には抽選で伝統工芸品がプレゼントされる。
 同博物館敷地内のチセ(かやぶきの家)で踊りの練習に励んだ稲葉颯太(そうた)君(9)=札幌市=は「なんとかいけそう」と課題にしている刀の扱いを繰り返していた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/10/01/20091001m_08.html

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根室に領土地域本部 道方針 アイヌ政策も組織強化

2009-10-01 | 日記
(北海道新聞10/01 07:02)
 道は30日、支庁再編に伴い検討していた組織改革で、来年4月をめどに根室に道庁本庁にある北方領土対策本部の出先として、根室地域本部を設置する方針を固めた。札幌に本部機能を残す一方、北方領土との窓口となる根室の機能強化を図り、領土返還の促進を目指す。
 現在、根室支庁には地域振興部の一部署として、北方領土対策室がある。見直し案では、根室支庁(振興局)から独立した形で、道庁の領土対策本部と直結した根室地域本部を設置。本部長は振興局長が兼務し、現在本庁主幹級が務める北方領土対策室長は課長級に格上げする。現在、9人いる領土対策室の職員も増員する方針だ。
 高橋はるみ知事は今年4月、道庁の北方領土対策本部機能を根室支庁に移転する意向を表明。しかし、地元関係者からは根室の機能強化を求める声がある一方で、「札幌の領土対策機能がなくなる」と懸念の声が出ていた。
 また、道はアイヌ民族政策を強化するため、1日付で環境生活部のアイヌ施策推進グループのほかに、新たに担当参事と主査の計2名を配置する。
 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会の報告を受けて、国が8月に内閣官房にアイヌ総合政策室を設置したことを踏まえ、国との連絡調整や政策提言などの役割を担う。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/191793.html

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アイヌ古式舞踊、ユネスコ無形文化遺産に記載

2009-10-01 | 日記
(読売新聞2009年10月1日 )
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の代表一覧リストに、国の重要無形民俗文化財の「北海道アイヌ古式舞踊」が記載されることが30日、正式に決まった。
 3年前に発効したユネスコの無形文化遺産保護条約に基づくもので、今回が1回目の記載。文化庁によると、国内からはアイヌ古式舞踊のほか、京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事など12件も記載が決まった。
 アイヌ古式舞踊は、アイヌの人々によって伝承されている歌と踊りで、祭りや家庭での行事などで踊られる。現在は「北海道アイヌ古式舞踊連合保存会」(加藤忠会長)が伝承に取り組んでいる。文化庁は昨年7月に、リストへの記載をユネスコに提案することを決めていた。
 加藤会長は「先祖からの遺産が、人類共通の遺産として認定されたことを意味し、意義深く喜びの極みだ。今後、アイヌ文化の理解が国際的に広がることを期待しながら、伝承に努力していく」と、喜びのコメントを発表した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20091001-OYT8T00028.htm

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ユネスコ無形文化遺産:雅楽など、日本の13件一覧記載

2009-10-01 | 日記
(毎日新聞 2009年10月1日 東京朝刊)
 アラブ首長国連邦・アブダビで開かれているユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産委員会は30日、日本政府が08年9月に提案した14候補のうち「京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事」など13件を無形文化遺産の「代表一覧表」に記載することを決めた。残る「木造彫刻修理」については、ユネスコの事前審査で厳しい評価が下されたことから、日本政府が9月23日に提案を取り下げていた。
 一覧表は、世界遺産の無形遺産版で、08年から候補の提案が始まった。専門機関による現地調査は行わず、書類審査のみで記載可否を決める。ユネスコが「人類の口承および無形遺産に関する傑作」の宣言をしていた能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎の3件は08年、審査なしで一覧表に統合されている。
 木造彫刻修理は、仏像や能面などを修理する国の選定保存技術で、財団法人美術院が保存団体。5月の事前審査で、各国が提案した111件のうち、木造彫刻修理を含む35件が情報不足などを理由に「記載不可」と勧告された。
 日本政府は当初、各国の提案通り記載がほぼ決まると見通していた。文化庁は「これほど(事前審査で)落とされるというのは予想外」としており、木造彫刻修理については10年再提案し、11年秋の記載を目指す。
 日本は、国指定の重要無形文化財と重要無形民俗文化財、選定保存技術の中から、分野や地域のバランスを考慮し指定時期の早いものから提案することにしており、09年も別の13件を提案している。【加藤隆寛】
==============
 ◆無形文化遺産「代表一覧表」への記載が決まった日本の13件◆
 【重要無形文化財】
<芸能>雅楽
<染織>小千谷縮・越後上布(新潟)
<手漉(てすき)和紙など>石州半紙(せきしゅうばんし)(島根)
 【重要無形民俗文化財】
<祭礼>日立風流物(茨城)、京都祇園祭の山鉾行事(京都)
<年中行事>甑(こしき)島のトシドン(鹿児島)
<生産・生業など>奥能登のあえのこと(石川)
<神楽>早池峰(はやちね)神楽(岩手)
<田楽>秋保(あきう)の田植踊(宮城)
<風流>チャッキラコ(神奈川)
<渡来芸など>大日堂舞楽(秋田)
<語り物など>題目立(だいもくたて)(奈良)、アイヌ古式舞踊(北海道)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20091001ddm012040127000c.html

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アイヌ民族の誇り描く

2009-10-01 | 日記
(朝日新聞 2009年10月01日)
◆女優・舞香さん 渋谷で一人芝居
 アイヌ民族の口伝えの神謡(しんよう)を記録するために「アイヌ神謡集」を残し、19歳という若さで命を閉じた知里幸恵(ちりゆきえ)。その生涯を、劇団「ムカシ玩具(おも・ちゃ)」(多摩市)の女優・舞香さん(27)が舞台化し、1日から一人芝居で公演する。差別や偏見と闘いながらも誇りを忘れなかった幸恵。公演の収益は、北海道登別市に着工予定の知里幸恵記念館の建設募金として寄付する。
(小泉信一)
 「幸恵を演じることが自分の運命のような気もします」と舞香さん。きっかけは07年から続けている一人芝居「作家評伝劇三部作」だった。
 中原中也、金子みすゞ、宮沢賢治の作品と人生を演じてきた。その中で、昨年5月、金子みすゞを上演した際、観客アンケートに「今度は知里幸恵さんを演じて」と書いてあった。
 「恥ずかしい話ですが、彼女の名前もアイヌの歴史も何も知りませんでした」と舞香さんは振り返る。だが、調べてみると、幸恵が金子みすゞと同じ年に生まれ、「優等生」の少女として育った点などが似ていると感じた。現地・北海道を訪ね、幸恵のめいや大学関係者を訪ねた。首都圏在住のアイヌ民族からも話を聞いた。
 「幸恵には、恋心を抱いていた人が北海道にいたそうです。でも、重い病気を理由に『結婚不可』と医師から告げられたそうです。同じ女性として胸が痛みました」と舞香さん。アイヌ民族の生活と歴史の重さ、現在まで続く「差別」という大きな問題を痛感。同世代の友人でミュージシャンでもある、いわさききょうこさん(28)も一緒に北海道を訪ねてくれた。
 当初は今年3月の公演をめざし、台本もチラシも完成していたが、「まだ何かが足りない。このままでは公演に踏み切れない」と思い、10月まで延期となった。
 「過去をきちんと描くことが未来を描くことになるのではないか。そう思うと光が差し、やっと台本が完成した」。舞香さんが伝統楽器ムックリ(口琴)を、いわさきさんが電子ピアノを弾き、アイヌ語で歌う場面もある。
 1~4日に笹塚ファクトリー(渋谷区笹塚1の56の7 京王笹塚ビル地下2階)で。一人芝居「神々の謡(うた)」と題して約2時間半演じる。舞台は計7回。当日3千円。
 問い合わせはシアターリパブリック(042・373・1755)へ。
◇ちり・ゆきえ
 1903(明治36)年、北海道・登別生まれ。幼いころ旭川に移り、伯母や祖母と暮らす。アイヌ民族の伝統文化を記録するため訪れた言語学者・金田一京助との出会いが転機となり、22(大正11)年5月、上京。金田一宅に身を寄せる。口伝えだったカムイユカラ(神謡)をローマ字で表記・和訳した「アイヌ神謡集」に取り組んだが、同年9月、原稿の校正まで終えた直後に持病の心臓病が悪化。19歳で世を去った。「アイヌ神謡集」は翌年、出版された。
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000910010001

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一人芝居:「神々の謡」上演 アイヌ女性、知里幸恵の生涯をたどる あすから /東京

2009-10-01 | 日記
(毎日新聞 2009年9月30日 地方版)
 ◇渋谷・笹塚ファクトリーで
 「アイヌ神謡集」の著者で知られるアイヌ女性、知里(ちり)幸恵(1903~22年)の生涯を描いた一人芝居「神々の謡(うた)」が10月1日から、渋谷区笹塚1の笹塚ファクトリーで上演される。
 アイヌ神謡集は、民族の口承文学、カムイユカラ(神謡)を初めて文字化した作品だ。
 知里幸恵は北海道登別市で生まれ、祖母たちが口ずさむアイヌ語の歌や昔話を聞きながら育った。やがてそれらを記録するようになり、ノートを見た言語学者の金田一京助氏の勧めで18歳で上京。民族への差別に苦しんできた幸恵は、アイヌとしての自信と誇りを取り戻し、カムイユカラを本にまとめる作業に取り組んだ。だが、重い心臓病を患い、校正を終えた直後に19歳でこの世を去った。
 今回の作品は、舞台女優の舞香=本名・二川舞香=さん(27)の新作で、作、演出も手がけた。父純吉さん(59)が経営する同ファクトリーを拠点に芝居を始め、2年前から中原中也、金子みすゞ、宮沢賢治ら作家の生き方を題材にした一人芝居を続けている。
 「環境破壊や貧困など社会が行き詰まるなかで、自然と共生するアイヌの人々の暮らしや考え方を知ることは大切なこと」と舞香さんは言い、「同化政策という名のもとで、言葉や文化が踏みにじられてきた歴史にも、目を向けていきたい」。
 現在、幸恵のめい、横山むつみさん(61)が代表を務めるNPO法人「知里森舎」が登別市の生家跡地に故人の業績を伝える「銀のしずく」記念館(仮称)を建設する計画を進めており、公演の収益金の一部は建設募金に寄付される。
 4日まで。3000円(前売り2800円)。詳細はシアターリパブリック(042・373・1755)。【明珍美紀】〔都内版〕
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090930ddlk13040249000c.html

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かながわ遊ナビ:来月3日にカナダ先住民族舞踊公演--横浜 /神奈川

2009-10-01 | 日記
 (毎日新聞 2009年9月30日 東京朝刊)
◇アイヌ民族も出演
 カナダの先住民族、モホーク族出身の演出・振付家、サンティー・スミスさん(38)が率いる「カハーウィ・ダンスシアター」の初来日公演が10月3日、横浜市中区新港1の横浜赤レンガ倉庫で行われる。アイヌ民族のグループ「アイヌ・レブルズ」も出演し、カナダと日本の先住民アーティストによる「ダンスの競演」となる。
 カハーウィ・ダンスシアターは、バレエダンサーだったスミスさんが04年に設立した。モホーク族はカナダのケベック州や米ニューヨーク州北部などに定住。言葉や暮らし方など文化の継承は女性が中心となり、大地を踏みしめるような重心の低い踊りが特徴という。今回上演する「カハーウィ」は「命の循環」がテーマで、同シアターの代表作、(C)Cylla Von Tiedemann
 一方、アイヌ・レブルズは、代表の酒井美直(みな)さん(26)ら関東在住の若い世代が06年に結成した。アイヌに伝わるウポポ(歌)をベースにしたオリジナル曲や現代音楽に乗せた古式舞踊を披露する。
 午後3時開演、3000円。詳細はマザーポート・アート・フェスティバル実行委員会(045・221・0212)。【明珍美紀】
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090930ddm014040189000c.html

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【旅路 寄り道】 触れて学ぶアイヌ文化 札幌

2009-10-01 | 日記
(朝日新聞 2009年09月30日)
 「サッポロピリカコタン」(札幌市南区)は、アイヌ民族の家や船、様々な生活用具が展示され、その文化を垣間見ることのできる場所だ。
 かやぶきの家「チセ」や、木をくりぬき板を張り合わせた船「イタオマチプ」。木や石、サケや獣の皮など自然素材を使った道具や服の数々。アイヌ民族の人たちが、昔ながらの技術や伝統を守り受け継ぐために作ったものだ。そして、ここの魅力は、そうした展示物に手で触れられること。
 木の皮でできた服は触ると柔らかで、靴の素材はなんとしっかりと固いサケの皮。デザインも美しい生活の知恵は驚くことばかりだ。有料。サッポロピリカコタン(電話:011・596・5961)。
(ライター 布施さおり)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000580909300001

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【白老】もりでサケ捕獲 アイヌ漁法を体験

2009-10-01 | 日記
(苫小牧民報 2009年 9/30)
 川をテーマにしたアイヌの伝統的生活空間(イオル)体験事業が29日、白老町のウヨロ川で行われた。町内の小学生が対象の企画で、萩野小3年生36人がアイヌ民族に伝わるサケの伝統漁法などに挑戦。自然とのかかわりに驚きと発見の連続に歓声が上がった。
 道アイヌ協会白老支部、町などで組織する白老イオル体験交流事業推進協議会主催。3年前から町内で始まったイオル事業では海、山、川をテーマに伝統的生活様式の再現が行われている。
 道の特別採捕許可を受けて行われたサケ漁ではもりの形をしたアイヌの伝統漁具「マレク」を使用。児童らは漁師たちの手ほどきを受けながら、川沿いに作った即席のいけすを泳ぐサケを狙い、勢い良く突き刺した。
 捕獲したサケに触れて「ヌルヌルしてる」「歯が鋭い」と興味津々の子もいれば、「何だかかわいそう」としんみりする子も。漁師から「多くの生き物の犠牲があって人間は生きられる。アイヌはサケを神の魚と呼び、その命に感謝していたんだよ」と、アイヌ民族の間で大切にされてきた精神文化の話を聞き、子供たちはいとおしそうにサケを見詰めていた。
 ほかには、アイヌが狩猟に出掛けた際、宿泊場所として周囲の草木を集め作った小屋「クチャ」の設営に挑戦。昼食にはサケのチャンチャン焼きなどが振る舞われ、大自然の恵みが生んだ味に「おいしい」と、お代わりをする子が続出した。
 参加した寺内龍太君は「マレクでサケを突くのが楽しかった。アイヌの暮らしに興味がわいた」と話していた。
 川のイオル体験交流事業は10月28日にも白老緑丘小3年生を対象に行われる。
http://www.tomamin.co.jp/2009s/s09093003.html

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