(北海道新聞04/03 14:40)
【登別】市内の山岳ガイド寺口一孝さん(64)が、測量のため国が山頂などに設置した道内約5千カ所の三角点の点名などを調べ、冊子にまとめた。一般的な地形図には載っていない峰などの名前が分かり、登山愛好者から喜ばれている。(井上雄一)
多くの登山者が使う国土地理院の2万5千分の1地形図は、三角点の位置と標高を記載しているが、名称は鷲別岳(室蘭岳)など各地域で有名な山しか載せていない。寺口さんは「地図に名前はなくても、登った山の名を知りたい」と考え6年前、調査に着手した。
国土地理院ホームページのデータベースを活用、例えば室蘭岳の北西約4キロ、標高662メートルの峰に設置された三角点の名前は「牛舎奥」-など、点名を1カ所ずつ把握していった。国土地理院によると、点名は設置時に地元で聞き取りした山の呼び名を付けている。
寺口さんは、それぞれの山や峰のアイヌ語名とその由来も文献などで調べ掲載。これと別に、山や峰の名称を書き込んだ地図も製作した。室蘭山岳連盟の西城信義会長は「地道な作業の成果。登った山の名前を知ることができる貴重な資料」と評価している。
A4判で490ページ。100部作製、登山仲間らに配布した。寺口さんは「さらに細かい情報を盛り込めるよう調査を続ける」と話している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/224260.html
【登別】市内の山岳ガイド寺口一孝さん(64)が、測量のため国が山頂などに設置した道内約5千カ所の三角点の点名などを調べ、冊子にまとめた。一般的な地形図には載っていない峰などの名前が分かり、登山愛好者から喜ばれている。(井上雄一)
多くの登山者が使う国土地理院の2万5千分の1地形図は、三角点の位置と標高を記載しているが、名称は鷲別岳(室蘭岳)など各地域で有名な山しか載せていない。寺口さんは「地図に名前はなくても、登った山の名を知りたい」と考え6年前、調査に着手した。
国土地理院ホームページのデータベースを活用、例えば室蘭岳の北西約4キロ、標高662メートルの峰に設置された三角点の名前は「牛舎奥」-など、点名を1カ所ずつ把握していった。国土地理院によると、点名は設置時に地元で聞き取りした山の呼び名を付けている。
寺口さんは、それぞれの山や峰のアイヌ語名とその由来も文献などで調べ掲載。これと別に、山や峰の名称を書き込んだ地図も製作した。室蘭山岳連盟の西城信義会長は「地道な作業の成果。登った山の名前を知ることができる貴重な資料」と評価している。
A4判で490ページ。100部作製、登山仲間らに配布した。寺口さんは「さらに細かい情報を盛り込めるよう調査を続ける」と話している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/224260.html