東京浜松町駅に下車、
徒歩数分で旧芝離宮恩賜庭園、
池泉回遊式の大名庭園、
1678年、
老中大久保忠朝の邸宅、
幕末には、
紀州徳川家の芝御屋敷となる、
その後、
庭園の復旧と整備がなされ、
彼岸花が秋の風に揺れている、
嘗ての海面を埋め立て、
浜に広がる庭園であったが、
今では高層ビルに囲まれて悲し気、
水面にも高層ビルの蔭が、
石組みが残る、
紀州下屋敷の門扉の石柱とか、
移築し四阿の柱に、
今では石柱だけが残る、
大きな蹲踞、
大きな灯籠だけが往時をしのぶ、
池の周りを敷石が巡り、
石橋がつなぐ、
四阿から芝生が広がり、
浜が残る、
シャリンバイの実、
そして小さな白い花が控えめに咲く、
実一つ、
萩が零れる、
ミヤギノハギ、
水面に写るビルの窓が揺れる、
ここから十数分の所に、
旧浜離宮恩賜庭園が広がる、
その2、