丘と谷と起伏の激しい横浜、
港の海、
東京湾、
外洋は遥かかなたに、
見上げるばかりのランドマークタワー、
横浜英和学院に至る百段階段からも振り向けば見える、
永遠に停泊する帆船日本丸、
白き帆は巻かれていた、
すべての帆を張れば、
係留されて碇を断ち切り、
外洋に飛び立つのだろうか、
今は悲しげな外洋帆船日本丸、
港には煉瓦の倉庫が連なる、
避雷針にも異国の意匠を感じる、
憧れの観覧車に乗る、
ランドマークを額縁の中に、
春霞に消える水平線、
ベイブリッジが微かに、
レンガ倉庫を眼下に眺めると、
日本丸の乗船口に、
はて、