名古屋季節だより

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そして尾張名古屋からの季節だより

167 「雪吊りの」

2014-02-07 11:48:19 | 日記
 東京に雪が降るのは、年に一、二度、

 しかし、その一、二度の少々の雪に、東京では広範囲に支障が出る。



 北国の雪吊りは、

 言うなれば、建物の構造梁のようなもので、力強さが伝わってくる。


 ここ新宿区の甘泉公園に、優雅な雪吊りを見る。

 雪の重みに耐える雪吊りは、雪の生活の中での体験。

 言葉や見かけだけでない生活の重みとは、やはり深いものがあるのを思い知らされる。



 こちらは東京の冬枯れの公園入口、


 


 そこに雪吊りの松がある、


    


 池に映る雪吊りはさすがに優雅、




 池の日陰には、まだ氷が残っていた。


 


 陽射しの中、鏡に映った姿、


 



 風は、身を切るように冷たい、


 その凍り付いた空気を、どこからか、梅の香りが矢のように走る。


 冬来たりなば、春遠からじ、


 春はそこまで来ている。


 春の気配すら感じなくとも、遠くであっても春は着実に来ている。


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