西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「立っち」の視点

2008-08-20 | 生活描写と読書・観劇等の文化
以前、今年の正月に孫達三人+母親(娘)+父親がやって来たときの「エッセイ」を「おじいちゃんの這い這い」として書いたことがある。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/774066407f6c9f55028d37d8b11d4c5a

今回、その時に「這い這い」だった末孫(男、1歳4ヶ月)が今度は「立っち」でやってきた。私も、今度は自然と「立っち」の視点で家中を見ることになった。
「立っち」で歩き回る彼の視線を追うと、小学生の兄姉や我々大人を先ず見ているので、視線は上を向くことが多い。

で、その視線の範囲にあるものに注意が行く。そこで、棚の上に吊るしてあるバナナに気づいて「アン、アン」と「食べること」を要求する。別の棚の「眼鏡の小父さんの貯金箱」に注目し、指差して「もっと近くで見せろ」と要求する等々である。だから、注目したら困るものは、そういう棚には置かない。逆に注目して欲しいものは置く、という対応が必要だ。

机の上のものは、椅子によじ登って手を伸ばす。椅子によじ登れるのだが、後ろ向きに足から下りる方法が未だ分っていないので、前から下りようとすると危ないので注意が必要。

丁度、目線の高さにあるものは、とにかく近づいて触る。拙宅のレコード、CD、テープ、ラジオセットは丁度彼の目線の高さ、近づいてボタンをいじくり回して、電源スイッチオンにしてラジオをつけてしまう・・・。背伸びした所にスイッチのあるテレビは目を離すとつけたり消したりする。

床の上には「這い這い」の時より注目がいかないようだが、母親が半分冗談に「這い這いできる?もう忘れたのでは・・・」と言ったら、嬉しそうに這い這いしてみせたので、覚えていることは覚えているのだ。

今度「立っち」最初の「儀式」で柱に立たせて背丈を計って印をつけた。
彼の兄(12歳)や姉(7歳)の「柱のきず」も隣りにあって孫達の成長記録になっている。

5泊6日対応で、疲れたが良い思い出となった。

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