西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ピカソを「超える」画家・ジャクソン・ポロック←ジクムント・フロイト

2011-12-13 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
日曜日の美術番組(NHK)で、ピカソを「超える」画家ということで、若くして(1912~1956、享年44歳)亡くなったアメリカ人画家・ジャクソン・ポロックをやっていた。

まあ画布、画板等を床に置いてする「アクション・ペインティング」、上から絵具を動的に垂らす(ポーリングというらしい)技法を編み出した。

見ていると筆さばきなど「偶然」にも頼っているように見えるのだが、本人は「偶然に頼っていない」と言う。日本人アーティスト石井竜也さん、美術館の学芸員の大島徹也さんが色々語っている。

ピカソ以外、無意識を正面に据えたシュール・リアリズムの巨匠・ミロにも傾倒していたようだ。それを聞いていたら、無意識を「引きずり出した」心理学の創始者の一人・ジクムント・フロイトのことを思い出した。こういう風に「学問」と「芸術」はつながっているのだな。

ポロックの絵を見て石井さんは「神経や血管のネットワークのようにも見えるし、大都市を上空から見た景色のようにも見える」と言っていたが、確かに見る人によって色々に見えるのが特徴の一つだろう。

そして、その線や点の「上」にポロックの筆、ポロックの身体の動きをつなげて想像できるとゾクゾクしてくる。

「晩年」は、その抽象画から一部「具象」が現れたのも面白い。

石井竜也さんは「ポロックはピカソのように完成された画家ではなく、後輩の我々に大いなる示唆を与えた画家である」と、言っていたのが耳に残る。

画像検索:http://www.google.co.jp/images?hl=ja&source=hp&q=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3+%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF&gbv=2&rlz=1R2ADFA_jaJP451&oq=jyakusonn/porokku&aq=0r&aqi=g-r4&aql=&gs_sm=c&gs_upl=5528l11527l0l14772l17l8l0l0l0l0l952l6279l5-1.7l8l0&oi=image_result_group&sa=X

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1 コメント

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ピカソ (PineWood)
2015-09-08 09:57:52
ピカソ、マチスからポロックをへての現代美術の世界ですね。古代洞窟画から続く絵画形象の世界で現代人はそれらの美を貪欲に摂取してきたようです!インデイアンの砂絵などもポロックを大いに刺激しましたからー。
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