今夕のNHKラジオ第二放送20時からのカルチャーアワー「人間を考える」で脚本家のジェームス・三木さんが「ナポレオンとモーツアルトはどちらが偉いか」と問うて、「ナポレオンは確かにフランスを一時ヨーロッパの覇者にした功績があるかもしれないが、現代の我々の日々に殆ど影響がない。それに比べてモーツアルトには、生誕250年ということをおいても日々その曲を聞いて楽しみ癒されている。そういう意味でナポレオンよりづっと「偉い」、それが文化というものだ」と言った趣旨を述べている。そうだな、と一応思う。だけど世界史の運行の上では、ナポレオンがフランス人に与えた「自国の誇り」みたいな遺伝子は現代にも及んでいて、アメリカ帝国に対して異議を唱える国家気概(一種の「中華思想」だが・・)に通じているとも言えよう。でもやはり私にとっては、日々楽しませてくれるモーツアルトの方が「偉いのかなあ」と思う。今年はモーツアルト生誕250年で、今日テレビで特集をやっていて「レクイエム」(K626)を聞いた。過去のナポレオンとモーツアルトに関するブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/9d0f2ed3e61fc8f5fb037646376940a7
(写真は、ジェームス・三木さん)
(写真は、ジェームス・三木さん)
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