西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

坂東昌子さん(日本物理学会会長ほか)

2008-12-10 | 京都の思い出(助手時代)
月曜日からの『日経(夕刊)』で「ひとスクランブル 人間発見」欄に愛知大学名誉教授で、日本物理学会会長をされた坂東昌子さん(70)のインタビューが載っている。

坂東さんが京大理学部で「湯川秀樹研究室」の助手をされていた頃、私も工学部・西山卯三研究室の助手をしていた。坂東昌子さんよりご主人の坂東弘治さん(やはり理学部助手)を良く知っていた。恐らく職員組合活動、日本科学者会議活動を通じてである。色々教わり、色々叱られたりした。坂東弘治さんは、その後、福井大学教授から東大教授になられたが、50歳代で亡くなられた。残念だった。

当時、京大では組合活動や科学者活動では理学部が牽引車だったと思う。ノーベル物理学賞の益川俊英さんとも組合活動で面識があったし、亡くなられた永田 忍先生(当時助教授、生前、宮崎大学名誉教授)や佐藤文隆さん(京大名誉教授)らも知っていた。

坂東さんの長女は、京大建築の後輩で、そういう意味でも「つながり」を感じている。坂東さんは長女が生まれた時、退職する道ではなく働き続ける道を選ばれた。そこで子育てのため自宅に保育所を開設し、それがその後、京大の正式の保育所(「朱い実保育園」)となった。永田 忍先生の奥さんが園長先生だった。

その保育所に、私たちの娘が1歳から3歳まで通った。当時、共働きだったからである。お陰で、彼女は集団でもまれた結果、小学校にもスムーズに通った。

坂東昌子さん、ありがとう。彼女は、NPOを立ち上げ若手研究者を支援すると言う。陰ながら応援していきたい。

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