西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

超高層ビルは、やはり止めた方が良い

2011-01-12 | 住まい・建築と庭
今朝のテレビやラジオを見聞していたら、超高層ビル(まあ、20階以上、60メートル以上の高さ)に対する「長期周期揺れ対策」不十分とのことだ。

地震の揺れ周期には短期と長期が混じっていて、普通の2階建ての住宅や4階位のビルでは短期揺れが効いてくるが、高層、超高層になるにしたがい、むしろ長期揺れが効いてくると言う。

予想されている東海、南海、東南海などの巨大地震の長期揺れ波は5分間も続くこともあるようだ。現在、超高層ビルは2500棟もあり、毎年100棟ほど増えている。それらは主に東京、大阪、名古屋など大都市に集中している。悪いことに、それらがある関東平野、大阪平野、濃尾平野は、長い周期の地震波が伝わりやすいと言う。

まあ、一応、想定の巨大地震でもそれらの超高層ビルは、倒壊までは至らないようになっているが、大きく揺れるのは否めない。それらは平面的揺れというよりぐるぐる回る複雑な揺れともなる。家具が倒れたり、エレベーターが止まったりする。上階に行くほどひどいようだ。マンションなどでは上階ほど価格が高いのに・・・、何だか変だ・・・。

勿論、事前に家具を固定したり、住宅の場合は、居住者協力態勢構築などありうるが、本来、色々と問題があり、未だ完全に解明されていないのなら、そういう未成熟な超高層ビルは、止めた方がいいのではないか。私は、かって「超高層住宅は、何故おかしいか」を書いたことがあるが、そのときの考えは、変わっておらず、益々そう思う現象、事実が出てきていると思うのである。

過去ブログ(「超高層住宅」で検索):http://blog.goo.ne.jp/in0626/s/%C4%B6%B9%E2%C1%D8%BD%BB%C2%F0

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2 コメント

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Unknown ()
2011-01-22 18:14:20
ときどき、先生のブログを拝見しています。菅と申します。住宅を数件所有しているので、建築などに興味をもっています。
 6ヶ月滞納されて、提訴しています。裁判だと明渡しはその6ヶ月先になるのが普通です。
 残置物の処分費用、20万円から30万円も貸主負担です。
 一年近く、その間、ぬくぬくと、悪質滞納者は住宅を占拠しています。
 すぐれた住宅が多くありながら、空家が二割もあるそうです。住宅は人に利用されて初めて価値があるのですが、悪法・借家法が立ちはだかっております。
 一年近く、支払いなく住んでも、家主は何も言えない。出ろと、声をあらげれば、家主は、不幸行為として、刑事罰。
 レストランに入って、支払いがなければ、これも不法行為。
 ヘンな社会です。
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Unknown ()
2011-01-22 18:18:55
レストランに入って、お金を払わなければ、不法行為。
しかし、入居して、家賃を払わなくとも、債務不履行(約束違反)として、罪には問われず、と続きます
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