西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

オリンピックの種目変遷で思うこと

2008-08-22 | 時論、雑感
明後日の24日(日)でオリンピック北京大会が閉幕する。この2週間余り、結構テレビを見ていた。日本も頑張った方ではないか。

で、普通は見られない馬術や近代五種などもチラッと見た。今回の男子の野球や女子のソフトボールは次回のロンドンでは行われないようだ。普段、野球やソフトボールが盛んにやられていてオリンピックに出てくる国や地域は決まっていて、その他の国々等から「面白くない」との声もあり、次回やられないことになったようだ。

そこで、種目別に参加の国や地域の分布の広がりがどうなっているのだろう、と考えてみた。まあ、正確には「オリンピック種目の変遷と参加国・地域の変遷に関する考察」と言った「体育学」の論文テーマになるかもしれない。

ざっと見てみると「陸上」は、ちゃんとしたトラック、陸上競技場が一つあれば、何処の国や地域でも参加できる。普段の練習は学校の運動場、野原や道でも出来る。一方「水泳」は、海や川で遊びとしてできるかもしれないが、国中(学校等)にプールがないと練習にならない。淡水も結構入れ替えも含め必要だ。要するに金も技術も要る。だから参加国や地域は「陸上」より限定される。

「サッカー」は、ボール一つとゴールがあれば、何処でも出来るし、普段の練習は運動場、野原や道でも出来、「陸上」と似ている。しかし、今までFIFAによる世界選手権がオーソライズされた大会だったので、「世界大会」をオリンピックと二重にやるのにFIFAが抵抗し、出場選手に制限を設けたりしてオリンピックは「一段低く」位置づけられている。

「サッカー」があるのに何故「ラグビー」がないのか。「フェンシング」があるのに何故「剣道」がないのか・・・、色々考える問題がありそうだ。次回のロンドン大会までゆっくり考えてみたい。「4年間の論文課題」だな。

「体験して知る食事と運動」健康ディナーの体験

2008-08-22 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
昨日、夜、奈良女子大学の生協食堂に「健康ディナー」体験に出かけた。
これは、ひょんなことで頼まれた被験者体験なのである。事前アンケートに答えて持っていった。

この「健康ディナー」プロジェクトは、生活環境学部食物栄養学科 栄養教育研究室 四回生S. K.さんの卒業研究プロジェクトで、テーマは「健康づくり支援で用いる通信型自主学習教材が行動変容に与える効果の検討」というものである。

要するに、忙しくて、食物栄養情報などが希薄な層に対して、的確な自主学習教材を通信教育のように適度に与えることによって、以前の食事(や運動)行動に良い変化がどの程度もたらせるか、その自主学習教材はどのように作ったらよいか、という問題である。

それで20歳代から60歳代までの就労男女に呼びかけての、最初のスタートがこの「健康ディナー」体験なのであった。全部で60数人の被験者が集まったようだが、日を分けてスタートするようで、この日は、大人8人(女性5人、男性3人)(付随の子供2人)だった。女子大生二人がK.さんを手伝っていた。

最初に、指導の上田講師のミニ講義があった。バランスよい食事と適度な運動の入門編で約30分、お腹も空いた19時半頃から「ディナー」に入った。

メニューは、ごはん(150g,200g,250gの三種)、豆腐ハンバーグ(レタス、トマト付き)、煮物(かぼちゃ、じゃがいも、インゲン豆)、ゴーヤチャンプル、味噌汁(シメジ、茄子入り)で、ご飯の量に応じて672kcal,756kcal,840kcalと表示してあった。

自分で、ご飯の量を決めて実際に計って茶碗に盛る。私は150gで充分と思い、そうしたが、思ったより量があった。皆は歓談しつつ食を進める。私は、たまたま前に座られた上田先生と駄弁った。丁度4年前に赴任で、私が辞めるのと同時なので面識がない。初めて色々と話した。その日、地域の「健康調理教室」にも行ったことを話した。

食後、お茶を飲みつつ感想を言いあった。私以外は20歳代から40歳代の人たちであろう。肉を使っていないと思いきや、豆腐ハンバーグには、ひき肉を少し使っている。でも全体として、植物系で、確かに健康ディナーだが結構ボリュームがあった。ご飯の量の話、塩分の話などがあった。私は、他に健康と言うと、食事や運動のほかに休養(睡眠)という要素もあり、アンケートに休養(睡眠)のことも入れるべきでは、と意見を言っておいた。21時前に感想文を出して終了。

私は、教材が送られてこない「対照群」になった。11月にアンケートが送られてくるようだ。自主的食生活改善をしていこう、と思う。

こういう市民参加型の調査プロジェクトには、地域支援研究フォーラムならのプロジェクトとも位置づけて協力、取り組んでいきたい。