西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「パワフル奥さん」小芝ルリ子さんを訪ねて

2008-03-13 | 生活描写と読書・観劇等の文化
本日、木津川市加茂町にN.W.さんと「パワフル奥さん」とも言うべき小芝ルリ子さんを訪ねた。今度、我々の住む「けいはんな学研都市地域」(木津川市、精華町、京田辺市、枚方市、四条畷町、交野市、奈良市、生駒市)で、有志で「けいはんな市民雑学大学」を立ち上げることになり、講義する「市民教授」の第一号として小芝ルリ子さんにお願いすることになったため、ご挨拶に伺ったのだ。

小芝邸は、「山の上」、回りに畑もある。家は15,6年前に建てられた洋館、外国人の牧師さんが当初住んだが、事情で14,5年前に小芝さんが買い取ったという。ここに共に再婚の夫(元JRマン)と住むが、14年ほど前に、「ハーブ研究家」となり、又、夫との「丁々発止」の生活から「役に立つ夫会」を立ち上げ話題となる。元々は1945年、東京生まれ(62歳)、青山学院大学英米文学科出身、中学の英語・数学の教師となる。その後の経緯は詳しく伺わなかったが、塾経営もされ、ハーブ研究家、絵本作家(孫のために描いた『グランマのお散歩』がアメリカで認められる)、あちこちで講演、最近、楽器リコーダーにも取り組み「西村さん、音楽のない人生は楽しくないですよ」と言われた。私も「オカリナ」を始める羽目となったが・・・。

3階の屋根裏まで見せてもらった。全体に絨毯を敷いた洋館は一寸「いや」なようで、終の棲家は別につくりたい、という。息子の一人はアメリカの大学を出て、今は日本で設計事務所で修行中とのことだ。途中、「はあぶや」を訪れたという城陽市の夫婦が訪ねてきたが、「さあさどうぞ」と招じ入れ、夫さんにハーブティを炒れて頂いた。

とにかく、全部まとめきらないが、「けいはんな市民雑学大学」の第一回講義に相応しい人物だった。3月29日が楽しみだ。講義題は「心のドアーを開きましょうーパワフル奥さん人生自分流」となった。色々、私自身の生きかたにも参考となった。

写真は、小芝邸での「役に立つ夫会」風景


小芝ルリ子さんブログ:http://ha-buya.seesaa.net/archives/200803-1.html


奈良女子大退職教員の「思い」を読む

2008-03-13 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
最近送られてきた奈良女子大学の『学園だより』(Vol.83)を見ると、この3月に6人が63歳の定年で御退職のようだ。6人すべてが理学部関係者だ。こういうことも珍しい。何時もなら、各学部の人数には若干偏りがあるとはいえ、文学部や生活環境学部の先生方も含まれているのに・・・。

ご退職は(順不同、敬称略)、森本 徹さん(数学、構造数学)、池原健二さん(化学、機能化学、理学部長)、榮永義之さん(化学、機能化学)、落合豊行さん(情報科学、数理情報学)、矢野重信さん(大学院、機能性物質科学、研究科長歴任)、古川昭雄さん(共生科学センター)である。

皆さん、懐かしい。可愛い大学なので、全教員を殆ど認識できるのが良かった。例えば、池原さん等とは生協食堂で昼食を食べながら、あるいは、大分昔のことだが夜に研究室で飲みながらの学問談義、一度、ブログにも紹介している。
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/f6a5828d29d8417dccd72ca7ab24e784
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/88a3f2eb7617fe51f64bbdbd8605fb41

『学園だより』では、皆さん、奈良女での研究、教育生活は「良かった」とそれぞれの言葉で述べておられる。亡くなられた、私の先輩だった扇田 信先生が「珠玉のような大学」と言われていたのが思い出された。

皆さん、お元気で! 地域人間として、また「ネットワーク」をつくりたい。