西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

NPO地域支援研究フォーラムなら3年目へ(再)

2007-04-22 | 地域居住学
「NPO法人・地域支援研究フォーラムなら」は2年前、私が奈良女子大学を定年で辞めた時に奈良県に申請して発足した。私は、ひょんなことで平安女学院大学に再就職したため、そのNPO活動は最低水準で維持されてきた。今度、定年後3年目に入り、私自身の平安女学院における勤務形態が若干変わったので(原則的に月水金勤務)、火木で他の活動が出来ることになった。で、このNPO活動に一定のエネルギーを割こうと思っている。
5月に総会を開き新たな方針を決める。今日、事務局を支えるI.さん、A.さんと「事務所」のある「T.居住地」で事前相談をした。二つ、関連する新たな取り組みを提案する。一つは、団塊の世代が、地域に戻り「地域デビュー」するためのサポートに関する取り組み、もう一つは、関連するが基本的生活力(炊事、洗濯、掃除、育児、おしゃれ、買い物そして近所付き合いが普通に出来る能力)をつけるための取り組みである。他に生駒の商店街活性化の取り組みも継続して行なう。上記した二つは、取り組み費用を公募申請する予定。自主的にも、基本的生活力講座を開いていきたい。

俳句的生活

2007-04-22 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
今朝、起きると枕元に長谷川 櫂さんの『俳句的生活』という新書が転がっていてぺらぺらと見た。「切れ字のある切れ」(古池や蛙飛び込む水の音)「切れ字のない切れ」(旅人と我名よばれん初しぐれ、いずれも芭蕉)というところが面白い。で、テレビでNHK俳句を見た。選者は正木ゆう子さん(初選者、1952年生まれ、熊本県、お茶の水女子大卒)で、歯切れの良い選評だった。やはり「切れ」のことを強調、575を二つに切る、その切り方が重要、時々三つに切れるのがあるが、二つにまとめるべし、と言う。切れたところで、空間や時間が想像で無限に広がる感じだが、それが楽しいようだ。
海原に月の引力飾り海老 正木ゆう子

生活空間の立場からは、きっちり限定したいところだが、そうすると説明的になる恐れが大きい。生活は、「俳句的生活」がいいかな、と思う。
(写真は、正木ゆう子さん)