西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

NHKスペシャル「日本国憲法誕生」を見る

2007-04-29 | 時論、雑感
今夕、NHKTVのスペシャル番組で「日本国憲法誕生」を見た。この番組全体の主張は、日本国憲法は、GHQ(極東委員会等)の押し付けではなくて、日本の民間の「憲法研究会」(森戸辰夫等)の草案や議会等での日本側の主張も一定反映しているということだ。現在、安部総理等が「憲法改正」しようとしている「根拠」、「日本国憲法は、GHQに押し付けられたものだ」に対する事実に基づく反論だ。
だから、結論として、日米の良質の知性が合作で生み出したのが、現在の「日本国憲法」であるということだ。基本的人権条項(25条)などは日本から提案されたものなのだ。森戸辰夫がドイツ留学で感心した「ワイマール憲法」に範をとっている。来る5月3日の憲法記念日は、誕生から60年、還暦である。5月2日にも特別番組があるようだ。
過去ブログより:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/2ca7dde24a6585147588540666047583
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/ed4c0e06b091349497d947cabefb363e

フィリッピンから介護福祉士受け入れへ

2007-04-29 | 時論、雑感
日本政府とフィリッピン政府の合意で、来年度から2年で600人のフィリッピン人の介護士を受け入れることになった。ただ条件として4年生大学を卒業し、半年間は日本語の研修を必要としている。ちょっと厳しいかな。4年を越えて日本で働くためには、日本の介護福祉士の資格を取る必要がある。でも、とにかく2年間600人は「焼け石に水」だ。日本人の介護福祉士も減っている。仕事が「きつい」ためもあるようだ。j日本人の取り組みを増やすために色々工夫も必要だろう。「老老介護」(元気な老人が弱った老人を介護する、老人の気持ちが分かりコミュニケーションもスムーズの可能性大)、「青老介護」(青年がボランティアで老人を介護、経験者にプラスのことあり、とする。大学に入りやすい、会社に入りやすい等)も必要だ。
また、問題としてフィリッピン人等の外国人が増える場合、彼らの将来、即ち彼ら自身が介護が必要になった場合のことまで視野に入れたシステムづくりが必要だ。そうでないなら、昔の日本の「帰農政策」のような「帰国政策」を取るなら、「棄民主義」として批判されることになるだろう。何事にも長期的視野が必要だ。

OMソーラーを夏モードに

2007-04-29 | 生活描写と読書・観劇等の文化
我が家はOMソーラーハウスである。「そーら いい家でっせ」と洒落ている。で、今日はかなり気温も上がり陽光も強くなってOMの棟温度が50℃を越えている。そういう温度の空気が冬モードのまま室内に入ってくるとたちまち室内温度は25℃を越える勢い、そこで意を決して本日をもって夏モードに切り替えることにした。以後は秋まで夏モード、すなわち床暖房ではなく、お湯取りになる。風呂の湯等に使える。OMソーラーハウスの「衣替え」である。

新丸の内ビル

2007-04-29 | 住まい・建築と庭
今朝の『朝日』天声人語「・・一昨日、東京駅の空を削って38階建ての「新丸の内ビル」が開業した。向かいの丸ビルも5年前、37階に化けた・・」
「東京駅の空を削って」という所に、書き手の気分が現れている。友人の「よっつぐ」さんも建築と大空との関係は大事、と言っている。わが師の西山卯三先生も、大津のプリンスホテル(これも38階、丹下健三設計)について、琵琶湖上空の大空に突き刺さった異物のような、といった批評をされたことがある。高村光太郎が「智恵子は東京に空がないという・・」という詩を作ったが、あの時の空と今の空は違っているとは思うが、今の東京の空には、超高層が沢山突き刺さっている状況だ。

大空に超高層が突き刺さり赤き血潮の吹き出でており 市路