ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.5.20 エンハーツ28クール目 さらに減量24回目投与後9日目のこと 家事の後は、期せずしてお泊まりでお出かけ

2022-05-20 22:33:34 | 日記

 金曜日。夫は変則で休務日。
 昼から出かけることになっていたので、普段通りの目覚ましで頑張って起きる。瞑想ヨーガを終え、BSで朝ドラを見ながら朝食。夫が買ってくれた宮崎産アップルマンゴーが丁度良く熟れていて、とても美味。
 スムージーに少し入れたらバナナが負けてしまうほどの濃厚な味。レモンをたっぷり搾り、期間限定の美味しさを堪能する。

 食休み後は、体調不良で先延ばしにしていたお掃除タイム。夫はプランターに沢山育ったレタス等を間引きして株分けし、スーパーに買い出しに出かけ・・・とフル回転の働きだ。
 帰宅後は簡単ランチを摂っていざ、久しぶりに都心まで出発だ。

 車内のお伴は小池真理子さん(東雅夫さん編)の「私の居る場所 小池真理子怪奇譚傑作選」(角川ホラー文庫)。
 帯には「“家”に潜む仄暗い記憶が甦るー研ぎ澄まされた恐怖と偏愛。小説とエッセイを網羅した極上の作品集」とある。短編なので車内でも読みやすいが、不思議な作品の世界に入ってしまうと、ちょっと出てこられそうになくなる。

 さて、目的地は夫がチケットを頂いてきた某歌手のショー。この劇場に来たのはどのくらいぶりか。これまでは招待券が手に入っても平日開催だから、母や従姉に行って貰ったりしていた。特に好きな歌手というわけでもないけれど、せっかく自由人になったことだし、生で観られるのなら、と久々の参上である。
 昨夜、母にDuo通話でその旨告げたら、「夜遅くなるからどこかに泊ってくるのでしょ?」と言われる。全くそんなつもりはなく、夜真っ直ぐ帰宅するつもりでいたのに、母のひょんな一言から夫がホテル検索を始めた。
 すると、劇場から徒歩5分もしないところに新しいホテルが出来ているのを発見。
 東京2020オリンピックのインバウンドを狙った開業だったのだろう。オープンからまだ3年ちょっとだけれど、なかなか評判が良い。

 劇場に到着し、まずは招待券を指定席券に替え、同時にお食事券をゲットしてから、ホテルへ荷物を預けに向かう。チェックインまで1時間ほどあったけれど、お部屋の準備がOKとのことで通して貰えてラッキーだった。
 コロナ禍のため、平日は朝食を提供していないレストランも、土日は営業とのことで朝食もついているのが有り難い。

 さて開場まで2時間弱、部屋でまったり。アールグレー紅茶とホテル内のチョコレート工房からのウエルカムチョコレートで一服する。夫は早速ベッドでウトウトして鼾をかいている。本人は寝ていないと言い張るのだけれど、こういうウトウトが、夜眠れなくなる原因ではないかと思う。

 ショーは3部構成。第1部は昭和の作曲家に対するオマージュだったのだろうけれど、なんだかギャグが滑って酷かった。歌手が本業なのだからこんな中途半端な出し物はしないで良いのに、とちょっとがっかり。冗長な脚本の酷さに憮然として、失礼ながら拍手する気分にもならず。
 怒りにまかせたまま食事休憩。幕の内弁当を黙々と平らげる。幕間は正味30分もないので大忙し。どこに入ったのやら、といった感じ。

 第2部は若手歌手も含めた歌謡ショー、30分の休憩を挟み、第3部はご本人のワンマンショーだった。若手歌手は息子より2つ、3つ年下と同い年の方たち。芸能界はやはり厳しそうである。

 ということで終演は9時近くになった。押し出されるように劇場を後にする。
 夫がちょっと飲みたいと言うのでファミレスに寄る。私も何やら空腹である。治療後はずっと便秘気味で酸化マグネシウムを飲んでいるのに、腹痛になるだけであまり効果が出ない。しっかり食べないとだめなのである。

 そして部屋に戻ってきた。真っ直ぐ帰宅してもまだまだ車内だったろう。宿泊したのは正解だった。

 一方、息子は今夜も甲子園に一人野球観戦だそう。贔屓のチームはぎりぎりで同点にされて憤慨中である。
 明日はのんびり起きて、ホテルの朝食を楽しんだら、少し界隈を見物して帰宅の予定である。
コメント
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