ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.6.29 採血・レントゲン後診察、ランマーク18回目、カドサイラ(T-DM1) 23回目(減量13回目)

2016-06-29 22:05:06 | 治療日記
 今月2度目の通院日である。
 昨日は、仕事を終えてからSさんのスタジオで“瞑想ヨーガ”クラスに参加。これでようやく、前期(4月~6月末日)に6回の瞑想ヨーガのクラスに出席する、という課題が達成出来た。晴れて課外修了要件クリアである。
 Sさんのインド視察に同行して日曜日の朝帰国した3人のメンバーが参加しており、思いがけず嬉しいお土産をあれこれ頂戴した。クラスもなんだかインド風の新鮮な動きが沢山。マントラで始まり、身体をほぐす。太陽礼拝に続いてキールタンを歌い、瞑想して最後もマントラで〆。充実した1時間半のレッスンが終了。

 終了後はいつものように、受講者であるIさんに均整術をお願いする。鼠蹊部を重点的にほぐして頂く。ずいぶん緩みましたね、と言われていい気分。その後Sさんにご挨拶し、これから軽く食事に行くけれど、一緒にいかがですかと誘ってくださる皆さんに明日は病院なので、とお別れし、私鉄に揺られ、病院近くの常宿に前泊した。
 
 今朝は、恒例の熱めの浴槽足湯で身体の芯まで温めてから朝食を済ませ、チェックアウト。空は厚い雲に覆われてどんよりしているが、病院傍の公園に咲く紫陽花がとても綺麗。徒歩5分で病院到着。

 自動再来受付機もすんなり。ここで出てきた受付表の番号を見てびっくり。なんと0777。8年半通っているがこんなラッキーな番号は初めて。これは幸先が良い、と一人ニマニマする。採血受付でも待つことなくスムーズ。受付番号は早くも「中にお入りください」と出ており、そのまま部屋に入る。掲示板には7分待ちと出ていたが、すぐに番号を呼ばれた。
 今日はマーカー測定もあり、4本の採取。今日も検査技師のSさん。「今日もSさんですね。よろしくお願いします」とご挨拶する。「あ、○○さんは紙テープでしたね」とテープかぶれを覚えていてくださる。刺針も抜針も殆ど痛みなく無事終了。

 止血をしながら2階のレントゲン受付へ移動。受付番号を取って番号が呼ばれるのを待つ。椅子は待ち人で溢れている。それでも10分ほど待つと名前を呼ばれスムーズに撮影終了。
 再び1階に降りて腫瘍内科受付へ移動。ここまでで病院到着から僅か30分ほど。きわめて順調だ。受付で思わず「いい番号(0777)ですよね」と言ってしまう。クラークの方も「本当ですね!」と相槌を打ってくださる。受付表の写メを撮って夫に送ってしまう。こんな番号で悪い結果なわけがないでしょう!とコメント入りで。
 待合椅子は結構混んでおり、いつもの席が確保できなかったが体勢を整えて読書を開始した。

 今日のお伴は山本文緒さんの「なぎさ」(角川文庫)。
 帯には「家事だけが取り柄の主婦、ブラック企業勤めの元芸人。同じ悩みにそろそろ飽きろ。崖っぷちの人生に転機が訪れた!」とある。山本さんが体調を崩され執筆から遠のいておられた時期があったというのは何となく知っていたが、解説を書かれた堀本裕樹さんによると15年ぶりの長編なのだそう。その堀本さんの「自分をなんとか変えたいと思っている人や、変化していく自分に恐れをなしてブレーキをかけている人の背中を温かくそっと押してくれる物語」という推薦文が実に巧いと思う。

 主人公2人の語りで物語は進行していく。2人の視点を軸に様々な人間模様、複雑な肉親との間での問題が絡み合う。2人の変化するさまがとても良い。そして彼らを導く脇役たちもいい味がある。堀本さんの表現を借りれば「本書は間違いなく、現代社会における希望の一書である。」。読後とても温かく前向きな気持ちになれた。お薦めである。

 読書に没頭して気付けばあっという間に1時間以上経過。血圧測定は93-57、脈拍は78。その後ほどなくして“中待合へどうぞ”の番号が電子掲示板に出た。 
 中待合に入ってからも延々と待つ。結局1時間待ち、ようやく先生がお顔を出された。席に着くや否や先生から「大丈夫ですか」と問われる。「血糖値が低すぎます、と検査室から連絡が入ったんですが」とのこと。

 もともと血糖値は低いのだが今日は50そこそこで、フラフラしたり倒れたりするレベルだそう。「とりあえず大丈夫ですが、キャンディでも舐めておきます」とお答えする。やはりチョコや飴は携帯していたほうが良いようだ。

 「受付番号が良いので結果が悪いわけはないと思ったのですが・・・」と言ってみると「うーん、良いといえばそうとも言えるかな~」とのこと。既にPCに2枚のレントゲン画像が並んでいるが、5月に撮影したものとあまり変化が見られないようだという。確かに右下部、上部の丸い影、左中間部の細長い茎状の影の3つについて、それほど大きくなっているようには見えない。

 「ただマーカーがまた上がっているんですね」とPCのグラフを見せてくださる。3月に1度下がったのを最後に3か月連続の上昇、前回より1割強の増だ。「うーん、とりあえずカドサイラ(T-DM1)は続けるとして、そろそろCTを撮りましょうか」とのご提案。次回3週間後の診察前に造影CTの予約が入った。

 往生際悪く「もしここで治療変更となると8月から即開始になりますか。今年の夏はかなり酷暑のようなので、出来れば少し粘れれば・・・」と言ってみる。「夏のご予定があるなら8月中まではカドサイラで、9月からでもいいですよ。うんと大きくなっていなければ、ですが」とのお答え。すっかりその気になる。ただでさえ暑さで体調を崩しやすい時期に治療薬変更は出来れば避けたいのだ。

 「こうしたお天気なのでなんとなく胸痛はありますが、体調は落ち着いており、精神的にもとても良い状態です」と言うと先生がPCにその通りメモ入力されている。
 診察室での検温は36.6度。採血の結果、白血球は4,700。好中球は29%。血糖値以外は特に問題なさそうだ。
 CTの同意書にサインした後、「今日はランマーク注射もありますね、薬はどうしますか」と訊かれ、「前回同様で結構です」、と3週間分の2種類の漢方、デノタスチュアブル、ヒルドイドローション、ロキソニン、パタノール点眼薬を処方して頂き、ご挨拶をして診察室を後にした。

 化学療法室へ移動し、待ち時間に夫やお友達に報告LINEやメール。
 中待合に入ってからが長かったので、リクライニング椅子は結構埋まっている様子。15分ほど待ってOkさんから内側の席に案内される。

 ポートの針刺しはKbさん。殆ど痛まずラッキー。前回、針刺し名人Oさんにポートが随分「刺した感」があると言われたのですが、と尋ねる。すると、「6年近く使っており、刺す場所は毎回ほぼ同じなので、ポートを覆う皮膚も常に内出血しているというか赤紫色に変色しているが、ポートを埋め込んでくださったA先生がとてもお上手だったので(A先生が埋め込んだポートには)トラブルはごく少ないし、今のところ逆血にも問題がないの長く保ってほしいですね。」とのこと。まあ心配し過ぎずに自然体でお任せしよう。

 30分程待って薬が届き、点滴開始。Okさんにランマーク注射もして頂く。あれこれお喋りしながらゆっくり打って頂いたので痛まずにラッキー。
 読書に没頭しているうちに順調に終了。終了時の血圧測定と抜針はSさんが来られる。115-74、脈拍は64と問題なし。Sさんは本当に静かに衝撃がなく抜いてくださる。思わず「お名前通りですね。ありがとうございます」とお礼。

 ご挨拶して化学療法室を後にする。掲示板を見ると主治医はまだ午前中の診察が終了しておらず、備考欄には「90分遅れ」とあった。大変なことである。20分ほど会計を待ち自動支払機へ移動。採血、レントゲン、注射、点滴の3割負担、13万円強をカードで支払う。

 外に出ると雨は降っていないが雲が厚い。蒸し暑い。薬局では3,4人の方が待っていたが、今日は抜かされることなく30分も待たずに済んだ。今日も2,000円強のお支払いはキャッシュで。

 前泊のお蔭で前半はスムーズだったが、後半が押せ押せになったので、病院と薬局の滞在時間は合わせて6時間。駅ビルのランチタイムに滑り込んで、血糖値上昇対策と称して、しっかり3時のおやつのデザートも付けたお昼を頂いた。

 ほぼ一日の病院滞在は顎が出る。最寄り駅のスーパーでお寿司を買って帰宅した。
 今日は早く休みたい。
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2016.6.27 人との繋がり、とかくこの世は・・・

2016-06-27 21:41:30 | 日記
 先週のものだが、読売新聞のネット記事でなるほどな、と思うものを見つけた。
 世の中、便利になってもつくづく人という生き物は贅沢なもので、その悩みは尽きることがない。こうしてブログを書くことも良いこと悪いこと、常に表裏一体であることを忘れてはならないと実感する。抜粋して転載させて頂く。

※   ※   ※(転載開始)

読売オンライン 深読みチャンネル
当然? Facebookから逃げ出す若者たち(ITジャーナリスト 高橋暁子2016年06月22日)

 若者のFacebook離れ――。昨今、そんな言葉がメディアでよく取り上げられるようになった。
 ソフト開発会社・ジャストシステムが日本国内の15歳から69歳までの男女1100人を対象に実施した「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」(16年4月)によると、Facebookを「現在利用している」と回答した10代の割合は27%。前年同月の調査の45%から大幅に減少した。全年代のFacebook利用率は36%で、1年前からほぼ横ばいとなっており、年代別に見ても10代の減少ぶりが突出している。
 一方、ネットリサーチ会社「マクロミル」が実施した「2016年 新成人に関する調査」によると、15年度に成人を迎えた若者のFacebook利用率は36.6%で、12年度の48.8%から12.2ポイント低下している。

親や先生ともFacebookでつながる異常事態
 若者のFacebook離れは、世界的な傾向だ。なぜ、そうなってしまったのか。
 それは、今のFacebookが、「中高年の交流場」となってしまっていることが大きな理由の一つだろう。若者たちは元々、同世代の友だち同士でつながり、コミュニケーションしたいという欲求を持っている。そのためにSNSは大きな役割を果たしてきた。ところが、親の世代もSNSを利用するようになるなど、若者から高齢者まで、あらゆる世代が同じサービスでつながるという“異常事態”となってしまったのだ。
 あらゆる世代が同じサービスでつながったことで、10代が友だちと楽しく盛り上がっているところに親が介入してきたり、学校の先生から指導が入ったりするようになる。そこで、親や先生にやりとりを見られたくない若者たちは、Facebookから離れ、LINE(ライン)やTwitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)など、親世代の利用がまだ少ない他のSNSにコミュニケーションの場を移してしまった。それが、「若者のFacebook離れ」の正体だ。
 一方、Facebookを使い続ける中高年たちは、評判のレストランでの食事の感想を書き込んだり、楽しかった旅行の様子を報告したりと、自らのリア充ぶりをアピールする。そんな中高年の自慢話に若者たちがウンザリし、Facebook離れがさらに進むという具合だ。

 (中略)

 SNSが普及し始めてから既に10年以上が経っている。今の10代の若者たちは、物心がついたころにはSNSがあった世代だ。彼らはSNSありきの“評価社会”が当たり前となっており、いつも他人の視線を気にし、他人がどう思うか、他人から評価されるか、友だちと比べてどうかを気にしながら生きている。そのことが、このところよく取り沙汰される「SNS疲れ」を呼び起こしている。ユーザー同士でコミュニケーションを重ねるうちに気疲れしてしまうのは、大人も同様だ。
 人間は、根源的に人とつながりたい欲求を持っている。そこで生まれたのがSNSだ。人と人とをつながりやすくし、コミュニケーションしやすくするサービスは、爆発的な人気を博した。ところが、つながりたい欲求は持っているくせに、つながり過ぎるとストレスを感じるのが人間というものだ。
 一人では生きられないくせに、つながり過ぎると見えを張ったり、劣等感を感じたりして楽しめなくなる悲しい動物なのだ。他人との距離感が分からなくなったり、自分のリアルの生活よりSNSが大切になってくる者も現れてくる。

 (中略)

 人と人とがつながることによって問題が生じ、軋轢を生み、それでも人はSNSを使いたいと思うだろう。人間同士のコミュニケーションには正解がなく、悩みは尽きないように、SNSを使い続ける以上、悩みから解放されることはない。SNSは、生きている限り続く、人間関係そのものだからだ。人類は、なんとも罪なものを開発したものである。(後略)

(転載終了)※   ※   ※

 私自身はFacebookやTwitterを使っていないし、今後も使う時間的余裕はないだろうな、と思っている。一方、LINEにはずいぶんお世話になっている。色々なグループから途切れることなくLINEで連絡が入ったりすると、間をおかずに返事をしなければ・・・というえも言われぬ強迫観念に襲われることがある。何かに追われている焦燥感はたびたび経験しているし、それがSNS疲れであるということも容易く理解できる。

 息子の世代はこうしたSNSを自由自在に駆使しているけれど、傍から見ていると常にスマホをチェックしていてそれは大変そう。もし私が彼のFacebookやTwitterを覗いたりすれば、それは息子にとっては鬱陶しい以外の何物でもないだろう。

 若者たちが中高年のリア充自慢にうんざり、というのも納得出来る。美味しい食べ物、楽しい旅行やイベントへの参加、そうしたものを頻繁にアップ出来る人は経済的にも時間的にも余裕のある中高年の筈。当然全員ではないけれど、そういうものが引っ切り無しに送られてくるとなると、比べる必要はないのに、なんとなくその雰囲気に飲み込まれて、はて自分は・・・と心穏やかにいられなくなるというのも良く判る。

 ヨーガの智慧として学んだ人付き合いの4つの鍵から言えば、素晴らしい経験をしている人には「良かったですね!」と讃えてともに喜び、自分も一緒に幸せな気分になることだ。素直にそう出来ればいちいち落ち込んだり、焦ったりすることもないだろう。

 ふと我が身を振り返ってみると、このブログで病気の治療も仕事も趣味も頑張っています、精一杯生きています、とあれやこれやと記事をアップするのも、読み方によってはリア充自慢に映っているのかもしれない。
 そもそも自分の記録に限定するというなら、あえてこうしてブログにアップすることなく、自分だけが読めるベタ打ちの日記に留めておけばいいのだから。

 もちろん、治療記録を残すことは後に続く同病の方たちに何かしら参考になれば、という思いからだ。とはいえ365日毎日治療だけしているわけではない。私の人生、全て病気に乗っ取られているわけではない。

 ささやかで平凡だけれど、日々を暮らす上でこんな素敵なことがありました、こんな嬉しい体験をしたのでシェアさせて頂きます、ということも書き残すのは、ブログを通して人(それがたとえ実際に交流があるわけでない方たちであっても)と繋がれたらいいなと思うからだ。そして、もしこれを読んで頂くことで一緒に幸せになって頂ける方がおられるならなお嬉しい、という気持ちなのだけれど・・・。
 なかなか悩ましいものである。
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2016.6.25 週末に思うこと

2016-06-25 21:06:01 | 日記
 今日は6月最終土曜日。とはいっても大学院説明会の開催日ということで、一日出勤であった。
 昨夜それは酷い雨風だったので、一体どうなることやらと案じたけれど、おかげさまで曇天ではあったが、雨は免れて心底ほっとした(とはいえ湿度がとても高く、サウナのような蒸し暑さの中、走り回って汗だくになった。)。もちろん雨が降ろうが槍が降ろうが、真剣に出席しようという学生さんは万難を排して参加してくれるだろうけれど、迷っている人たちの出足が悪くなるのは選挙と同じだなぁと思う。

 選挙といえば、知事選の日程も決まり、参院選は公示が始まり、その影響で例年なら一般職員と若干ずれる予定だった幹部職員の異動も繰り上がって学内はドタバタしている。それにしても短い任期であれよあれよと人が変わる。こちらの事務室も昨夏の転入後1年足らずの上司に異動の内示が出た。本当にサラリーマンたるもの、辞令一本で何があろうと今の仕事はハイ、そこまで。ああ、無情である。

 さて、火曜日に記事をアップした後の3日間、更新が空いた。現在、お世話になっているブログ運営会社によるアクセス解析の無料サービス中である(普通は有料契約をしていないと見られない情報。そのお試しサービスを使ってみて、良かったら契約してね、といったところだろう。)。
 1日24時間のうちのどんな時間に何人の方が見に来ているのか、何頁の閲覧があるのか、どういう検索用語でここに辿り着いているのか、それは詳細に教えてくれる。

 更新をしなければ訪れる方が少なくなるのは道理なので、アクセスを上げようと思ったら、定期的にきちんと更新する、更新回数も1日1回ではなく、もっと頻繁にアップする。そして、こちらの解析を利用して検索でヒットしそうなタイトルをつけ、キーワードを入れ込むなど、いろいろな工夫が出来ますよということだろう。

 そこで、どういう検索用語で辿り着いたのか見てみたところ、その中に「チェア、逝く」という検索用語があって思わず笑ってしまった。

 「チェア」って私のこと?よくわからないけれど、ロッキングチェアというHNは長いし、ブログの題名全部が判らなくても、これでヒットするのだからまあ十分なのかもしれない。そのほかにも「揺り椅子 がんブログ」やら「乳がんブログ ロッキング」やら、まあ、いろいろと検索する方も大変なことである。

 もちろん私はまだ「逝っては」いません、元気ですよ、と言うには更新するに限るのだけれど。そもそもいわゆる闘病ブログが長くなってくると、哀しいかな、だんだん病気が進行して、更新が途絶え、そのままになってしまったり、旅立ったというお知らせがあったり、ということが少なくない。
 となるとあと数ヶ月で7年続けていることになるこのブログは、それなりに細く長くしぶとい類に入るのかもしれない。

 おかげさまでこうして日々を淡々と心穏やかにごく普通に送ることが出来ている。もちろん生身の人間だから、抱えている病が原因ではなく、突然生を断ち切られることがあるかもしれない。けれど、少なくとも今治療している病が原因で近々逝くなどということがないようにきちんと治療を続けながら、まだまだしぶとく生きていきたいと思っている。


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2016.6.21 雨の夏至、頭痛のち笑顔

2016-06-21 21:56:16 | 日記
 今日は夏至。あいにく朝から雨。九州地方の大雨もとても心配で、知人にLINEでご様子伺い。無事なご様子でほっとする。

 さて、今日6月21日はヨガ発祥の国・インドのモディ首相が国連で提唱し、177カ国の賛同を得て昨年採択された「国際ヨガデー」。一昨日まで指導者養成コースでご一緒した数名のメンバーは、Sさんご夫妻と一緒にこのイベントを本場で経験してくる、というプライスレスな喜びに満たされた旅に出かけている。心だけはご一緒させて頂いているのだけれど。
 国内でもあちこちで記念イベントがあったようだけれど、私は通常通りの出勤。夫は飲み会で夕食が要らないというし、元気があれば夜にヨガスタジオで汗を流せたらいいなと思っていた。

 それにしても梅雨の時期だから仕方ないというものの、この不快指数の高さといったら。湿度満載のお天気には辟易する。
 こうしたお天気には必ず存在感を発揮する胸痛と、一昨日の太陽礼拝等による筋肉痛で身体がミシミシいっている。今年は雨量が足りず、取水制限もあるというが、職場では相変わらず冷房はおろか除湿もされていないから蒸し暑さがこの上ない。
 昔から鼻が利くほうで、様々な匂いには敏感なのだけれど、最近どうもますますそれが研ぎ澄まされていて、特にこんな蒸し暑い日には、沢山の人たちの汗と体臭で思わず吐きそうになる。頭も重いし、ロキソニンを飲もうかと悩むなんとも冴えない火曜日である。

 午後からは雨が上がって晴れ間が広がり、より一層蒸し暑くなった。
 そして、帰宅すると今月2回目のお花が届いていた。
 前回届いた薔薇が思いのほか保たず、長持ちする薬を入れたり、水切りをこまめにしたりと頑張ったけれど、3日くらいで枯れてしまった。
 数年来このお花屋さんにお花を届けて頂いているが、いつもびっくりするほど新鮮で、2週間はおろか、うまくすると次の次の回まで保つことも珍しくなく、今までこんなことは殆どなかった。一応お知らせしたところ、お詫びのメールがあり、今日は+αで品質保証のタグが付いた白い大輪のカーネーションが2本とオレンジのスプレーカーネーションが3本、おまけでついてきた。
 黄色いLAリリーが3本、紫のネギ坊主のようなギガンジュームが2本、ロベヤシの葉がが2本。花言葉はそれぞれ「威厳」、「不屈のこころ」、「勝利」だそうだ。

 そんなわけでお花が沢山。ジメジメと冴えない気分が少し明るくなった。やはりお花はいいものだ。そして笑顔で過ごすことは本当にいいものだと思う。
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2016.6.19 瞑想ヨーガ指導者養成コース前期100時間無事修了!

2016-06-19 23:25:55 | ヨガ
 瞑想ヨーガ指導者養成コース前期最終日。今日は昨日よりは少し涼しいようで、ほっとする。朝からコースメンバーのLINEは大忙し。コース修了に当たって、Sさんにサプライズでお礼のプレゼントを贈ろうということに即決。

 スタジオに到着し出席を取った後は、ドキドキのおさらいの時間だ。まずは各人が籠に入ったくじを引く。そこにはサンスクリット語が。
 私が取ったのは「イーシュヴァラ」という言葉。この世界の創造の源である純粋な愛を意味している。同じ言葉のくじを取った人同士がチームになる。3人チームが8つ、2人チームが2つで28人だ。

 おさらいのテストはSさんが悩んだ末に選んだ“遊びながら学ぶ”というゲーム形式のチーム戦であるという。この12日間、100時間で学んだ事項が書かれたジュニアナカード(智慧のカード)が184枚。これにチャレンジすることで、前期で学んだことの中の「これだけは知っておきたい」というポイントをおさらい出来るという優れもの。

 当初制限時間90分で開始したが、これがなかなかどうして難しく、悩ましい問題が沢山。3人揃えば文殊の智慧、と皆で頭を捻りながら2時間たっぷりかかってもまだ終わらない。この12日間でこんなに頭を絞ったのは初めてではないか。
 神経衰弱のカルタ取りのようで、水分補給も忘れて取り組んでいるうちにだんだん気が遠くなってきて、集中力が途切れそうになる。小休止の間も続けて、時間終了。答え合わせと解説であっという間に午前中が終わってしまった。

 そして、お昼休みを返上してSさんへのプレゼントを買いに出かけてくださった方たちからLINEで実況中継の連絡が入る。なんと有り難いことか。
 今日も、明日からSさんとご一緒にインドに行かれるお二人とイタリアンカフェへ。水分補給もして、少し元気になる。本当に人間というのはよく出来ていて、頭を使うと自然に身体も動かしたくなってムズムズしてくる。ヨーガは、頭と身体の両方をバランス良く使うことが出来ることも大きな魅力だと思う。

 午後の前半に答え合わせを終えて、チームごとに採点。点数はさておき、どこがあやふやだったのかが明らかになったことが大きな収穫だ。そして、ここは是非と言われたポイントは抑えられていたので皆でガッツポーズ。

 身体を動かす前に一仕事。4月にこのコースが始まった時、ペアになってお互いの立ち姿、前屈、後屈、捻りのポーズ等を写真撮影した。今日はこの3か月でどんな変化があったか、ということで同じポーズで再度写真を撮り合う。
 確認してみると、歪んでいた立ち姿がまっすぐになり、前屈が随分進歩していた。嬉しいことである。

 そして、身体を動かす前に各々の関節や筋肉の動きのチェックポイントをおさらいし、マントラ付きの太陽礼拝を繰り返す。30分ほど動き続け、シャバーサナ。ああ、なんて気持ち良いのだろう。キールタンを数曲歌って、もう残り時間は1時間を割っている。

 ここで、皆で輪になってこれまで学んだヨーガの智慧を日常でどう生かしていくか宣言していく。私は「(将来のことを必要以上に不安に思わず、変えることの出来ない過去を思い煩うことなく)“今”を笑顔で幸せに生きていくことを誓います」と一言。

 皆の発言が一通り終わった後、最後の瞑想に入る。皆も一緒に祈ってほしいことがある人は手を挙げて発言する。私のため(体調について)に祈りたいと言ってくださる方もおられて、感謝することしきりである。
 自分のために、それぞれの大切な人のために、世界が幸せであるために身体がじんわり熱くなるほど素晴らしい瞑想タイムだった。

 Sさんが仰るには、自分が純粋な愛で満ちた存在であることに気付いた人たちの瞑想は素早く具現化するとのこと。きっと明日からは、この学びを活かした素晴らしい毎日が待っていることだろう。

 一人ひとりがSさんから100時間指導者養成コースの修了証書を頂く。嬉しい。皆で修了証書を持って記念撮影。満面の笑顔がこぼれる。

 Sさんへのプレゼントは、素敵な色のヨガウェアと皆の寄せ書きのメッセージカード。そして全員でハレルヤのキールタン合唱。Sさんが大喜びしてくださって何よりだった。昼休み返上で準備をしてくださったTさんたちにも頭が下がる。何て素敵な方たちとご一緒出来たのだろうと胸が熱くなる。
 Sさんに今期の御礼を言い、後期もどうぞよろしくお願いします、とご挨拶してきた。既に10月からの予定もしっかり手帳にメモしている。

 それにしてもこの3か月、我ながら若くて健康な方たちに交じってよく頑張り抜いたと思う。こんなにワクワクドキドキで、毎日が宝石箱を開けるような喜びに満ちた学びを経験することが出来て、素直に嬉しい。快く送り出してくれた夫にも感謝だ。

 最寄り駅まで夫が迎えに来てくれて、買い物後、夕食を摂って帰宅した。
 明日からまた新しい1週間が始まる。週末は休日出勤も控えており、ハードな日々が続くけれど、体調管理をしっかりしながら、笑顔で幸せな日々を送りたい、と思う。
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