今日は、3週間ぶり今月3回目の通院日。
一昨日、月曜日の夕刻より、何やら眠気と怠さが酷かった。早寝をしたものの、昨朝は酷い頭痛と怠さで起きるのがやっと。おかしいと思って検温したところ、7度8分。午前中に会議があるし、普段ならちょっと無理しても出勤する程度の熱だ。かなり迷ったが、通院日を翌日に控え、治療中止になるとまずいし、金曜日からは夏休みで出かけることもあり、観念して休暇をとった。予定外の2連休になってしまい、トホホである。早くも夏バテだろうか。昨日一日、食欲も殆どなく、寝ても寝ても怠さと眠気がとれず、終日うつらうつらしてベッドから離れられなかった。結局、朝昼晩と3回ロキソニンを飲み、なんとか平熱に戻して、今朝を迎えた。
夫を送り出した後、家でまったりしている息子にちゃんと塾に行くようにと言い置いて出かける。陽射しが燦々でないのが救いだが、蒸し暑さはかなりのものだ。昨日一日寝ていたこともあり、足取りが頼りない。最寄駅の私鉄もJRも電車は順調。いつものようにウイルスブロッカーをペンダントにして首から下げて立っていると、前に座っていた私より年配の女性が「座りますか?」とブロッカーを指差しながらおっしゃる。「これはマスク替わりなので、大丈夫です。」と説明。ずっとこうして下げていても、そんなことを言って頂けたのは初めてだ。途中駅で降りられたので、お礼を言って座らせて頂く。予定通り病院に到着した。
自動再来受付機にIDカードを通し、診察前のレントゲン、採血ともないので腫瘍内科受付へ直行する。待合椅子はまだそれほど混雑している気配はない。呼吸を落ち着け、自動血圧測定機で計測。93-60、脈は85。受付から20分ほどで「中待合へどうぞ」の番号ランプが点く。
その後、中廊下で20分ほど読書をしながら待つと、先生が診察室からお顔を出された。
ご挨拶した後、「さて、3週間、どうでしたか。」と。最初の10日ほどは、痛みは朝1錠のロキソニンで落ち着いていたが、先週月曜日には胸痛がやや強く、夕方もロキソニンを飲んだこと、先週水曜日の職場健診時、消化器検診後の下剤が効きすぎて丸2日酷い下痢に苦しんだこと、歯科治療ではゾメタ休薬中なので、と抜歯の案をお断りして、奥歯2本を同時に被せる治療にしたこと、新たに神経の残っている歯に虫歯が見つかり、麻酔して削る治療をしなければならないが、問題はないかどうか、昨朝頭痛と怠さと発熱があり、朝昼晩とロキソニンを飲んで終日休養したこと、をお話しする。診察室での検温は6度3分。今朝もロキソニンを飲んだ所為か、無事平熱に下がっている。
先生には「いろいろありますね。治療があるので大事を取って良かったですね。歯の麻酔は大丈夫でしょう。今日は予定通り(ハーセプチンとフェソロデックス)両方やりましょう。」と言われる。次回は3週間後に採血、レントゲン、ハーセプチンの予約が入った。次回の検査結果により、当日のハーセプチン投与を中止して、薬のチェンジになるかどうかを訊くと、ハーセプチンは結果に関係なく投与するとのこと。もし更に増悪があるなら早めにCTで確認して、9月から薬のチェンジにしましょう、とのこと。薬はやはりラパチニブとゼローダだという。
「9月ならペルツズマブはどうですか。」と言ってみると、「ペルツズマブはハーセプチンとタキソテールのセットが基本だが、タキソテールはかつて大変だったので難しいだろう。抗がん剤は何を使用せよというしばりはないが、奏功の保障があるのはタキソテールだけ。同じタキサン系のタキソールは多分大丈夫だろうが、例えばエリブリンと組ませても果たして効果があるのかどうかわからない。今のうちにラパチニブとゼローダを使った方が良いと思う。この後T-DM1等が出てくると、使う時期を逸してしまうので使えるうちに。」とのこと。
先日HER2セミナーを受講したことをお話しすると、「この1年でHER2治療の体系が大きく変わることになる。ペルツズマブ、更にはT-DM1の優先順位が高くなり、ハーセプチンのバイオシミラー(バイオジェネリック)が出てくる。ハーセプチンを続ける患者さんが少なくなって(ハーセプチンで儲からなくなっても)問題ない、というところまで来ている、とのこと。
ハーセプチンでもう十分元を取ったので、次なる市場、とのことらしい。とりあえず来月末までは薬の変更がないことを確認して、化学療法室へ移動した。
ほどなくしてOkさんにベッドに案内され、15分ほどしてIさんがポート刺針。まあまあの痛みでほっとする。その後15分ほどして薬が届いて、Kbさんが今日の担当である。ハーセプチンと生理食塩水の2本は、1時間半ほどで無事終了。点滴終了後の血圧は101-60。抜針もKbさん。衝撃はかなりあったが、痛みはそれほどでもなかった。
それから同じベッドにうつ伏せになって、フェソロデックス注射。うつ伏せで足の指を内側に入れてリラックスするポーズはヨガのリラックスポーズと同じなんですよ、という話や、明後日からの休みの話題等で気を紛らわせながら左、右それぞれ2分半かけてじっくり注射。やはり今日も右の方が痛む。しっかり止血して頂き、無事終了。注射終了後の血圧は100-57。
腫瘍内科受付で会計を待つが、なかなか呼ばれない。本を読みながら待合で座っていると、懐かしいお顔が笑顔で近寄ってきた。かつて化学療法室にいらして、今は病棟に異動になっている化学療法認定看護師のKさんだ。昨秋の入院時にも病室に顔を出してくださったことを思い出す。「お元気そうですね。」と声をかけて頂く。今の治療や状況をお話しし、「なるべく病棟ではお会いしないようにします。」とお別れする。
そうこうしているうちに、ようやく呼ばれたと思ったら確認がまだ取れないのでもう少々お待ちください、とのこと。再度呼ばれて今度こそ、と思うと、前回計算ミスがあって精算があるため、今日は自動精算機でなく窓口でお願いします、と言われる。結局、会計と支払で40分以上かかり、病院滞在時間は4時間ほどだった。
外に出ると、陽射しはそれほどではないが、やはりじわっと暑い。昼休みの時間帯で駅周辺の歩道はかなり混雑している。いつものとおり両腰が重くだるく、あまり早く歩けないので、マイペースで人にぶつけられないように慎重に駅まで歩く。途中駅まで戻り遅めのランチを頂く。念のため、とロキソニンを飲んでおいた。
夫は、今夜は宴会。息子と2人の夕食を済ませ、一人でいると何やら早くも眠くなってしまう。
明日1日出勤すれば、明後日からは我が家の夏休み、である。
一昨日、月曜日の夕刻より、何やら眠気と怠さが酷かった。早寝をしたものの、昨朝は酷い頭痛と怠さで起きるのがやっと。おかしいと思って検温したところ、7度8分。午前中に会議があるし、普段ならちょっと無理しても出勤する程度の熱だ。かなり迷ったが、通院日を翌日に控え、治療中止になるとまずいし、金曜日からは夏休みで出かけることもあり、観念して休暇をとった。予定外の2連休になってしまい、トホホである。早くも夏バテだろうか。昨日一日、食欲も殆どなく、寝ても寝ても怠さと眠気がとれず、終日うつらうつらしてベッドから離れられなかった。結局、朝昼晩と3回ロキソニンを飲み、なんとか平熱に戻して、今朝を迎えた。
夫を送り出した後、家でまったりしている息子にちゃんと塾に行くようにと言い置いて出かける。陽射しが燦々でないのが救いだが、蒸し暑さはかなりのものだ。昨日一日寝ていたこともあり、足取りが頼りない。最寄駅の私鉄もJRも電車は順調。いつものようにウイルスブロッカーをペンダントにして首から下げて立っていると、前に座っていた私より年配の女性が「座りますか?」とブロッカーを指差しながらおっしゃる。「これはマスク替わりなので、大丈夫です。」と説明。ずっとこうして下げていても、そんなことを言って頂けたのは初めてだ。途中駅で降りられたので、お礼を言って座らせて頂く。予定通り病院に到着した。
自動再来受付機にIDカードを通し、診察前のレントゲン、採血ともないので腫瘍内科受付へ直行する。待合椅子はまだそれほど混雑している気配はない。呼吸を落ち着け、自動血圧測定機で計測。93-60、脈は85。受付から20分ほどで「中待合へどうぞ」の番号ランプが点く。
その後、中廊下で20分ほど読書をしながら待つと、先生が診察室からお顔を出された。
ご挨拶した後、「さて、3週間、どうでしたか。」と。最初の10日ほどは、痛みは朝1錠のロキソニンで落ち着いていたが、先週月曜日には胸痛がやや強く、夕方もロキソニンを飲んだこと、先週水曜日の職場健診時、消化器検診後の下剤が効きすぎて丸2日酷い下痢に苦しんだこと、歯科治療ではゾメタ休薬中なので、と抜歯の案をお断りして、奥歯2本を同時に被せる治療にしたこと、新たに神経の残っている歯に虫歯が見つかり、麻酔して削る治療をしなければならないが、問題はないかどうか、昨朝頭痛と怠さと発熱があり、朝昼晩とロキソニンを飲んで終日休養したこと、をお話しする。診察室での検温は6度3分。今朝もロキソニンを飲んだ所為か、無事平熱に下がっている。
先生には「いろいろありますね。治療があるので大事を取って良かったですね。歯の麻酔は大丈夫でしょう。今日は予定通り(ハーセプチンとフェソロデックス)両方やりましょう。」と言われる。次回は3週間後に採血、レントゲン、ハーセプチンの予約が入った。次回の検査結果により、当日のハーセプチン投与を中止して、薬のチェンジになるかどうかを訊くと、ハーセプチンは結果に関係なく投与するとのこと。もし更に増悪があるなら早めにCTで確認して、9月から薬のチェンジにしましょう、とのこと。薬はやはりラパチニブとゼローダだという。
「9月ならペルツズマブはどうですか。」と言ってみると、「ペルツズマブはハーセプチンとタキソテールのセットが基本だが、タキソテールはかつて大変だったので難しいだろう。抗がん剤は何を使用せよというしばりはないが、奏功の保障があるのはタキソテールだけ。同じタキサン系のタキソールは多分大丈夫だろうが、例えばエリブリンと組ませても果たして効果があるのかどうかわからない。今のうちにラパチニブとゼローダを使った方が良いと思う。この後T-DM1等が出てくると、使う時期を逸してしまうので使えるうちに。」とのこと。
先日HER2セミナーを受講したことをお話しすると、「この1年でHER2治療の体系が大きく変わることになる。ペルツズマブ、更にはT-DM1の優先順位が高くなり、ハーセプチンのバイオシミラー(バイオジェネリック)が出てくる。ハーセプチンを続ける患者さんが少なくなって(ハーセプチンで儲からなくなっても)問題ない、というところまで来ている、とのこと。
ハーセプチンでもう十分元を取ったので、次なる市場、とのことらしい。とりあえず来月末までは薬の変更がないことを確認して、化学療法室へ移動した。
ほどなくしてOkさんにベッドに案内され、15分ほどしてIさんがポート刺針。まあまあの痛みでほっとする。その後15分ほどして薬が届いて、Kbさんが今日の担当である。ハーセプチンと生理食塩水の2本は、1時間半ほどで無事終了。点滴終了後の血圧は101-60。抜針もKbさん。衝撃はかなりあったが、痛みはそれほどでもなかった。
それから同じベッドにうつ伏せになって、フェソロデックス注射。うつ伏せで足の指を内側に入れてリラックスするポーズはヨガのリラックスポーズと同じなんですよ、という話や、明後日からの休みの話題等で気を紛らわせながら左、右それぞれ2分半かけてじっくり注射。やはり今日も右の方が痛む。しっかり止血して頂き、無事終了。注射終了後の血圧は100-57。
腫瘍内科受付で会計を待つが、なかなか呼ばれない。本を読みながら待合で座っていると、懐かしいお顔が笑顔で近寄ってきた。かつて化学療法室にいらして、今は病棟に異動になっている化学療法認定看護師のKさんだ。昨秋の入院時にも病室に顔を出してくださったことを思い出す。「お元気そうですね。」と声をかけて頂く。今の治療や状況をお話しし、「なるべく病棟ではお会いしないようにします。」とお別れする。
そうこうしているうちに、ようやく呼ばれたと思ったら確認がまだ取れないのでもう少々お待ちください、とのこと。再度呼ばれて今度こそ、と思うと、前回計算ミスがあって精算があるため、今日は自動精算機でなく窓口でお願いします、と言われる。結局、会計と支払で40分以上かかり、病院滞在時間は4時間ほどだった。
外に出ると、陽射しはそれほどではないが、やはりじわっと暑い。昼休みの時間帯で駅周辺の歩道はかなり混雑している。いつものとおり両腰が重くだるく、あまり早く歩けないので、マイペースで人にぶつけられないように慎重に駅まで歩く。途中駅まで戻り遅めのランチを頂く。念のため、とロキソニンを飲んでおいた。
夫は、今夜は宴会。息子と2人の夕食を済ませ、一人でいると何やら早くも眠くなってしまう。
明日1日出勤すれば、明後日からは我が家の夏休み、である。