ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.9.30 義母のお別れの儀式、決まる

2013-09-30 20:45:28 | 日記
 夫は、昨夜は義妹宅に泊まり込み、今朝から義妹夫婦と葬儀社との打ち合わせ等を終え、夕方一旦帰宅した。長男ゆえ喪主ではあるが、同居していた義妹夫婦が葬儀の施主であり、葬儀は義妹宅近隣のセレモニーホールで執り行われる。
 私は、昨夜は夫からの指示により、郷里の菩提寺の住職、親戚縁者へのもろもろの電話連絡等を終えて、今朝は通常通り出勤した。夫から一連のセレモニー日程が決まったという連絡を受け、休暇の届や仕事の事前調整を行った。

 明日一日おいて、通夜が10月2日、告別式は3日となった。
 息子は明日が後期の始業式。式典の後、センター試験の志願表を提出したらすぐに通常授業が開始だ。明日・明後日と普通に登校し、明後日は学校が終わり次第直接、義妹宅へ合流させる。3日の告別式の日のみ忌引き休暇をお願いする予定だ。
 私は2日が通院日にあたっているが、変更することもなく治療後に実家の母と落ち合って義妹宅に向かい、通夜に出席することになった。その後、一泊して翌日の葬儀に参列する。
 明日と金曜日は通常通り出勤出来ることになった。今週1週間体調管理をしっかりして、周りに迷惑を掛けないようにしなくては、と思う。

 昨夜から暖かいお悔みのコメント、お悔みメールを頂きました方々、どうもありがとうございました。
 夫も、皆様のお気遣いにとても感謝しております。皆様にくれぐれもよろしくお伝えください、とのことです。
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2013.9.29 義母、逝く

2013-09-29 20:14:02 | 日記
 昨夕容態が良くないと連絡があった義母が、本日9月29日18時20分、肺炎による心不全のため亡くなりました。享年92歳。一昨年12月に脳出血で倒れ、2年近くの闘病でした。本当にこれまで良く頑張ってくれました。

 今朝、夫が一人見舞いに出かけ、18時に帰宅したばかりのことでした。今週末には息子も連れて見舞おうと言っていた矢先のこと、3人で夕食を摂っていると義妹からの電話。病院から容態が変わったので、急ぎ病院に来てほしい、との連絡があったとのことでした。
 その後、19時に「18時20分に息を引き取った」という連絡があり、夫は再び義妹宅へ向かいました。
 夫方の姓を継ぐ唯一の男の子の孫ということで、息子は義母には本当に可愛がってもらいました。その息子、大きな体を震わせて声を上げて号泣しています。

 まだ詳細は決まっておりませんが、ここ数日はブログの更新が難しくなるかと思います。
 私の具合が悪いというわけでは決してありませんので、どうぞご心配されませんよう。
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2013.9.28 ちょっと不調な土曜日―つぼみの会出席と義母のこと、Kさんのこと

2013-09-28 20:07:04 | 日記
 今日は、元気だったら朝のヨガベーシックのクラスに参加してから、4か月ぶりのつぼみの会に直行する予定でいた。
 目覚ましをかけていたものの、朝、体が重くて胸痛もあり、だるくて起きられない。この半年、すっかりハマって、朝と夜の2回観ていた、朝のNHK連続テレビ小説が最終回を迎えた。来週の月曜日からこの時間をどうしよう、というほど淋しい気分なのに自分でも驚く。こんなことは初めてかもしれない。
 とりあえずヨガはキャンセルし、ベッドの中でBSを含めて2回の放送を見終えてから、のそのそ起き出して遅い朝食を摂った。
 寝坊助の息子を起こした時には既に9時を回っていた。結局、彼はお昼の再放送を観てから塾に行った模様。

 いつものように朝食後ロキソニンを飲み、洗濯を干してから出かける支度をするが、なかなか薬が効いてくれない。皆の前で仏頂面をしているわけにもいかず、何より都心まで出て具合が悪くなるのはいただけない。予定の特急に乗ることが出来なかったので、先に始めてください、と幹事さんにメールする。結局、15分遅刻して会場のレストランに到着した。既に6人のメンバー全員が揃っていたというのに、オーダーも待たせてしまい、申し訳ないことだった。
 気付けばまた、あっという間に2時間が過ぎた。皆が皆、親の介護や家族の病気等、いろいろしんどい状況の中、頑張っていることに励まされる。次回4か月後の再会を約束して解散した。

 その後、夫と待ち合わせし、買い物しながら帰宅した。その途中、義妹から電話が入った。ついこの前の日曜日に見舞ったときには穏やかに落ち着いていた義母の容態が悪いという。心臓と腎臓の機能が下がっているそうで、医師の話では、逢わせておきたい人がいれば連絡を、とのことだった。急きょ、夫は明日様子を見に行くことになった。
 一昨年の12月に倒れて以来、これまでも誤嚥性肺炎や心不全等、度重なる危機を無事乗り越えてきた義母だ。今回もきっと頑張って乗り越えてくれるわよ、と夫を励ましつつも、やはり心配なことである。

 そんな中、嬉しいニュースが入った。今月半ばから緊急入院されていたプチ虹のサロンのKさんが、ようやく明日退院出来ることになったそうだ。1週間の予定で入院されたのだが、結果として半月に延びてしまわれ、ご本人もご家族もさぞかし大変だったことだろう。帰宅されても無理せず、のんびり養生して頂きたいと思う。来月元気なKさんに再会するのが今から楽しみである。
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2013.9.27 職場婦人科検診結果受領

2013-09-27 19:55:36 | 日記
 今朝は冷え込んで昨夜と変わらず風が冷たかったが、日中は本当に良いお天気になった。
 秋晴れの抜けるような高い青空を振り仰いで大きく深呼吸するだけで、とても幸せな気持ちになる。生きているってやっぱり素晴らしい、まだまだ死にたくないものだ、と素直に思う。気付けば何やら1人でにこにこしながら(ちょっと、いや、かなり?変なおばさんですが・・・)掲示物を貼るために学内を歩いた。
 つい最近まで鬱蒼と青々としていた木々の葉が、早くも色づき始めた。来週からは10月、金木犀が香り出すのも、もうまもなく。

 ようやく週末。3連休明けで4日間しかない1週間だったが、通院やら保護者会やら研修やらで、殆ど落ち着いて椅子を温める時間がなかった。今日は、火曜日同様マルマル1日職場にいられる日。9月修了の学生の修了式もあり、今年度も折り返しだな、としみじみ思う。
 息子の学校の左腕のエース君は、記者会見でプロ入り志望を表明したという。いよいよそれぞれが進路を決めて行く秋が深まってくる。

 さて、標題のとおり3週間前に受診した婦人科検診の結果が届けられた。
 婦人科は「異常所見なし、今回の婦人科健康診断では異常所見を認めません。なお、今後気になる症状があるような場合は婦人科を受診することをおすすめします。」とある。診察所見、超音波断層撮影とも「異常所見なし」、子宮頸部の細胞診はNILMの陰性。
 一方乳腺科は、(左)術後所見:管理継続、(右):のう胞(疑)、要経過観察(1年後)ということで、検診日に診察してくれたドクターから言われたとおりだった。診察所見では(右):異常所見なし、(左):術後所見だったから、超音波断層撮影でようやくわかる小さいのう胞(疑)だったわけだ。
 とりあえず、これで当面今の治療を続けて行けばよいということがわかってほっとした。

 今日は夫がまだ使い切ってなかった夏休みを取ってくれた。秋休み中で、ともすればずっこけそうな息子の監督者を務め、「夕食当番も任せて!」と言って、朝、送り出してくれた。有難い金曜日である。
 かく言う私も夏休みは未だ消化出来ていない。今年は特例で10月一杯夏休み取得期間になっているので、残りは通院日に当てようと考えている。
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2013.9.26 許されるならやっぱり働き続けたい

2013-09-26 19:56:24 | 日記
 昨日の朝日新聞のネット記事で気になるものがあったので、以下転載させて頂く。

※  ※  ※(転載開始)

がんによる損失、最大1.8兆円 厚労省研究班推計(2013年9月25日 朝日新聞)

【岡崎明子】がんにかかったことで、通院で会社を休んだり、仕事の生産性が落ちたりして、年間最大約1兆8千億円の労働損失が生まれている可能性が、厚生労働省研究班の研究でわかった。こうした推計は国内で初めて。働く意欲のある患者を支援する動きもあり、研究班は「対策を取ることで損失を減らせるかもしれない」と指摘する。
 国立保健医療科学院の福田敬・上席主任研究官らは2011年度の国の統計をもとに、20~69歳で働いている人ががんになった際の労働損失を推計。対象は最大40万人と見積もった。
 入院や通院で会社を休んだ場合など治療による直接的な損失は約4500億円。うち女性の乳がんは約550億円と最も多かった。乳がんは40~50代の働き盛りの年代で発症する人が多い上、術後も通院期間が長いことが理由として考えられる。
 治療日以外の労働状況についても、一般の人と同じ程度に働けるかどうか、仕事を辞めていないかなどの間接的な労働損失を推計。仮に全員が辞めてしまった場合の損失は約1兆3800億円となり、治療による損失と合わせると最大1兆8千億円になる可能性があるとした。

(転載終了)※  ※  ※

 1,8兆円という額は1人の労働者としてはちょっとピンとこないほどだけれど、こと乳がんの直接的な損失が最も大きい、ということにはとても納得する。
 働き盛りでの発症に加え、術後の経過観察も、他の部位の同じ病気は5年で卒業証書をもらえるのに、倍の10年。何とかの深情け、のような病である。更に再発してしまえば一生のおつきあいだ。けれど、日進月歩の治療により、再発してからの予後も間違いなく長くなっている。

 現にこの私も、再発治療を始めてもうすぐ6年。当初はとてもこんなに元気に生き長らえて普通どおりの生活(もしかすると、発病以前よりもプライベートな時間についてはよほど充実しているかもしれない。)を送り続けられるとは思わなかったし、これまで通りフルタイムで働き続けられるかどうかなど全く自信がなかった。
 いろいろピンチもあったし、心が折れそうになったこともあった(今もそうならない、という確たる自信はない。)。けれど、振り返れば何とかかんとかやってきた。もちろん職場の理解や家族の協力、患者仲間との励まし合い、旧友たちの思いやりに囲まれてとても恵まれている、ということが大きいのだけれど。
 皆が皆、そうした恵まれた状況でないことは十分理解しているつもりだ。

 以前も書いたけれど、だからこそ、この病気になったからといって今就いている仕事を辞めないでほしい。治療費は間違いなくかかる。1万円札を千円札と思わないとやっていられないほどの感覚だ。特にこれから出てくる新しい薬はどれも高価だ。
 今まで働いているなら、使える制度を目いっぱい味方につけて、なんとかしがみついて(言葉が悪いかもしれないが)ほしいと思う。 そうしていれば、きっと道は開けると思うから。
 そういう世の中が良いとは決して思わないし、変えて行かなければならないのだけれど、病気を抱えたまま一旦辞めてしまったら、今よりキャリアアップしてより収入の良い仕事に就ける人は稀なのではないか。病気のことをノーコメントにして仕事に就くかどうかも、再発なく経過観察だけであれば十分ありだと思うが、再発治療を抱えていたらそれも難しいだろうから。
 それでも辞めるしかない、と思うのはあまりにもったいない。もちろん治療等で働けない時間は当然あるけれど、それ以外の時は上手くコントロール出来るようになっているのだから。

 今日は午後から研修の為、本庁まで出向いた。早めに終わって直帰出来たので、いつもより少し早く帰宅出来るかと喜んだが、私鉄の遅延により、結局、いつもより遅くなってしまった。最寄駅を降りると、冷たい風が強く吹いており、肩をすくめ帰り道を急いだ。
 
 フェソロデックス注射をした夜は、いつも腰の痛みでどちらに寝がえりを打っても痛みがあって眠りが浅いのだが、昨夜は疲れていたこともあり、夜中に痛みで起きることもなく無事に睡眠を取ることが出来た。
 このまま、少しでも長く今の治療が続けられば本当に嬉しいのだけれど。
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