ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.12.21均整術師養成応用コース補講日参加、さよならSさんスタジオ

2019-12-21 22:56:09 | 均整術

 先月半ば、均整術の集いグループラインでK先生からのお誘いがあった。「9月末でSさんのスタジオがクローズしたことで、今後、均整術師養成コースをこの場所で開催する確率が低い。今期の応用コース補講日に在校生・卒業生ともにSさんスタジオでの最後の均整術を楽しみませんか、ささやかな打ち上げもあります。」とのこと。
 暮れの土曜日ではあるが、特に予定を入れていなかったし、体調さえ問題なければ出来れば参加させて頂きたいとお返事をした。もうSさんのスタジオに通うこともないかと思うと、ちょっとセンチメンタルな気分も後押しして。

 それが今日である。ほぼいつも通りに起床し、朝食の支度を整えて夫を起こす。朝の連続テレビ小説を視、身支度をして出かけた。お腹は相変わらず緩いがなんとか落ち着いてくれたようでほっとする。
 思えば、昨夏、卒業生として参加させて頂いた均整術師養成講座第8期生の前期基礎コース最終日以来、均整術とはすっかりご無沙汰で、1年5か月ぶりである。今年3月、息子の引っ越しの時、ハッスルしすぎた夫が腰痛でへばった時、ちょっと施術した程度の体たらく、ダメダメ卒業生である。今日はこっそり邪魔にならない程度に静かにしていよう・・・とスタジオに向かう。

 開始5分前に到着。受付でK先生とご挨拶し、打ち上げ用のお菓子をお渡しする。ロッカールームに入ってびっくり。瞑想ヨーガ講師養成コース等でご一緒したMさんが今期応用コースに参加されているそうで、ばったり。
 スタジオに入るとマットが思いのほかのびのびと敷かれている。今期の生徒さん6名に卒業生が私を含めて2人という贅沢な人数でスタートした。

 このスタジオは既に10月から別のヨガスクールとしてスタートしているので、ヨガマットもブロックもラグも全てこれまでのSさん時代の備品とは変わっている。伺う度に毎回ご挨拶したガネーシャ像もないし、掛け時計も違うもの。場所は確かにSさんスタジオだけれど、もうSさんのスタジオではないのだな、とスタジオの纏う雰囲気が変わったことを改めて思う。
 
 K先生から「その後(均整術を)やっていますか?」と一人一人に声がかかる。私は「なかなか(施術の練習をする)機会がなく夫や自分にする程度です・・・」と俯き加減でお答えする。
 まずは15分×3で45分から、その後20分×3で60分の施術が出来るようになりましょう、ということで、これまでの手技のおさらいからスタ-ト。私は第1期生の大先輩・Kさんとペアを組ませて頂いた。あおり法で筋膜リリースし、指圧で圧迫し、こう打法で施術をすることで血行が良くなり血流がアップしていく。椅子に座って20分ずつ施術しあった後は、背骨に指圧しつつ親指の刺激を上にあげる感じの手技を、被験者として先生にやって頂く。

 ビフォー・アフターでアップドッグのポーズをしてみると、身体のつまりが取れているのが実感できる。胸骨や鎖骨でもこの方法が使え、こちらは自分でも出来るという。これもまたペアで施術。その後は足の施術でうつぶせ、仰向け・・・・と全身がゆるゆるに緩んでいく。途中から去年の卒業生のIさんたちが加わる。

 施術をしながら、なるほど、こうだったな、と色々思い出す。足で行う施術では、副作用の末梢神経障害による痺れのためにイマイチ感覚が繊細になり切れないため、恐々と足を動かす。強すぎて痛めては大変だし、弱すぎては物足りないだろうし、そのあたりの塩梅がうまく調整出来ず、忸怩たる思いが残る。そして練習しないと駄目だな、という当たり前なことが良くわかる。

 施術して頂く側になると適度な圧がかかり気持ちよくウトウト。けれどこと凝りのある部分に触れられると、うう、と声が漏れる。あちこちからそんな声が聞こえてくる。
 いつの間にか身体の表も裏も手も足もすっかり緩んでほぐれたところで、午前中の部が終了。1時間のランチタイム休憩になる。

 途中からいらしたIさんと、「このスタジオに来たら、やはりまずはここでしょう!」とタイ料理レストランを目指す。相変わらず満員御礼で少し待ったけれどちゃんと入れてラッキーだった。お気に入りのトムヤンパッタイに舌鼓。単品でもボリュームたっぷりのところ、ランチタイムは生春巻きとスープもついて大満足。ほぼ完食。
 スタジオに戻ると、SさんがT君を連れて遊びにいらしていた。均整術養成コースはこのスタジオで初めて開いたコースでもあり、その最後の日ということで見届けにいらしたとのこと。T君は9月に会った時にもましてあんよがしっかりして、ご機嫌でママのお膝に乗ってランチタイム中。抱っこはさせてくれなかったけれど、笑顔で写真を撮らせてくれた。ここでSさんとK先生を囲んで参加者の記念撮影を済ませ、Sさんはスタジオを後にされた。

 後半開始。午前中ペアを組んだKさんは午前でお帰りになり、ハタフローヨーガインテンシブコースでご一緒し、秋からインストラクターを本務に切り替えたという均整術師養成コースでは先輩・2期の卒業生Fさんが午後から参加され、ペアを組む。被験者は仰向けになって上半身を足で施術してもらう。手の下に置いたラグも、新しいスタジオになってからの備品だ。交代で施術しあいつつ、新しい手法も教えて頂き、充実した時間が流れる。

 後半はペアをチェンジして、なるべく男性・女性のミックスペアになる。私は今期9期生の女性と当たった。最終課題は30分の施術を相手のリクエストに応えて行うというお題だ。右腕と肩、左の腰というリクエストを頂き、とにかく手と足を動かして30分施術をなんとか終えた。
 私はお任せでお願いしたが、お上手でびっくり。気持ちよくてこのまま眠ってしまいたい感じ。正味6時間近く均整術三昧、すっかり堪能した。今日一日、ペアを組んだ相手を3時間近く施術し、ペアを組んだ相手から3時間近く施術してもらっている計算になる。もう身体は緩々でだるだる。このまま眠ってしまえたらどんなに幸せか、と思う。

 こうして満ち足りつつもぼーっとした感じでクラスは終了。このまま帰る方もいるので、とまずは皆で集合写真撮影。その後、マットを中心に集めて打ち上げの宴。お茶やジュースで乾杯し、先生から差し入れて頂いたお菓子や皆が持ち寄ったお菓子や果物等をつまんで40分ほど歓談した。

 一昨年、私たち7期生は20人もの受講生だったけれど、今期9期生はその半分くらいの人数で密度の濃い時間を過ごされたようだ。こうして卒業生として参加させて頂け、1期からの先輩たちとも交流出来る有難さを思う。K先生によれば、来年からは定期的にスキルアップ講習会やワークショップも考えておられるという。スタジオはまだ本決まりではないようだが、K先生のご実家も改装されたそうだ。体調をみながら参加出来たらいいな、と思う。

 着替えを済ませ、先生にお礼のご挨拶をして、スタジオを後にする。帰路は自宅が同じ方面のIさんと乗り換え駅からもご一緒した。夫が駅まで迎えに来てくれて、食料品等の買い物を済ませ帰宅。スーパーでカートを押しながら、身体が緩み過ぎてだるすぎて、早く家に帰りたいという感じ。

 帰宅後は洗濯物を畳み、洗濯機を廻して干し終えた。夕食当番は夫にお任せ。お昼がとてもボリューミーだったので、残念ながら打ち上げでも沢山並んだお菓子を殆ど頂けなかったし、空腹感もあまりなく、早くコテンと寝てしまいたいと思いながらそうもいかず。片付けものをしたり、こうしてブログを書いたり・・・自業自得以外の何物でもないが。

 明日、夫は朝から東京横断でお友達の家まで伺い、忘年会だという。私は家で掃除やら片付けやら年賀状書きやら、やらなければならないことは目白押し。マイペースで今日の余韻を楽しみながら過ごす予定である。
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2018.7.21 たっぷり眠って、均整術師養成前期基礎コース最終日参加

2018-07-21 21:39:13 | 均整術
 言っても仕方ないけれど、とにかく言わずにはいられないほど、今日も暑い。洗濯は干す傍からあっという間に乾くので有難いけれど、朝からとんでもなく暑い。昨夜はタイマーをセットした冷房が止まっても目覚めることなく、朝の連続テレビ小説に間に合うようにかけた目覚ましが鳴るまでよく眠れた。テレビを視終わった後も、再びだらだらと惰眠をむさぼった。
 さすがにしぶとく寝ていられないほど暑くなり、のそのそと起きたら夫が朝食を準備してくれた。
 食後はあれこれ片づけて夕飯の下ごしらえをチョッピリした後は、拭き掃除。少し動くと本当に汗が滲む。掃除を終えたらあっという間にお昼の時間。これまた夫が素麺を茹でてくれたので有難く頂く。

 今日は3週間前に卒業生として参加させて頂いた均整術師養成講座第8期生の前期基礎コース最終日。K先生にご連絡して卒業生参加OKを取ったので、また午後からSさんのスタジオに出向いた。
 それにしても暑い。車内は冷房が効いているけれど、ホームに降りてちょっと歩いただけでグッタリ来る暑さ。外は刺し込むような陽射し。屋外で作業をするのは自殺行為といった感じだ。
 スタジオに到着すると受付のAさんがお迎えくださった。着替えてスタジオに入ると、土曜日コースの3名の受講者と金曜日コースの1名の受講者、そして参加者のお母様、お姉様の2人が被験者としていらしていた。私が加わって7名というとても贅沢な環境だ。

 マットに座ると糖尿病等生活習慣病と食事の摂り方の質問に答えておられるところだった。
 まずは先生が被験者のお二人の悩みを聞き、デモンストレーションの手技スタート。今日は前期最終日なので、これまで習った手技を使って1時間の均整術を各自がコンプリートするとのこと。
 先生の技を見ながら、なるほど、そうだったと色々思い出してくる。今日もSさんとペアを組んでお互いに施術開始。まず座って頂いて肩回り、首回り、頭部をほぐした後はうつぶせで、背骨、肩甲骨、腰、お尻や太腿から足先まで。大体20分ほぐすことで身体は大分楽になる。40分コースならこれを2セット、60分コースならこれを3セット、と分割してローテーションで行う方が凝りが取れやすくなり、時間調整もうまくいくという。
 次に左を下に横向きになって首から腕、お尻や膝もほぐしたら、反対に右を下に横向きになって同じ施術。最後は仰向けになって前腿、膝下をほぐして、足首をけん引したり圧迫したり膝を左右に動かしたりして身体を緩める。ヨーガでレッスンの最後に必ず行うシャヴァーサナは脳の再学習タイムで身体を休ませるために必要なアーサナだが、これと同じ原理。ただし有料で施術するとなると、こうした(何もせずにいる)時間を取るのはなかなか難しいので、かかとをゆすったり足を上げて鼠径部を伸ばしたりしながら休んで頂く。

 先生のデモンストレーションを思い出しながら、まずは私からSさんの施術。終わったら交替。Sさんはまだ5日目とは思えないほど習ったばかりの施術をご自分のものにしている感じで素晴らしい。凝っている部位は「ううう」と声が漏れたが、ほぐれてきたらもううっとり眠くなる。適度に涼しいスタジオで極楽の1時間を過ごした。
 すっかり身体が緩んでほぐれたところで、残り時間は15分ほど。最終日の修了式授与である。無事に受講生の方々が修了証書を手にして先生とツーショットで写真撮影。皆で拍手である。

 無事修了を祝して、皆で冷たいお茶で乾杯し、先生から差し入れて頂いたお菓子をつまんで30分ほど歓談。昨年の7期生は20人もの受講生だったので、質問時間も遠慮しがちだったけれど、こんなにアットホームに先生に何でも聴ける環境の8期生はとてもラッキーですね、というのが卒業生としての率直な感想だ。
 着替えを済ませ、先生にお礼のご挨拶をして、スタジオを後にする。「また後期も遊びに来てね」と言って頂き、ご機嫌で駅まで。夕方も遅い時間だというのに、まだまだねっとりした熱風がほぐれた身体に容赦なくまとわりつく。私鉄を乗り継ぎ、夫にお土産のタルトを買い、頼まれた食料品等を買って帰宅した。おぼろの半月と夕焼け色に染まった空がとても綺麗でついつい空を見上げる。

 帰宅後、土日に限らず夕食当番の出番が増えている夫が整えてくれた夕食を有難く頂く。
 たっぷり眠ってよーく身体をほぐして、すっかりリフレッシュした幸せな土曜日だった。今日もぐっすり眠り、明日は4週間ぶりの合唱練習だ。

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2017.11.19 均整術師養成コース 後期応用講座最終日、修了証書授与!

2017-11-19 21:14:37 | 均整術
 昨夜は日帰り温泉で沢山の種類のお風呂にのんびり浸かり、身体の芯まで温まってタクシーで帰宅。早々にベッドに入り、お手洗いに起きることもなくぐっすり眠った。
 今朝は洗濯物を干し、夫と2人で朝食。寝坊助の息子には声をかけずに、簡単に夕飯の支度も済ませてから家を出た。当の息子には実家に届け物のお使いを頼み、母と一緒にランチをしてもらうことに。
 やはりまだ痛み止めのロキソニンは手放せない。今日も冷え込んではいるが、青空が広がる初冬らしいいいお天気だ。

 電車ではラッキーにも席を確保して、スタジオ最寄り駅に到着し、予定通り30分ほど前にスタジオ入り。一番乗りのNさんとK先生と一緒にマットの準備。金曜日コースの方たちは一昨日修了したが、今日に振替た方が多いらしく、マットは9ペアの18枚。いつものように出席簿にマルをつけ、ガネーシャ像にご挨拶して身体を解しながら始まりを待つ。いよいよ最終日の今日、慣れ親しんだHさんとのペアだ。

 最初はいつものように質問タイム。身体の相関関係の種類や、鼾や歯ぎしりの原因、手術をした後の方の施術や高齢の方の施術、産後で骨盤が元に戻らない方の施術等、既に実践している方から次々に手が挙がる。
 ひとしきり質問への回答が終わったところで、前回の膝の施術の応用編からスタート。踝の内果と外果側のどちらが下がっているのかチェックした後、あおり法で施術する。これはヒップアップにもなるという。実際にペアになって実践すると、その即効性のある効果にいつもながらびっくりする。下がっている側は捻挫しやすかったりするようで、整える意義は大きい。これは自分で強めに擦過することでも行うことが出来るそうだ。

 鼠径部靭帯を和らげると、膝だけでなく腎臓にも効くという。これも、自分でうつ伏せになって手をグーに握って鼠径部に入れ込んで身体をゆらすことで、同じ効果があるそうだ。まあ、自宅等で黙ってやると(あまりに面白い姿勢なので)家族にびっくりされるだろうから、予めアナウンスする必要がありますが、と先生。同様に中臀筋も自分の手をカップにして仰向けでグリグリということが可能だそう。

 午前の部の後半は、鼠径部が硬い人はお腹も硬い、となると一日の終わりに下肢の浮腫みが酷くなるというお話から。先日来の浮腫みで懲りた私としては他人事ではない。下肢の浮腫みは膀胱を支える筋肉が弱くなっていることが原因でもあり、夜中のお手洗いや頻尿等の症状は、耳が冷たい人にも多いという。これは耳を揉むことで緩和される。また、排尿を我慢する行為はある程度は必要で、念のため、と早めに行くことを繰り返すと頻尿になり易いとのこと。とはいえ、我慢するのは腎臓に悪いので・・・ということで、腎臓へのアプローチをペアになって実践。腎臓の位置に施術者の両膝を当てた姿勢で相手には万歳したまま身を委ねてもらう。うんと身体が伸びて気持ち良い。
 胸椎や腰椎の動きにくい所を一つずつ動かすと一気に身体が変わることもある・・・等々どんどん応用のアプローチが広がっていく。

 そしてあっという間に午前の部が終了。今回も大阪や北海道からの参加者がおられる。最終日なので是非ゆっくりお昼を摂ってきてくださいということで、いつもより10分長い昼休みになった。迷わずHさんとタイ料理レストランへ急ぐ。待つことなく奥の2人席に座れ、これまた待たずに注文が出てきて、美味しく頂いた。なんと参加者のうち計8名がこのレストランに。もう一つのタイ料理レストランにも数人が出かけたようだ。スタジオの近辺は、実に多彩な多国籍レストランの宝庫である。すっかり満足して食事を終えたが、まだ昼休みが30分もあったので、Hさんと一緒にカフェで珈琲を買ってスタジオに戻る。先生が待機されており、皆であれこれお喋りに花が咲く。

 午後は、これまで習得した技は30分から40分で一通り出来るが、最初のうちはどうしても時間がかかるので一人1時間差し上げます、実際にやってみましょう、といういわゆる卒業試験。1時間も施術することが出来るのだろうか・・・とちょっと不安になる。

 K先生と全員じゃんけんをして、勝った人が先生のデモンストレーションのモデルになるということに。びっくりしたことに、20人近くいる中で私が一回目に一人で勝ってしまった。(一人だけパー子なのか・・・)そしてまずは座って、うつ伏せで、仰向けで、と先生直々に30分施術して頂く。

 身体が大分解れてほんわかした状態で、Hさんに更に1時間の施術をして頂く。痛気持ち良くって眠ってしまいそう。Hさんは汗をかきかき申し訳ないくらい一所懸命施術してくださって感激。
 続いて今度は私の番。1時間なんてとても・・・と思っていたけれど、教えて頂いたことをあれこれやっているうちに本当に1時間。頭の先から足の先まで全身の施術が出来てしまった。途中、汗もかくし、喉も乾くし、それでもとにかくやり切ったという充実感で一杯。

 先生が仰るには、最初のうちはわからなくなってもとにかく手を止めず、指圧や牽引をしながら考えて続けること、同じ人に対して施術をするのも良いけれど、出来るだけ別の人を触ってみること、50人やると大分わかってくるし、100人やれば自分のパターンが出来るとのこと。
 まだまだ道は遠いけれど、家族等にボチボチやっていくことが出来れば、私としては十分満足だ。来年からは月に1度ペースでスキルアップの勉強会も企画されるという。

 マット等を片づけた後は、卒業式。一人一人先生から修了書を頂き、ツーショット。そして今日参加の16名の修了生と、ご一緒した卒業生やK先生、N先生を囲んで集合写真。打ち上げパーティでは全国各地からのお菓子が沢山。皆でジュースやお茶で乾杯した。

 ああ、また一つ無事に修了することが出来て、感無量だ。K先生からは「よく頑張りました」と言って頂き、本当に嬉しい。帰りはSさんもお見えになっていて、修了しました、とご挨拶をしてちょっと呆けた気分でスタジオを後にした。

 帰宅すると、息子は実家から帰ってきたものの、先輩と夕食の約束があるとのことで、私が乗ってきた準特急の折り返し列車(新型車両でラッキーだった。)で都心に向かった模様。それにしても、日々お忙しいことである(私も人のことを言えないが・・・)。
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2017.11.12 均整術師養成コース 後期応用講座4日目、東洋医学を学ぶ

2017-11-12 20:55:02 | 均整術
 昨夜は早々にベッドに入り、夜中2度ほど目が覚めたものの、合計で9時間近く眠った。少しだけ胸痛が収まったのにはほっとしたが、今度は頭痛である。
 朝食を済ませ、痛み止めに頼みのロキソニンを飲む。2日続きでスーパーのお弁当もちょっと切ないので、簡単に夕飯の支度も済ませて家を出た。今日もいいお天気だ。
 駅に行く途中、夫の滞在しているホテルに朝食をご馳走になりに行っている息子の写真が送られてきた。

 電車ではなんとか席を確保したが、頭痛のため本も読めないままスタジオ最寄り駅に到着。30分ほど前にスタジオ入り。K先生が一人で準備をしておられる。いつも一番乗りのNさんがお休みのようで、今日は私が一番乗りだ。マットは7ペアの14枚。ガネーシャ像にご挨拶して身体を解しながら始まりを待つ。今日は以前ヒーリングでご一緒したMさんとペアだ。

 冒頭はいつものように質問タイム。偏頭痛、筋肉痛の時の施術の可否などの説明があった後、被験者の方2人が自己紹介。トレーナーさんとピラティスのインストラクターさんだそうだ。お二人をモデルにして、各々の悩みに対してK先生が施術される。今回もビフォーアフターに皆で感心。それぞれのペアと実践だ。

 そして、膝の処方からスタート。長座の時、膝裏が浮くのを整える施術を教えて頂いた。痛みがある人には使えないが、びっくりするほど簡単に膝と床の間の隙間がなくなるので、おお!という感じ。
 途中もう一人の被験者の方が登場。K先生から久しぶりに施術を受けるということで、あれこれ不調を訴えられていたが、仕事で明日撮影があるので顔を、とのリクエスト。進化した顔の施術で、あれよあれよという間に、ますます立体的な顔立ちが出来上がった。

 午前の後半は肘の施術。肘は膝と違ってお皿の部分がないので、先端にお皿があるものとして行う。尺骨や橈骨がどちらに繋がっているのかを確認しながら、骨間筋を緩めていく。片方の腕から施術して比べてみると、施術しない腕よりも指の第一関節くらい腕が長くなっているのに目を見張る。

 相変わらず腰痛の人が多いので、と腰方形筋を解して腸腰筋を動かし、ウエストのくびれを作り、動きやすくするという施術を教えて頂く。私も御多分に漏れず30代から頑固な腰痛持ちだ。モデルを志願してK先生に施術して頂く。すぐにこちらですね、と右の腰痛を見破られる。筋肉がついていなくて腰痛になる人も多く(現に私はそうだった)、そうなると筋肉がない分自分で身体を守ろうとしてコラーゲンがついてしまい、これが身体を冷やす元になるという。コラーゲンは肩甲骨や眉の上にも付きやすいので注意だそうだ。
 続いて、お腹側の腹直筋から微振動によって腰へのアプローチ方法も。これで午前の部、これまでのおさらいは終了。

 お昼は阿吽の呼吸でHさんとタイ料理レストランへ。午後は特別講師をお呼びして東洋医学の講義と実技なので、時間厳守で戻ってくるように、というお達し。幸い待つことなくすぐに2人席に座ることが出来て、注文も素早く出てきた。お喋りもお預けで急いで頂いたら、結果として十分時間が余ってしまったので、のんびりスタジオに戻った。

 そして、午後。M先生がパワーポイントで説明される資料を皆で手分けして準備。「東洋医学講座」開始である。
 まずは座学から。2時間ほどノンストップだったが、お腹は一杯だし、午前中に解した所為か、もう眠くて・・・という参加者が沢山。かくいう私も、昼食後もロキソニンを飲んでいたけれど、寝過ぎなのか目が腫れぼったく怠い感じ。それでも、東洋医学と西洋医学の比較や違い等、とても分かりやすく勉強になった。

 代替医療の一部としてヨガや均整術を考えると、これまた奥が深い。実際に「気」を体感するワークあり、陰陽説、五行説や経絡などの解説ありで、ボリュームたっぷりの講義だった。これだけは暗記しかありません、と皆で十二正経を暗唱したり、経絡(気の通り道)と経穴(ツボ)の場所を学んだり。M先生自らがホワイトボードに絵を描き、電車が「気」で、線路が「経絡」、駅が「経穴」だから、一か所で事故があって電車がつかえると次の駅に影響が、さらに関係する別路線にまで影響するという説明は判り易かった。

 座学の次は、肩こりや腰痛などの典型的な症状の改善をするためのペアワーク。いわゆるツボ押しである。腰痛(ぎっくり腰)と首の痛み(寝違え)を学んだ。急性の症状がある時に、手や足のツボを押すだけでかなりの症状が改善するというのだから、知っているのと知らないのと大違いである。

 あっという間に予定終了時間が過ぎ、外は真っ暗。皆で記念集合写真を撮って解散。このコースも残すはあと1日、その暁には晴れて均整術師、である。
 昨日は、ここSさんのスタジオの4周年記念パーティだったのだけれど、体調も悪いし、つぼみの会後、遅れて出席する元気もなく、お祝いだけお送りして欠席させて頂いた。
 スタジオを後にする時、受付のAさんがいらして、Sさんが喜んでいらしたとのこと。良かった。ご挨拶を終えて家路を急いだ。
 
 さて、夫と息子は高野山金剛峰寺まで足を延ばした模様。先日の台風で途中の駅で列車が止まっていて、その駅の前にある食堂で柿の葉寿司定食を食べた後、代行のバスに乗って向かったそうだ。バスだけで2時間、大阪難波を出てから4時間の旅。金剛峯寺に着いたのは3時近くだったそうだ。
 それでも立派な境内の写真や今を盛りの美しい紅葉の写真が沢山送られてきて、こちらも目で楽しむことが出来た。さすがに山頂は寒く気温は7度だったそう。

 体調不良だなんだと言いつつ、休薬週の土日、また目一杯動いてしまった。胸痛はすっかり落ち着いているわけではないけれど、昨日よりは軽減してきている。頭痛はまだ残っている。
 今日も早めに休んで、来週からに備えよう。治療週でもあり、週末はイベントで土曜出勤なのだから。
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2017.10.27-.29 週末のあれこれ、均整術師養成コース 後期応用講座3日目、テーマは“顔”

2017-10-29 21:53:17 | 均整術
 金曜日。息子が卒論アンケートの関係でまたしても帰省した。ちょうど夫と帰宅が一緒になったのだが、朝には何ともなかった夫はマスクをして涙目、すっかり風邪ひきモードである。珍しく8度近い熱がある。これは大変。
 夕食を済ませ、節々が痛いという夫をインフルエンザだったら大変だから、と隔離して就寝。

 土曜日。夫はクリニックへ。いつもの血圧の薬に加えて、お腹の風邪との診断で各種薬を処方して頂いてきた。熱は下がったので土日ゆっくりすればなんとか大丈夫そう。ほっとする。
 午前中はWさんのサロンでマッサージ。先週の旅と仕事と昨夜の作業で疲労困憊、肩コリも酷く、施術後半は殆ど熟睡。「深く眠っていらっしゃいました」と言われ、もしや鼾でもかいたのかも・・・と冷や汗。
 午後からは久しぶりにハタヨガビギナーのクラスに参加してスッキリ汗を流して帰宅。

 息子もひとまずアンケートの準備完了なので、昼はわざわざ電車に乗って好きなラーメン屋さんに出かけた模様。相変わらずの雨降りで、気温も上がらず。息子は夕方にアンケート用紙を配布し終わって一段落。夜は鍋を囲む。

 日曜日。今日は均整術師養成コース 後期応用講座3日目。今回からは通常通り日曜日クラスでの出席だ。またしても台風のおかげでも土砂降りの雨。雨にも負けず、台風にも負けず、我ながらよく通うものである。寝坊助の息子を起こすのは諦め、夫だけ起こして朝食を終え、夕飯の支度も済ませて出かける。夫は一日お留守番。息子は午後からオケ付きの合唱を聴きに出かける予定だ。

 雨のせいか電車は遅れ気味。到着すると、いつも一番乗りのNさんがエレベーターの前で待っている。どうしたのかと問うと、まだ先生が到着しておらず、スタジオのある階に登れないとのこと。2人で困りましたね、と言っているうちにほどなくしてK先生が到着。
 Nさんと一緒にマット敷きの準備。ひとまず7ペアの14枚。今日もペアを組んだのはHさん。午後からは用事があり、早退されるという。今日も卒業生がお二人入ってくださっている。

 冒頭はいつものように質問タイム。身体の疲れ、足の攣りや肩こり等、相変わらず色々な悩みでどんどん手が挙がり、先生が簡潔に答えていく。前回行った骨盤を締める施術(強刺激)が上手くいかない、という質問が出て、そういう人のために低刺激の方法も教えて頂く。

 骨盤調整をする時、骨盤自体は閉じていても、開いていても、姿勢がきちんとしていれば問題はない。柔らかければ柔らかいほど良いということでもないし、柔軟性の必要性はスポーツの種目にもよる(例えばフィギュアスケートの高橋選手は一般人よりもずっと身体が硬いという。)。また、筋肉は落ちる前にいったん硬くなってから緩むそうで、運動を何もしていない60代(一般には前屈で膝まで付かないのが普通)があまり柔らか過ぎるのは問題だという。

 今日は、大阪から参加されている方が小学校5年生の息子さんと70歳のお母様を被験者として同伴された。野球肘の坊やと首やふくらはぎが攣って痛むというお母様を、先生が施術してあっという間に直してしまう。相変わらずの早業(診断と施術)に皆もご本人たちもびっくり。

 そして今日のテーマは顔。顔の応用編である。顔人形法に割く時間が多いのは、卒業生のうち均整術で生計を立てている人は顔の施術が得意だからだそうだ。確かに身体を触らなくてよいので、ハードルが低く、高齢者でも大丈夫ということだそう。今日初めて参加された1期の卒業生Kさんのご紹介もあった。

 まず顔人形法に則って身体の表側ではなく裏側をアプローチするにはどうすればよいか、というデモから。顔人形法も作られた時代により変化しており、昔は男性、女性と異なっていたというが、今は女性も男性同様に働く生活をしている。食べ物(質素と粗末は異なる)の違いもあり、最初に教えて頂いた2つは最新のものだそうだが、今日はこれまでとは対応部位の違う3つ目を教えて頂いた。

 先生が参加者に施す見本を見てからペアワークで実践するのはいつものとおり。3つ目の方法では眼窩の下部が肩甲骨に対応するとのことで、ここをぐりぐりと押されると痛いのなんの。あちこちから「ううう」と声が漏れる。デモを見ていた時にはそんなに痛いものなのかと思ったけれど、実際に自分がやって頂くと涙が出そう。それでもだんだんほぐれてくるとイタ気持ちいいになってくる。お互いに一通りの施術をしたところで、ランチタイム。

 Hさんは早退ということで、今日も一人でタイ料理レストランへ急いだ。雨降りだったからか、それほど混んでいないタイミングで入ることが出来て、注文も素早く出てきてラッキー。

 午後は卒業生のKさんがパートナーに。瞼の上の脂肪を取る施術からスタート。後頭部の耳上縁部より少し上の隆起部分は目の疲れを取るという。まずはここをストレートファイバー。頭がスッキリする。次に眼窩の上の際を解していく。施術が終わると、目がぱっちり、頭はスッキリする。さらには施術される側にも協力して目の周りの括約筋を活性化させる。括約筋はどこも連動しており、お尻も緩んだら、それ以外も・・・というのだから恐ろしい。

 午後の後半は目の補足。左右の眼の大きさが違うという参加者に対しての施術から。身体の捩じれと左右差を取らないと根本的には治らないようだが、それでも大きくしたい側の眼尻を横に伸ばしたり、目頭を引っ張ったり。プチ整形でもしたかのように変わるのだからびっくりだ。こうした施術はやはり筋肉がしっかりしている人の方が長持ちするそうで、保たない人で4,5時間、保つ人では2週間の効果があるという。

 次に舌を自分で掴み、ずらしたり、左右や上下に引っ張ったり、捩じったりの施術も。これは身体がリラックスし、滑舌が良くなるという。舌を出す動作そのものは交感神経を刺激するものだが、掴んで引っ張ると逆に引っ込める力が働くので副交感神経の刺激になるそうだ。舌の柔軟性がアップすると身体の柔軟性もアップするという。口呼吸をしている人は舌が硬くなるので身体も硬く、舌が乾燥すると同時に身体全体が乾燥するのだそうだ。

 そして、お腹。お腹を柔らかくする施術は気持ち良いしリラックスするので、時間が許せば最初にやるのがベストとのこと。モデルに立候補して、先生に施術して頂く。皆の携帯が一斉に寄ってきて(皆が動画撮影中)恥ずかしい。が、お互い様である。それにしてもお腹が柔らかく暖かくなると本当に気持ちいい。

 パートナーのKさんともお互いに施術しあいながら、気持ちよくてうっとり眠くなってくる。
 相関関係の性質として、手の平は手のお腹、腕の平たい部分も腕のお腹にあたるという、ここが硬い(腕のコリがある)時には腕にアプローチするとお腹が緩み、便秘にも良いという。頭が疲れていると、便秘になりやすいとも。これは自分で肘を曲げて体重をかけながらセルフ施術も可能だ。

 ということで、今日の午後は気持ちよくて眠くて、気づけばウトウトしそうな幸せな時間だった。外は相変わらずの雨。ご挨拶を終えて家路を急いだ。
 コンサートに出かけた息子と同じくらいの時間に帰宅出来ると思いきや、彼の方が一足早かった。買い物の荷物持ちをしてほしかったのだけれど、とLINEで連絡すると再びスーパーまでやって来てくれた。アウトレットモールを通り抜けて帰ったら、いつのまにか彼のコートを買う羽目になってしまった。というわけで、情けは人のためならず、を息子は実感しただろうか。

 帰宅後は3人で夕食を囲み、明日からまた新しい1週間が始まる。治療週でもあり、早くも11月だ。
 
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