ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.5.25 5か月ぶり造影CT撮影~頚部から骨盤

2022-05-25 21:51:18 | 治療日記

 昨夜は草臥れている筈なのに、野球観戦や久々に混雑した電車に乗って興奮していたのか、ベッドに入ってからなかなか寝付けず。1時半過ぎまでデジタル時計の数字を覚えているが、明け方5時前に早くも目覚めてしまう。3時間ちょっとの睡眠。十分寝直す時間があったのに、そのまま眠れずじまい。明らかに寝不足だ。

 今回は直前予約で久しぶりに病院に一番近いホテルに泊まった。コロナ禍になってから初めての宿泊だったが、これまでと色々勝手が変わっていて驚いた。これ以上切れないくらい人手を割愛している印象を受けた。こんな感じでは次回はもう宿泊しないかな、といったところ。以前は、施設としては古いけれどこじんまりしていて、ホスピタリティは割と良かったのだけれど。

 さて、朝一番でほぼ5か月ぶりの造影CT検査だ。朝食は抜きだから、起きてもあまりやることがない。一通りニュースを見てから浴槽足湯を済ませる。BSで朝ドラを視て、身支度をする。今日は、検査の予約時間を考えると普段の治療日より病院着が小一時間遅くて良い。

 地デジの朝ドラを視てから母にDuo通話。昨日、出がけにDuo通話をしたら、電子レンジが壊れてしまって困ったとのことだった。夫にお願いして家電量販店で単機能のものを見繕って送ってもらうことにしたところ、夫から朝、確認の連絡があったとのことだった。
 その夫、朝出かけたら利用している私鉄が人身事故でストップしており、駅前のカフェで動くのを待っているとの連絡があった。お疲れ様なことである。

 少し早めにチェックアウトしてホテルを出る。朝から日差しがきつい。今の時期の紫外線は要注意である。歩道脇には既に紫陽花が満開だが、なんとなく水不足でしおしおしている感じ。日傘をさして病院へ向かう。

 一昨年7月からエンハーツを始めてまもなく2年になる。始めた頃の副作用のきつさを思うと、よくここまで続けられたと思う。そして2段階減量して、4週間ごとに期間も伸ばして、よくぞ効いてくれていると思う。今回もそのエンハーツをこのまま続行してよいかどうかの効果測定である。

 予約時間のほぼ30分前にすんなり受付が終わり、すぐにCT準備室へ行くように言われる。まずは造影剤注入のためのルート確保の針刺しである。
 準備室の看護師さんははじめましてのNさん。今日もブラトップとカットソー、ゴムのギャザースカートなので、着替えは不要だ。荷物をロッカーに入れ、右腕を差し出すと、「いつもここですね。血管が主張している」とのこと。

 造影剤用の針は太いが、今日はそれほど痛まずラッキーだった。普段は病棟の患者さんが緊急で入ったりしてなかなかスムーズには呼ばれないのだけれど、「今日は誰もいないのですぐに呼ばれちゃうかも」とのことで、その通り。中廊下に出るとほとんど待たずして予約時間の20分前にはお呼びがかかった。いつも通り靴を履いたまま、服のままCT装置に寝っ転がる。
 
 ベッドに寝て顎をやや上げ加減にして両手万歳の姿勢をとるように言われる。もうお手の物のポーズだ。最初は造影剤なし、次に造影剤を入れて、2回撮影する。始まったら所要時間は10分もかからない。
 ドクターがやってきて造影剤が入ると云々・・・といつもの注意があるが、注入されるや否や、薬液の匂いがツーンと鼻を突き、口の中まで薬の味がしてくる。
 血流と共に瞬く間に造影剤が体中を駆け巡り、体の芯がカーッっと熱くなってじーんとする感じもいつもと同じ。「ご気分はどうですか」と訊かれ、別にアレルギー症状が出ているわけではないけれど、良い気分ではないことは確か。

 「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して終了。別の看護師さんから針を抜いてもらったところ、ちょっと痛んだ。「今日は造影剤が入っていますから、いつもよりコップ1,2杯多めに水分を摂ってくださいね」と言われ、止血テープを強力にグルグル巻きにされて外廊下で待つよう促される。
 10分ほどして、針刺しをしてくださったNさんがチェックにいらして、準備室で止血確認終了。ロッカーから荷物を出してご挨拶をして準備室を後にした。放射線受付に戻ってファイルを戻し、会計へ行くように言われる。

 1階の会計に向かうと、まだ早いのか待合椅子は空きが目立った。すぐに支払い受付もしてもらえ、番号を見ると、私の1つ前の番号まで支払い準備が終わっていた。5分と待たずに私の番号が出た。まだ20番台である。自動支払機で8,000円強をカード支払。本日の病院滞在時間は今までで最短の40分足らずだった。

 それほど空腹は感じていなかったが、近くのカフェでモーニングサービスを食べて帰ろうか迷ったが、午後仕事に行くわけでもないし、普段の治療日にこんなに早く解放されることはないので、思い切って途中駅で降りて映画を観て帰ることに。
 ブランチにもなりそうなボリュームたっぷりのホットサンドイッチにポットのダージリンティー、ハーフのスイーツまで欲張って頂く。映画の時間までまだ少しあったので、昨日から読み始めた文庫も読み終わった。

 映画は日曜日に観た「大河への道」と同じタイミングで封切りされた「ハケンアニメ!」。その題名の意味するところすら知らずにノーマークで臨んだ。辻村深月さん原作のお仕事ムービーだった。ゼロからモノを創る仕事は本当に身を削るほど厳しい。

 外はまだまだ日差しが強い。荷物になるからジャケットを脱がずにいたけれど、街行く人たちは半袖姿が目立った。
 夫のシャツ等の買い物を済ませ、帰宅。生協のお届け物をえっちらおっちら入れて、ちょっと暑さ負けである。

 夫は実家の電子レンジとトースター(ついでにこれも、と母が頼んだらしい)を注文するため、普段より1台遅いライナーだったので、夕食の支度を始めるまで少し休めるかな、と思っていたが、あれこれ片付けていたらそれほど余裕時間はなくなった。
 キットを駆使して夫が帰宅するタイミングで夕食を準備したが、寝不足と暑さ負けで、既に眠い。

 今日は早く休んで明日に備えよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする