ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.10.30-31 エンハーツ21クール目、さらに減量17回目投与3-4日後のこと 気づけば2日間が・・・

2021-10-31 22:44:49 | 日記
 一昨日ブログをアップしてからほぼ2日間。
 48時間で何をしたものやら殆どはっきり思い出せない、というボケボケな状況である。
 気づけば、寝ていて時間が過ぎている。ウトウトウトウトの繰り返し。

 金曜日の夜は、前夜のようにそのままリビングで眠らないようにと、入浴をしてからベッドに入った。
 土曜日、朝。お手洗いで目が覚めて、新聞を取ってからベッドに戻り、土曜日仕様の目覚ましが鳴ってベッドの中で朝ドラの最後の復習を2回視た。やはり目覚めると気持ち悪い。
 それでもベッドで5時間ほど眠ったので身体は大分楽に感じる。

 夫に起こされて朝食。ナウゼリンを飲んでから冷凍のチョコクロワッサンとピンクグレープフルーツを絞ってもらったジュースをグラスに1杯。身体に水分が満たされる感じ。美味だった。胃痛防止に青いアロエヨーグルト。
 果物は、夫の郷里にお取り寄せしているラ・フランスがまだ届かないので、百貨店で買ってきたラ・フランスを切ってもらったら、丁度食べ頃。
 ねっとりと甘く香りが立っていたが、それ以外は紅茶も全然味が分からなかった。食後の薬は、今朝から遅発性制吐剤カイトリルとあの臭くて飲みにくい疲労止めエルカルチンが加わった。

 せっかくいいお天気だったのに洗濯もしないうちに昼近くなってしまった。
 午後から密を避けて、期日前投票に行くことにして、駅前まで。本投票会場の中学校よりも近いし便利である。帰りにドラッグストアで買い足しも。

 ふとスマホを見たら、以前原作を読み、面白かった邦画が今日からスタートだと気づく。夫を誘うと乗ってきた。時間も丁度良かったので、席を予約して出かけた。
 劇場内はシニア夫婦だけでなく若い人の姿もあり、それなりの入り。夫と最後列に1つ開きで席を確保したら、残念ながら外れだった。

 1つ空けて私の左隣に並んで座っていた年配ご夫婦は、食べて飲んで喧しい。ようやく食べ終えても上映開始後、ご主人がお手洗いに立ったりゴソゴソしていて落ち着かない。夫が気配を感じて席を変わろうかと言ってくれた時、遠慮したのがまずかった。最後の方は、左隣の空き席の真ん中よりもっとこちら側まで右手が何度もモゾモゾ延びてきて(痴漢行為というわけではないけれど・・・)なんだかなあだった。

 映画自体は実に役者揃い。母と同い年の米寿とは思えない草笛光子さんのヨガポーズが見られ、天海祐希さんのコメディエンヌからも元気をもらえ、会場はそこかしこ笑いに包まれていたから、アタリだったけれど・・・。

 朝からろくに食べずに夕方である。映画が終わったら「ちょっとお茶でもしていかない」と夫に誘われた。お茶というよりお腹が空いて塩辛いものが食べたかった。
 コロナ禍でずっとクローズされていたイタリアンが開いていたので入ることに。ピザとお茶だけおやつ代わりに、というつもりが、食べ始めたらなんとなくするすると入って、パスタとお肉まで足して晩御飯にしようか、ということになってしまった。

 期日前投票の会場は長い列が出来ているほど混んでいた。〇分待ちというところまでではなく流れてはいたけれど。無事終了。

 帰宅したらさすがにぐったり。
 リビングで横になった途端またウトウトしてしまった。母にDuo通話をかけた後、気づいたら5時間近くまたそのまま眠りこけてしまった。
 一体どれだけ眠れるのかと思うけれど、気持ち悪さ以上に倦怠感が抜けない。

 入浴してベッドに入ったのは2時近くだった。マントラCDとミントスプレーは必須。

 そして今朝、日曜日。
 日曜日仕様のアラームが鳴る。口の中が気持ち悪い。目は覚めているけれど、なかなかベッドから出られない。
 意を決して起きるが、とにかく何をするにも動作が緩慢でノロノロヨロヨロ。シーツ等も外して洗濯機を廻す。曇りの予報だったのに、干したと思ったら雨が降ってきて浴室乾燥と部屋干しに干し直し。

 朝食は、ナウゼリンを飲んでからミルクボールのパンを1つ、昨日に続いてピンクグレープフルーツの生絞りジュースをグラスに一杯、青いアロエヨーグルトと紅茶はマグカップに半分も飲めず。りんごと柿とラ・フランスを1かけずつ、ぶどうを2粒でお腹一杯。

 洗濯の始末をしたらくたびれて、リビングに寝床を作ってもらって横になる。ビデオをかけた記憶はあるけれど、気づけば消して眠っていた。
 雨が続き、とても寒かったようだけれど、1歩も外に出ないうちに瞬く間に夜になった。
 夫はその間、北海道りんごでジャムを沢山作っていた。いつものようにラベル迄手作りして甘いいい匂いが部屋に漂っている。

 昨日に続き、朝食の後は寝ているうちに夕食の時間。
 夫が肉じゃがやら焼き茄子の味噌汁などを用意してくれた。さすがに空腹だったので、ナウゼリンを飲んで頂いた。けれど、食後、いきなり胃痛が襲う。胃が驚いたらしい。脂汗が出てまたリビングに倒れ込み、落ち着くまで1時間海老の字になっていたら、またウトウトしてしまった。

 目覚めたら、利用している私鉄で夜刃物男が切りつけ火を点けたという恐ろしい事故が起こったことを息子からのLINEで知る。彼は朝投票を終えた後、自動車学校に行き、夜はジムという精力的な活動の1日だったようだ。
 選挙の結果も速報によれば、なんだかなあになりそうな気配である。

 そんなこんなで治療後の週末記48時間、夫にとっては毎度のことながら受難の2日間である。

 とにかく明日は出勤だ。
 
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2021.10.29 エンハーツ21クール目、さらに減量17回目投与翌々日のこと 期せずして朝風呂の在宅勤務日・・・

2021-10-29 22:22:39 | 日記

 昨夜はブログを書いた後、さすがにお腹が空いて、夫が買ってきてくれたカップの柚子塩ラーメンを3分の1ほどと和栗のミニシュークリームを1つ、追加でお腹に入れた。
 その後、録画したドラマを視ながら眠ってしまい、夫は諦めて毛布をかけて今日の出勤に備えて眠ったようだった。

 その結果、私は顔も洗わず、歯も磨かず、洋服のままで目覚めた。5時半近い。ショックで動けない。そして目覚めた途端にいきなり気持ち悪い。熱っぽい顔がぱんぱんに浮腫んでいるし、下着をつけたままリビングのホットカーペットに寝転がったので背中も痛い。気持ち悪さを感じつつ6時間連続眠れたのだから、よほど眠かったのだろう。凄い。タリージェに素直に従うとこういうことになるのだ。
 
 ぐずぐずしていたら夫が6時過ぎに起きてきた。お風呂を沸かし直してもらって朝風呂にノロノロ入る。さすがにお通じは催さないが、お小水は水分も摂れていないのでほぼ茶色に近い。

 今日金曜日は在宅勤務。今月も残すところ今日を入れて3日。週明けは霜月、11月である。来年の手帳も一応用意した。
 青空が広がって良い天気。洗濯日和という天気予報のとおり。溜まった洗濯物は昨日のうちに片付けてあったけれど、夏物の残りがあったので、お洒落着洗いで洗濯機を廻した。

 紅茶の残りでナウゼリンを飲み込む。主食は昨夜カフェでお土産に買った和栗のパイを夫とシェア。柿、りんご、バナナを1かけずつ。スムージーも青汁もパス。昨夜飲まなかった赤いヨーグルトドリンクを飲み、青いヨーグルトを頑張って完食。
 食後は吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎、整腸剤ミヤBM錠、痛み止めコデインと胃痛止めタケプロン。

 夫を送り出し、洗濯物を干してから在宅勤務スタート。
 普段はいない時間なのに、どこからか見ているのか、呼び鈴が鳴って新聞の集金がやってきた。
 
 風が割と強く、空気が乾燥していたとみえて、洗濯物はよく乾き、昼休みに取り込んで畳めた。

 ランチ前、ナウゼリンを飲んで冷凍麺を頂く。濃い味でないとわからないので担々麺。朝食べきれなかった柿とりんごを1かけずつ。食後はミヤBM錠。朝飲んだイメンドが効いているのか気持ち悪さが悪化していないのが救いだ。
 結局、今日も夕方階下のポストまで新聞を取りに行っただけの引きこもりの1日。
 勤務終了後は食欲がない中、スープとサラダを作って冷凍餃子を焼くという手抜きだったが、夕食の支度を何とかし終えて夫を迎えられた。

 夫はお願いしたピンクグレープフルーツを百貨店で探してくれたけれど、2個しかなかったそうで、ホワイトグレープフルーツを合わせて6個買ってきてくれた。
 これで明日から生絞りのグレープフルーツジュースで水分補給が出来る。有難い。いつも購入しているものの倍の値段だったけれど、その見事な大きさといったら。贅沢だけれど、命綱だから仕方ない。

 治療翌々日。在宅勤務が出来ずに出勤しなければならなかったら、マスクの上からも苦しくい香りに耐えつつ、かなりしんどかったと思う。有難いことだ。それでも一日家のPC
の前に張り付いていると、どこもかしこもコリコリ。

 とりあえず明日・明後日はお休みだ。体調が悪いのは織り込み済みだけれど、今回の選挙には何としても行かなければ・・・。
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2021.10.28 エンハーツ21クール目 さらに6割に減量17回目投与翌日のこと ブログ開設12周年を迎えて思うことと日々雑感

2021-10-28 20:54:42 | 日記

 昨夜は時間が経てば経つほどお腹がモタモタ、グルングルンして気持ちが悪くなった。日中眠かったのに、本に夢中で病院ではうたた寝しなかったし、帰宅後、耐えきれずに小一時間ほどウトウトしたけれど、全然すっきりしなかったから、眠いし、疲れている。
 それなのになにやら頭がざわざわしている。ステロイドハイである。あまり早くベッドに入っても延々と眠れないのはわかっているし、何度も失敗しているので、ぎりぎりまでリビングで過ごしてから入浴した。お風呂あがりに赤いヨーグルトドリンクをお腹に入れたら、やっぱりムカムカと気持ち悪く、火照りも出てきた。いつものパターンだ。

 明日(つまり今日)は、夫は休務日、私は出勤。マッサージサロンのWさんから分けて頂いた吐き気対策アロマオイルで、ふくらはぎから足の甲まで丁寧にマッサージする。ほんのり香ってくるアロマの香りに癒される。
 マントラCDをBGMにして、ミントのスプレーを枕と部屋にシュッシュと撒く。それでも、どちらに寝返りを打ってみても気持ちが悪い。よせばいいのについついベッドで押川先生のYou Tube等を見てしまう。結局マントラCDを2回かけ、午前2時まで目はギンギン。
 息子は高校時代の同級生で大阪赴任組の2人と卒業以来初めて、つまり8年ぶりに会った(飲んだ)そうだ。久しぶりで随分盛り上がった様子。3人一緒に地下鉄駅ホームで撮影したという自撮り写真がLINEで送られて来たけれど、大きなマスクをしているから顔は半分隠れているし、顔も名前もわからなかった。
 息子と同じ社会人3年生が1人、4年生が1人。皆随分おじさんになったものである。1人は先日婚約し、春には入籍予定だという。そのお祝いということで、そういうお相手がまだいない(?)2人でご馳走したらしい。

 今朝はアラームが鳴る一時間前に、お手洗いで目が覚めてしまい、それ以降は眠れなかった。合計3時間眠れたかどうか。起きた途端に気持ちが悪い。往生際悪くベッドでだらだら。
 アラームが鳴り、新聞を取ってリビングに行ったら、休務日の夫が既に起きて朝食の支度にとりかかろうとしてくれていた。有難い。けれど殆ど空腹は感じない。

 昨夜の息子からのLINEに反応して、殆ど開くことのなかった息子の高校卒業アルバムを開いてみた。まあ、高校3年生、男子だけで色気も何もあったものではない。可愛いというかなんというか。息子は今以上にまるまるちゃんの幼いお顔である。

 お腹はグルングルン、火照って熱っぽくて(測れば36℃もないのだけれど)気持ち悪い。まずはヤクルトちょっぴりでとにかくナウゼリンを流し込む。青汁もバナナスムージーもなし。冷凍していたチョコクロワッサンをなんとか1つお腹に入れる。胃痛防止の青いヨーグルトは頑張って頂く。
 夫が剥いて剥いてくれたシナノスイーツと種なし柿を2かけずつ、ぶどう2粒でおしまい。極上はちみつ紅茶をマグカップに半分。これでは水分が足りないと思う。案の定今朝はお通じも催さずじまい。

 食後は今日、明日限定の吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎が加わる。いつもの整腸剤ミヤBM錠、痛み止めのコデインと胃薬タケプロン。気分が悪いから、これらをヤクルトと紅茶で飲み下すのだけで一苦労である。職場にはミニマグ(150ml)の紅茶を持参する。

 今日は気持ちが悪い日用の楽々服装で。気温は22度まで上がるというので、ウエストのないマタニティのようなジャンバースカートと浮腫み防止の着圧ストッキングに秋用のトレンチコートを羽織った。
 家を出て歩いていてもやっぱり気持ち悪い。不織布のマスクにアロマリフレッシュスプレーをシュッシュとしても、自分の吐息でモワ~んと熱がこもって気分が滅入る。顔は火照っているし身体は熱っぽいので、とにかく暑苦しくて息苦しくて鬱陶しい。
 坂道ではより息苦しさが酷く、酸欠状態だ。いつの間にか口呼吸になって呼吸が浅くなっているのも毎度のこと。

 周りに人の姿が見えない時にはマスクを外して歩くことにしたいと思う反面、つけたり外したりもいささか面倒だ。吐き気止めのイメンドは効いてくるまで小一時間はかかるので、職場に到着して気持ちを切り替えるまでが結構しんどい。

 自席に着き、昨日届いた書類やメールに対応。あれこれ処理しながらもやっぱり吐き気は辛いし、生唾も出る。そして、残念ながら今日もきつ~く漂ってくる香害ともいえる香水臭。
 今日は午前中のWeb会議、昼休み途中からのリアル会議とも、月末最終週ということで開催なしなのがせめてもの救いだ。

 昼食は気分転換方々一番近いカフェまで出向いた。外はポカポカと暖かい。コートは不要だった。夫はクリーニング屋さんに出向き、ついでにサイクリングしたようで、すっかり進んだ紅葉の写真を送ってくれた。赤や黄色が美しく、これなら遠くまで紅葉狩りに出かけずとも十分だ、と毎年のように思う。
 まずは苦く感じる少量の水でナウゼリンを飲む。ピクルス多めのホットドッグを何とか半分、はちみつトッピングのホットカフェラテを頂いてほっとする。食後はミヤBM錠。カフェラテは飲み切れず、手持ちで席に戻った。

 午後もなんとかやり過ごし、這う這うの体で帰宅の準備。気が張っているから治療翌日はこうしてなんとか乗り切れるが、疲労困憊は否めない。帰路も気持ち悪さは収まらず、とぼとぼと帰宅。足が浮腫んで重いしステロイドのせいで相変わらず火照って熱っぽい。今日の歩数は職場往復プラスカフェの往復で7,000歩に満たなかった。

 夫は甲斐甲斐しく夕食を用意していたけれど、ナウゼリンを飲んでから朝食べきれなかったりんごとぶどうを頂いておしまい。いつもの食後の薬一式を飲んでダウン。
 明日は在宅勤務だ。資料は色々持ち帰ってきたので、マイペースで過ごせればと思う。

 さて、自分で「祝!」もないものだが・・・、の書き出しで毎年書いてきた10月27日の記事だが、昨日は治療日記と重なったため、書く気力も体力もなく1日遅れになった。
 昨日で12周年。一口に12年といっても干支1周である。4回目の年女の年にスタートし、5回目の年女、還暦になった。よくもしぶとく書き続けている、と我ながら思う。今日は新たな干支、二巡目のスタート日だ。きちんと調べたわけではないが、再発治療を切れ目なく続けながら、12年休まず更新をしているブログはそれほど多くはないのではないだろうか。

 初発でホルモン治療のみとか、経過観察だけになってしまえば、日々そうそう書くこともないだろうからなんとなくフェイドアウトになりそうだし、きつい再発治療を続けながら書き続けることは体力的にも精神的にもそれなりに負担になるかもしれない。

 開設からの日数は4,000日を超え、4,389日。12年の間、もがきつつも日々の愉しみを精一杯大切にしながら生きてきた日数である。その間、3,000を超える記事を書いた。今日で3,220番目の記事になる。
 これまでに見て頂いた頁は5,877,424頁、訪れてくださった方は延べ1,940,731人である。600万頁、200万人も夢物語ではなくなりそうである。

 昨年の記事によると、記事の数は2,959だったので、この1年で書き加えた記事は261ということになる。更新ペースはせいぜい週に5つ程度で、毎日というわけにはいかない。何ら特別なネタもなく、治療を続けながら平凡な暮らしをしている還暦女性だと考えれば、まあまあだろうと思う。

 13年半を超える通院・化学療法を続け、仕事も趣味も諦めることもなく、もちろん治療後の体調不良はあるけれど、私にとってQOLを保ちながらほぼ普通の生活を送ることが叶っている。
 定年まであと半年。再発当初、このブログを綴り始めた頃には到底叶うことのない希望だろうと思っていた。けれど、この大きな目標が、ゴールテープが、目に見える距離に入ってきた。
 思いのほか頑張ってくれている私の身体の底力と環境に、家族、友人、職場の方たちを初め沢山の方たちに支えられてこれまで命を繋いでこられたことに、今年も感謝したい。

 ブログを綴ってきたこの12年の間には、言葉には尽くせないこと、ブログには書けないことも多々あった。今は最大限減量し、かつ4週に1度にしたエンハーツがなんとか奏功してくれているようだけれど、その後について冷静に考えれば、まだ使ったことのない、使える可能性のある薬はタキソールだけ。

 現在も軽快しない手足の痺れがあって、果たしてタキソールを使えるのかわからない。文字通り後がなくなってきている。そして、ようやく地毛に戻ったというのに、タキソールを使えば5回目の脱毛が必至である。やはり棺にはかつらをつけて入るという哀しい事態になるのだろうか。

 さらに、同じ病の友人を今年もまた見送った。不謹慎な言い方と承知で誤解を恐れずに言えば、いよいよ“そして誰もいなくなった”という状況だ。
 深く付き合えば付き合うほど無情にもやってくる別れが辛すぎて、もう新しい再発仲間は作りたくない、と思った時期もあった。今なおその気持ちは続いている。

 けれど、再発治療を始めた頃のような「何が何でも今はまだ死ねない」という切羽詰まった悲壮感は不思議となくなっている。息子が自立してくれたことによる安堵と、ヨーガの智慧、そして私なりに私らしく日々を精一杯生き切れていると体感出来ているからだろう。心は不思議なほど穏やかで、凪いでいる。有難いことである。

 人生にはいくら努力しても叶わないことが多々あることは承知している。けれど、それでも、今、自分が出来ることを精一杯やったら、最善の結果が世界から用意されるというヨーガの智慧を思い出すだけで救われている。
 あらゆることはなるべくしてなる。結果をどうこうするのは自分自身の範疇ではない。自分をジャッジする必要もないし、人と比べる必要もない。肩の力はふっと抜け、とても楽になっていく。

 今年もコロナ禍のため、再発以来10年にわたり参加してきた母校の校友会音楽祭が、昨年に引き続き2年連続の中止となった。
 関西在住で社会人合唱団に所属する息子も同じ状況のようだ。それでも彼の団体のTwitterを覗いたら、今年のコンクール動画がアップされており、少人数の舞台で大きなマスクをつけて歌っているメンバーの姿を拝見出来た。
 マスク越しという大きなハンディキャップを抱えながら、言葉を正確に発音して会場に声を載せて届けること、ピアニシモからフォルテシモまで出すことの大変さは想像に難くない。

 我が身を振り返れば、今のエンハーツの治療後の不調を抱えながら月2回程度コンスタントに都心に練習に通うのは体力的にも難しかったと思う。来年こそは・・・と思うけれど、果たして復活出来るだろうか。

 上皇様ご夫妻の初孫でおられるプリンセスが一昨日結婚された。
 プリンセス誕生の朗報を聞いたのは30年前、平成3年10月23日、異動して半年ほど経過した頃、新しい職場の生え抜きの先輩と2人、担当する業務の全国大会に出席するため、新潟県に滞在していた時のこと。
 30年前のこととはいえ、海沿いの夕暮れの空がとても美しかったこととともによく覚えている。

 新聞の雑誌広告で、毎号毎号よくもまあ、と呆れるほどセンセーショナルな見出しやSNSの書き込みに接し続け、お心を保つのがどれだけお辛かったのだろうと胸が痛む。
 4年近くも直接お会いになることも叶わず、それでも揺るがずご自身のお気持ちを成就させた若いお二人の行く手に幸あれと、どうか心穏やかに新天地でお過ごしになれますように、と願ってやまない。

 思えば、このブログを始めてまだ日が浅かった頃、コメント欄を通じて「あなたのブログがある掲示板で話題に上がっていますよ」と教えて頂いたことがあった。
 患者会のご縁で始めた地味で写真もない字だけのブログは少しずつ訪問者が増えてはいたことで、どなたかのお役に立てているなら嬉しいなと思っていた。

 けれど、自分のことがそうした掲示板で話題にされるようになっているとは思いもよらなかった。内容を見れば、あることないことどころか、いわれもないネガティヴな誹謗中傷があり、すっかり落ち込んだ。それに対しては反論することもせず、沈黙を続けるしかなかったけれど、時折りどなたかがポジティヴなことを書いてくださると、待ってましたとばかりネガティヴサイドの書き手から「本人が書いている!」等と書かれ、どうしてそういう発想になるのか理解に苦しんだ。

 「いちいち落ち込むならそんなものを見なければよい。色々言われるのが嫌ならブログなんかやめればよい。」と夫には再三言われた手前、夫の前でも愚痴れなかった。けれど、実際、明らかに自分のことが書かれていることがわかっていて、それを全く見ないでいることは難しかった。

 冷静に考えれば、IPアドレス等を自由に変えながら、数多くの別人が言っているようになりすますこともそれほど難しくないから、ネガティヴなことを書いている人は、実はそれほど沢山の人ではないということが分かる。けれど、そういう人ほど何度も何度も執拗にレスを上げ続けるので、あたかも多数派のように感じられ、沢山の人がそういうふうに思っているんだ、私はそう受け止められているんだ・・・、と不安を煽られた。

 今や、こういうネット上の誹謗中傷で自殺者も出ることになって、明確な犯罪として認識され、処罰さえもある時代になったけれど、私のことが話題に上った頃は、それほどのことでもなかった。
 ヨーガの智慧を学んでからは、こういう所にはあえて近づかないようになったし、そういうことを言われても動じなくなった。発した言葉は種となって蒔かれ、必ずや発した本人が自分で刈り取らなければならない。だから、悪意ある言葉を浴びせられた方は、それをどうこうせずそのままにしておけばよい。これも有難いヨーガの智慧である。

 ともあれ、今年もこうしてこの日が迎えられたことの喜びを噛み締めている。12周年。ここまで続けてこられるとはゆめゆめ思わなかった。
 昨年も書いているが、10年一区切りとすれば、今日から2度目の3年目が始まった。そして干支が1周したことを考えれば2度目の干支が始まったばかりだ。頑張りすぎずに頑張って、丑年の私らしく我慢強く地道に生きていきたいと改めて心に誓い、昨日10月27日に予定通りの治療が出来たことにも感謝するばかりである。
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2021.10.27 採血レントゲン後口腔外科、腫瘍内科診察、エンハーツ21クール目 さらに6割に減量17回目無事終了

2021-10-27 23:18:00 | 治療日記
 昨日はほぼ定時で仕事を切り上げて、一旦帰宅した。大方準備していた前泊用の荷物をぱぱっと完成させて、身支度を済ませ、夕食の支度をパスして(かつて、仕事を終えて帰宅してから夕食を摂り、その後ヨガクラスに出てから前泊に向かっていたのが夢のようだ。)、夫と駅前の廻るお寿司屋さんで待ち合わせした。

 店内は満席で子ども連れも多く、賑やか。なんだかザワザワしていて終始落ち着かなかった。どこに行っても人が増えているのを痛感する。さっさと黙食し、会計を済ませて早めにお店を後にした。
 人身事故の関係で私鉄が遅れており、乗換駅では10分ほど待ち、やっと席を確保したけれど、混雑していた。

 今年3回目の宿泊になる高層ホテルにチェックイン。14階のシングルルーム。8週間前には20度の冷房に設定されていた部屋は23度の暖房になっていた。母にDuoでご機嫌伺いをしてから閉店間際の隣接するショッピングセンターの書店に急いで出向き、数冊新刊の文庫を購入した。
 ニュース番組を視た後ゆっくり入浴し、You tubeでベッドの上でも出来るという寝る前ヨガを15分ほど行って早めの就寝。
 
 朝は目覚ましが鳴る前に自然に目が覚める。浴槽足湯を済ませ、身支度を整えてレストランに降りる。前回宿泊した時は、窓側のテーブルは半分ほど埋まっている感じだったが、今朝は窓側がかなり混雑しているので、と内側の端の4人テーブルを案内された。

 やはり人が出始めているのをここでも実感する。オムレツを焼いて頂き、スープを盛り付けて頂く。コールドディッシュは一つずつ小皿にラップをかけて用意してあるものを自分で取る形式は同じ。ちょっとずつ色々頂けるのが嬉しい。
 果物も少量多品種、ヨーグルトのフルーツソースも充実していて、食後はハーブティーを頂き、カフェラテをお持ち帰りにし、新聞も携えて部屋に戻る。BSで朝ドラを視てから、夜は連絡出来ないかもしれないので、母にDuo通話で行ってきますの連絡。

 レイトチェックアウトで3時間延長が出来るので、荷物はほぼ持ち出すだけにまとめて、最低限の手提げだけで身軽に出かけた。
 外はぱっとしない曇天。ニットに秋物のトレンチコートを羽織り、首元にはストール。今日は最高気温が20度に達しない予報だ。
 病院に到着し、若干並んで受付でIDカードを通す。受付表には60歳4か月とプリントされていて唖然とする。もう60歳という齢の3分の1が過ぎてしまった。採血受付へ移動して、ピンク色の受付番号表を取る。電子掲示板を見ると、10数人待ちで待ち時間は11分と出ている。
 エコバッグにコートとストールを収納し、本を読み始める。

 ほぼ時間通りに番号を呼ばれた。今日は初めましての男性。名札が見えないので技師さんなのか看護師さんなのか不明。今月は今日1回だけだから5本。刺す時、チクリではなくズキンと痛みが走った。うーん。そういう時は抜く時も痛む。とはいいながら、お礼を言って席を立つ。

 止血をしながらエスカレーターで2階のレントゲン受付へ。紙の受付番号を取る。とても混んでいて座れない人が溢れている。呼ばれている番号は自分の番号より20番近く若い。ずっと立っているのは疲れそうなので、声が聞こえる程度の遠くの廊下まで移動して空いた席を確保した。

 25分ほど待ち、ようやく呼ばれて中廊下に移動したら、こちらは誰もおらず、すぐに呼んで頂けた。
 ブラトップにプレーンなニットを着ていたので検査着に着替える必要はないつもりでいたが、「ニットの織がちょっと引っかかるかも、念のため着替えましょうか」と言われて結局検査着に着替えることになった。嗚呼、申し訳なかった。
 前方向、横方向2枚撮影し、無事終了。

 着替えを済ませ、今度は向かいの口腔外科へ移動する。予約時間までにあと5分しかない。まだ9時前なのにとても混んでいる。両脇の診療科も満席である。

 15分ほどして電子掲示板に番号が出て、中待合いに入った。そして10分もしないで診察室に入るようにアナウンスがあった。
 W先生にお目にかかるのは3月末以来7か月ぶり。4週に1度の通院になったので、月初めの予約を変更して頂いたお詫びのご挨拶。

 「様子はどうですか」と問われ、「特に変わったことはありませんが、治療後の吐き気でなかなか丁寧に歯を磨けない日が続くと、折れた歯の廻り等が痛むような気がします。先週末土曜日に、かかりつけクリニックで3か月に1度の検診で診て頂いたが、とりわけ問題はないとは言われてきました。」とご報告する。

 先生が一通りチェックされ、「特に問題なく安定しています。今後はかかりつけ医に定期的に診てもらえばOK。口蓋隆起も問題なし。ランマークの再開や何かあればまたいつでも来るように。ひとまずここでの経過観察も終了で良いですよ。」とのこと。

 2012年秋、EC副作用による高熱で入院した際、急性歯根膜炎も発症しており、その治療から口腔外科通いが始まった。その後、上顎口蓋隆起部分の顎骨壊死等も経て、口腔外科にはかなり長くお世話になった。途中、何人も先生が交代されたが、これにて無事卒業となった。お礼を言って席を立った。

 再びエスカレーターで1階に降りて、腫瘍内科へ移動した。待合い椅子はそこそこの混雑だ。ほぼ定位置を確保してから受付に並ぶ。いつものように問診票の追加を頂く。今回も息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れ「ある」の前に“たまに”を追加した。
 既に採血から1時間以上経っているので、忘れないうちに血圧測定。115-69、脈拍が86。
 
 今日のお供は乃南アサさんの「六月の雪」(文春文庫)。
 帯には「癒しの島での七日間が彼女の人生を変えた!声優になる夢に破れた未來は、病に倒れた祖母のふるさと、台湾・台南を訪れるー。著者の”台湾愛“が結実した感動作。」とある。解説を評論家・川本三郎さんが書いておられるが、「台湾の古都、台南にいい旅をしたような思いにさせてくれる、読み応えのある小説である。」。
 まさにその通り。日本と台湾の過去と現在を重層的に描いた渾身の一作、ともある。随分前になるが、家族と訪れた台湾周遊の旅で台南も立ち寄ったことを思い出してグイグイと読めた。

 30分ほどして ”中待合いへどうぞ”に番号が出た。そこから15分ほど待って、先生がお顔を出された。今日は病院チェックインから先生にお目にかかるまで2時間ちょっと。あれこれ周った割にはとても順調である。

 「おはようございます。」と挨拶して、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着いた。
 「今日は薬学部の学生さんが同席します」とのことで、奥に座っておられる女性に会釈をする。
 「さて、4週間ですね、相変わらずでしたか・・・。」と訊かれ、「はい。今回は気持ち悪さ1週間の後、下痢があり、胃痛もあり、胃薬を何度か飲みましたが胃が重く、復調までたっぷり10日はかかりました。体調の良い時間が1週間延びて良かったです。口腔外科も一旦卒業になりました」と返事をする。

 先生の横にあるPCにはレントゲンの画像が2枚並んでいる。もう一つのPCには採血結果が出ている。
 「採血の結果は特に問題ありません。マーカーはまた上がっているけれど、まあ本当に上がっているのかわからない。来月以降もまた上がるか、ですね。いずれにせよ下がり続けてゼロになることはないので。肺の影は8月に比べてそれほど目立たない。ほぼ変わりない。大きくなったか、と思ってから粘り腰ですね。ということで治療を続けましょう。」とのこと。

 マーカーは2桁に突入である。白血球は3,800、好中球は1,300ほどあった。HとLの項目もまあいくつかある。アルブミンはまたLに逆戻り。診察室での検温は6度5分。

 エンハーツが効いているとの判断で治療続行である。職場の検診結果をお見せして、年内にCTの予約が、次回心エコーの予約が入った。
 4週間分の薬が処方される。前回同様、臭くて辛いエルカルチンは1日4回から3回に。

 お礼を言って、診察室を出、化学療法室へ移動する。お一人待っている。
 受付番号を取り、待合い椅子に座ってお手洗いを済ませると、夫やお友達にライン連絡をする暇もなく、すぐにOkさんがイメンドを持ってきてくださって、その場で飲む。ほどなくしてOkさんから窓側の通路脇のリクライニングシートに案内された。外は今にも降り出しそうなお天気だ。
 
 環境整備をして読書を再開すると、薬剤師のIさんが薬科大生を連れて薬局への情報提供書類を持ってきてくださった。「長く続いていますね、間隔をあけても効いているようですし。何か気になることはありますか」と問われ、エルカルチンの臭いが辛いことを訴える。「吐き気があるととても一日4回は飲めずに3回がやっとで・・・」とお伝えする。
 Oさんが針刺しに見えた。殆ど痛まず、ラッキー。お隣も静かで、お喋りの声も騒音も気にならない。

 針刺しの後10分ほどで久しぶりにKwさんが薬を持っていらした。SpO2は95%で脈拍は74。Kwさんは2階に異動になったそうだ。しばらく化学療法室に通わないとこういう事態に遭遇する。今日はヘルプで午後は耳鼻科なのだそうだ。
 口腔外科のW先生のこともよく知っておられた。水曜日と金曜日は特に混雑しており、先生方が外来を終えるのは夜7時を廻るそうだ。緊急事態宣言が明けて、受診控えや予約キャンセルもめっきり減ったそうだ。

 そして、薬剤師のIさんが戻って来られる。エルカルチンはアミノ酸なので魚の腐った臭いがするのは確かで、自分の体臭や汗が臭く感じるのもあり得るとのこと。解決にはならないけれど、訴えたことをすぐに調べて戻って来られて共感してくださったことがとても嬉しく救われた気分になって、お礼を言った。

 大きい錠剤が辛ければ、ドリンクタイプや注射もあるという。うーん、そこまでしなくても我慢かな、とお答えしたが、「とにかく治療後は鼻が敏感になって、職場では香水や柔軟剤の匂いも辛くて・・・」と言ったら、「次回までにまた対策を考えておきます。」とのこと。有難い。

 ふと窓の外を見れば土砂降りになっている。曇りの予報だったので、念のため小さな折りたたみ傘は持ってきたけれど、これでは、とても太刀打ちできない。小降りになりますようにと祈る。
 Kwさんの同僚の方で、同じようにエルカルチンはとても臭くて飲めないし、香水や柔軟剤の匂いに困っている方がいるとのこと。私だけのたわごとではなかったことにほっとした。

 アロキシ・デキサートミックスからスタートし、ブドウ糖、エンハーツ、ブドウ糖、生食である。始まってからは順調。Okさんが途中薬を替えにいらしたので「Kwさんが異動とは知りませんでした。Okさんは異動しませんよね?」と確認してしまった。
 
 投与後血圧測定もKwさんで、109-51、脈拍は65。抜針はOさん。全く衝撃がなくてほっとした。そうお礼を言ったら「そうなるように頑張りました。」とのこと。有難い。お手洗いを済ませ、お礼を言って化学療法室を出た。

 腫瘍内科で受付表を出し、処方箋のデータをFAXで薬局に送る。この技も大分ポピュラーになってきたようで、何人かが並んでいた。丁度トライしていた年配の女性がなかなか出来なくて困っていた。
 私の前に並んでいた年配の男性が私の顔を見て「どうしたものやら・・・」という顔をされたので「お困りですか?」とお手伝いして、無事に送付。
 男性に「それではどうぞ」と言ったところ「お先に、私もしくじりそうなので・・・」と仰るので、お言葉に甘えてぱぱっと送り、その場を離れた。待合い椅子で暫し本を読みつつ10分ほど待ってから自動支払機でお支払い。カードで11万円強。

 外に出ると、路面はびっしょりだったけれど、雨が止んでいて安堵した。朝よりは気温が上がっているが、荷物になるのでコートは着て、ストールはやめておいた。
 薬局の待合い椅子はそこそこの混雑。FAXは無事に届いていたけれど、やはり後の番号の方たちに抜かされる。レイトチェックアウトの時間が迫っている。

 30分ちょっとの待ち時間で済んで、初めましての薬剤師Yさんから薬を頂く。エルカルチンの話をして9,000円弱カードのお支払い。今日の病院と薬局の滞在時間は合計で5時間半強。2科受診だからきわめて順調だ。

 急いでホテルの部屋に戻り、荷物をピックアップしてからチェックアウト。ショッピングセンターで夫に焼き菓子のお土産を買い求める。
 朝食をしっかり頂いたのとあまりお腹が空いていないのでそのまま駅へ向かう。乗換駅まで戻ったけれど、それでもあまり空腹でないので、そのまま自宅最寄り駅まで。
 いつものカフェで軽く食べて帰ろうかなと覗くと、長蛇の列だったので、諦めて帰宅。雨が降っていなかったので助かった。

 帰宅後は生協のお届け品を取り込み、収納。何も食べないわけには、とレンチンのミニドリアとカップスープをお腹に入れて、薬を飲む。今日頂いた薬やら何やらの片付けをしてちょっと横になったら、ライナーに乗って定刻通りに夫が帰宅した。

 今日はイメンドを飲んだ後眠くてたまらなかったけれど、本が面白くて結局頑張って起きていた所為か、とにかく眠くて、夫が生協で届いたお寿司を食べている間はウトウト。

 お昼が遅かった(既にお夕)し、お腹がなんだかモタモタして空かないので、夫が剥いてくれたシナノスイートと柿だけ頂いて、このブログを書いている。

 明日は通常出勤だ。なんとか乗り切らなくては。
 ちなみに今日はブログ開設12周年。毎年「祝!ブログ開設〇周年」の記事を書いてきたが、今日は治療日記だけで一旦終了にしたい。明日思うことが書けるようなら書いておきたいと思う。

 
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2021.10.26 そしてまた明日は・・・

2021-10-26 21:37:34 | 日記

 昨日は1日残っていた夏休みを頂き、休務日の夫と、都心まで出向き用足しと買い物をしてリフレッシュした。
 月曜日だというのに百貨店は随分と混雑しており、緊急事態宣言が開けたのだなと改めて思った。

 そして今日は大雨の荒れた天気と聞いていたけれど、朝起きたら雨はやんでおり、天気は急速に回復した。

 出勤すると、午前中は昨日届いたメールの処理やらオンライン会議やら電話対応等で追われた。
 かつて採用に関わった同僚が、夏の終わりだったか、入籍したと聞いていたが、緊急事態宣言中にランチに誘うのも憚られていた。先日引っ越しも済ませて、大分落ち着いたとのことだったので、今日はお昼に誘った。
 12月に家族だけで結婚式と会食をするとのこと。
 今日は運良く大安の日。心ばかりのお祝いの品を渡し(今日は雨が酷いと聞いていたので、雨除けカバーをつけて濡れないように厳重にして頂いたのだけれど、結果としてなんだか大げさな包みになってしまった。)、私も32年近く前に沢山の方たちから結婚祝いを頂いたなあ、を懐かしく思い出した。

 そうこうしているうちに、明日はもうエンハーツ21クール目の治療日だ。
  先週末土曜日の夜は、恒例になった2週に1度の高校のオンライン同窓会だったというのに、体調が良いにもかかわらず、すっかり失念して出席を逃してしまった。その時何をしていたのかも思い出さない体たらく。昨夜見逃し配信の連絡が来て、初めて思い出したというお粗末さ。
 次回2週間後は治療後10日ほど経ってようやく体調が上向きになるタイミング。海外在住組の興味深そうな話題なので、忘れないようにしなくては。

 そして、瞑想ヨーガのクラスを開催するのは体調が最も良い治療直前の日曜日の午前中だ。クラスの日になると「ああ、また治療なのだなぁ」とも思う。
 それでも、秋口から治療が4週間に1度になったことで、今のところ調子良く過ごせる日が1週間増えたし、さらにはクラスを3週に1度ないしは6週に1度かと変則にしないでコンスタントに4週に1度(つまり月に1度ペース)開催することが出来るようになったのは有難い。
 
 明日治療を受ければ当分の間、体調不良でヨガクラスには通えなくなるわけだけれど、とにかく今日は前泊をして明日の治療に備えたい。
 明日は採血、レントゲン、口腔外科を回ってから腫瘍内科診察となり、なかなか忙しい1日になりそうである。

 記録のために。
 昨日帰宅すると今月2回目のお花が届いていた。ピンクのスプレーカーネーションが2本、濃いピンクのカーネーションが4本、紫色の可愛らしい花をつけたクジャクソウ、尖った葉に小さな白い花をつけるというクルリとした茎が面白いセッカエニシダ、レザーファンの葉が1本ずつ。花言葉はそれぞれ「熱愛」、「温かい心」、「ひとめぼれ」、「謙遜」、「魅力」だという。
 前回届いたデンファレは長く保ってくれる有難い花。まだまだ綺麗なので、少し奥に控えてもらうことにして、玄関には新しい花を活けた。ピンクリボン月間にふさわしいようなピンクのグラデーションに気持ちが少し明るくなった。
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