ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.5.10 治療前日の過ごし方

2022-05-10 22:45:24 | 日記
 火曜日。今日は13日ぶりに夫が出勤だ。目覚ましが鳴ってすっくと起きる。朝の瞑想ヨガを終えて、夫を送り出す。旅行のお土産をしっかと持って出かけたけれど、後ろ姿がなんとなくブルーな色をしている。
 昨日までの予報に反して朝からとても良いお天気。明日からはまた良くないようなので、今日の陽射しは有効に使うようにとコメントを聞き、では!と洗濯機を廻す。夫のニット類や私の最後まで残ったニット等をデリケート洗いで。

 昨日洗濯を終えたけれど、やはり日に当てておきたいものをベランダに出して、からっと乾いたところを見計らってから畳む。こういう小技は家にいるからこそ出来ることだ。仕事があって出かけるとなれば、雨が降りそうな天気だったら外には干さないで一日部屋干しだし、朝晴れていて外に干して出かけても突然雨が降ってきたところで、取り込むことすらできない。こういうコマメなことを今まで何十年もやらずに来たのだなあとしみじみ。

 明日、通院治療を終えたらまた当分ヨガスタジオにご無沙汰になる。今日はお昼からM先生のストレッチングヨガに出ることにした。昨日のアナトミック骨盤ヨガでどれほど筋肉痛になるかと心配したけれど、それほどでもなくてほっとする。
 タオルを使って腕から肩甲骨からわき腹から・・・全身を気持ちよく伸ばしていく。いつのまにかたっぷりと汗が出ている。最後のシャヴァーサナを終えるとスッキリしていた。
 帰りにドラッグストアで日用品を調達して、帰宅。遅いレンチンランチを摂って、諸々片付けを済ませてから、夕方早めに家を出た。

 今日のお供は酒井順子さんの「家族終了」(集英社文庫)。
 ショッキングな題名である。帯には「ぜひこの本を多くの方に呼んで頂いて、『家族終了時代』について、それぞれ考えて頂きたいです。」と樋口恵子さんが推薦しておられる。「事実婚、生涯独身、同棲カップル、変わりゆく日本の“家族”どこへゆく?」とある。
 久し振りの酒井節に唸りながらも頁を繰る手が止まらなくなった。

 ホテルにチェックインし、荷物を整理して、明日読む文庫を数冊、ショッピングセンターで調達する。
 夫は今日、美容院にカットの予約をしており、夕食は不要ということだったので、安心してお友達と夕食が摂れる。病院最寄り駅前泊のため、そこまでいらして頂けるという有難い夜である。こんな機会はまたとない。
 2019年に大学合唱団の70周年記念コンサートにお出で頂いて以来の再会だ。
 コロナ禍になり、都心等のリアルなスタジオに行くこともなくなった。オンラインクラスでは画面越しにお目にかかっているけれど、リアルにお話しする機会はなかったので、こうして大切なお友達と会食が出来ることが本当に嬉しい。
 イタリアンに舌鼓を打って、楽しいお喋りに花が咲いて、あっという間に3時間近くが過ぎた。

 さぁ、心も身体もエネルギーチャージして、明日は28回目のエンハーツ治療である。

 
コメント
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