ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.5.31 皐月晦日は炊事・洗濯・断捨離の1日

2023-05-31 23:20:53 | 日記
 昨夜、息子は歓迎会で帰宅が午前様。チーム対抗のクイズ大会で優勝したと賞品を嬉しそうに持ち帰り、凄く楽しかった、と高揚してお喋りが止まらなかった。
 こちらは既に入浴は済ませていたので、さっさと寝かせてもらう。

 今朝、目覚ましが鳴ってもなかなか起きられない。疲れがこびりついている。ノロノロとリビングに行くと、息子から「2人はまだ宮古島にいたら大変だったよ」と言われる。
 Jアラートが沖縄県内に出たという。NHKでは番組変更でずっとそのニュースが続いていた。また、一昨日搭乗した正午便は飛ぶものの、当初予約した午後便は台風で欠航が決まっていた。てんやわんや劇はあったものの、無事帰京出来て結果オーライだったということか。

 その息子、今夜は前職の同期が転職して、都内勤務とのこと、久々に一緒に飲むから夕食は要らないと出て行った。
 母に様子伺いのMeet通話。昨日はよく眠れて、身体がとても楽になったという。なるほどいつもの感じに戻っていた。
 昨日は午前中通院だったため、今日に変更して頂いたヘルパーさんが来てくれるので、午後、救急病院に支払いに行くため支度をしているとのことだった。無理しないで、行けなかったら連絡を、と応じた。夫がエクセルで作ってくれた体調管理帳(血圧、体温、SpO2)を郵送するので、ちゃんとつけるようにと言う。

 朝、まだ元気のあるうちに洗濯機を廻し、夫と2人の夕食の献立を考え、昼食の下ごしらえを済ませる。お天気がイマイチなので、厚物は乾燥機に、それ以外は浴室乾燥に。

 夫が月に1度のクリニックに出かけている間、日記を書いたりネットでニュースを読んだり。
 さて、断捨離再開である。今日は夫も参加して、和室の書棚の観音開き部分と仏壇の上に載っている物を、私は寝室の小さな籐のタンスの上に載っている物にトライ。処分するものと残すものを仕分けし、タンスの中に全て収まるようにする。観音開きはすっかり空っぽになり、ほぼ全品処分。

 そうこうしているうちにお昼になる。ピンポンが鳴って生協のお届けだ。夫と2人だとピストン輸送が出来るのでとても楽だ。一人でまずは玄関に取り込んで、続いて冷蔵庫等に収納するとそれなりに一仕事だけれど、玄関に置いてくれるだけで随分違う。

 乾いた洗濯物を畳んで収納し、朝のうち具材を用意していた今年初の冷やし中華を準備して夫と遅いランチ。

 午後からは和室の押し入れの下の段に着手。「とりあえず、と置いたものが10年になる人もいますよ」と断捨離トレーナーのMさんが仰っていたが、なるほど、お正月、息子のコロナ騒ぎで母を泊めた時にひとまず、と入れたモノがそのままになっている。10年とは言わずとももう5か月である。まずはそこからスタート。

 捨てても捨てても目に見えて片付いた感じがない。特大の燃えるゴミ、燃えないゴミ2袋が出たにもかかわらず、である。そんなことをMさんにこぼしつつビフォーアフターの写真を送ると、「いえいえ、ちゃんと減っています」と励ましてくださる。

 母からスマホに電話が入る。日曜日、救急でかかった病院(当日は夜遅かったので、会計が閉まっており、息子からは保証金だけ置いてきたと聞いていた。)に清算の支払いをしてこられたという。体調次第では明日、私が行く予定でいたが、電車に乗らず、バスだけで行けたので問題なかったそうな。とりあえずよく頑張りました、と褒めておく。

 押し入れを半日で全部綺麗にすることは諦めた。夕食が摂れなくなってしまうので、一旦終了。夕食はメインをミールキットに助けてもらって汁物を足して整える。
 念のため母にMeet通話をすると、ちょうど夕食を終えたところだった。随分顔色が良くなり、滑舌もちゃんとしていつも通り。ほっとした。今回色々パニックになってしまい、早く病院に行かなかったことを反省したそうな。

 それにしても、このまま一日籠城蟄居では、なんだかなぁの1日。ということで、夕食後、片付けやお風呂洗いを終えたら随分遅くなったが、ロキソニンを飲んで駅前スーパーで赤と青のヨーグルトを買い出しに出た。
 その帰り、今年もメロンフラペチーノは飲み損なったので、今日からスタートの瀬戸内レモンケーキフラペチーノを夫にご馳走してもらった。3月に訪れた広島を思い出した。美味しかった。

 今日は相変わらずの耳鳴りにもめげず、地味に炊事・洗濯・断捨離とよ~く頑張った。

 息子は明日、会社の創立記念日でお休みだという。これは昨日より更に帰りが遅いかもしれない。
 早くも明日から水無月6月。朝から複数の予定があるし、夫も出勤だ。強靭な若者に付き合っていると病弱者としては大変なので、さっさと入浴して休みたい。
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2023.5.30 今日は休養、てんやわんやの顛末は

2023-05-30 22:41:37 | 日記
 昨夜は遅い帰宅だったので、今日が通常出勤の息子を一番風呂に入れて先に寝かし、洗濯物を片付けてから入浴、就寝でやはり1時を回ってしまった。
 そして今朝、いつも通りに目覚ましが鳴り、息子を送り出してから夫と2人で朝食を摂る。本当なら今朝も宮古島でホテルの優雅な朝食を愉しんでいた筈だった。

 一昨日からのてんやわんやの件は、以下の通り。
 日曜日の夕方、サザエさんが終わる頃に、宮古島のホテルから母に定例のMeet通話をした。
 朝から具合が悪くて1日寝ていたという。曰く、足が固まって痺れて動けない、なかなか歩けない、こんなことは初めて。喉も乾くし食事は何とか摂ったが、まだ早いけれど、お風呂を沸かしたのでこれから入って寝るつもりだと。

 呂律が回らないわけではないし、意識が鮮明でないわけでもないが、明らかに顔色が悪いし、具合が悪そうだ。
 折悪く日曜日の夜である。母が住む街の市立病院電話を入れて、受診できないか問い合わせたが、あれこれ症状を訊かれた挙句、手が空かないことを理由に断られる。

 母に、熱は?吐き気は?下痢は?SpO2は?血圧は?と尋ねると、熱はなく、血圧は160で、SpO2が92だという。血圧が高い。
「このままではまずい、ならば救急車を呼ぶしかないだろう。」と、横で聞いていた夫が言う。ところが母は「救急車で、かかりつけ病院でなく遠くに連れていかれると帰ってこられないので困る、向かいの家の奥さんに助けてもらう」等と訳の分からないことを言い出す始末。なかなかこちらの言うことを聞かない。

 母に、Meet通話を切らずに、自宅の固定電話で救急車を呼ぶように言う。すると「そのまま電話を切らずにいてください」と言われ待つこと15分も経たずにピーポーピーポーと音がスマホから聞こえてくる。
 男性の声が聞こえ、救急隊員が到着したことが判る。スマホ越しに「モシモ~シ」と大きな声を出して、救急隊員の方に、私に気づいてもらう。救急隊員の方が測ったら、熱が7度9分あるという。SpO2は95。脱水か。既往症やコロナワクチン接種等についても私から説明出来た。
 とにかく母はパニックになっているようで、まともな受け答えができないようだ。

 その間、夫が息子に連絡。外出先で食事中だったが、カーシェアリングで車を借り、搬送先病院に迎えに行くよう頼む。
 救急隊から折り返し、市内の病院(母のかかりつけの病院ではない)で受け入れが決まったので、これから向かう旨連絡がある。ただし、ベッドがないので診察後は帰宅することを了承を、とのこと。

 30分ほどして病院の看護師さんから、母の携帯を通して電話がある。
 診察が終わり、ご本人(母)は検査を希望しないと言うが、救急搬送されて何もせず帰すわけにいかないので、抗原検査とPCR検査はさせてほしい。結果は明日の午後には連絡する、とのこと。勿論、それはそうだと承諾する。

 さらにその後30分ほどして息子から、母を引き取ったとの連絡があったが、既に9時を大きく過ぎている。帰途、ドラッグストアでアイソトニック飲料を買って、母に飲ませてくれる。
 実家に着いたが、冷えピタもアイスノンもないのでコンビニまで買い出しに行って、処方された解熱剤は飲ませるとのこと。脳の血管が切れての麻痺ということでもなさそうで、ひとまず胸をなでおろした。

 様子を見ていたが、とりあえず大丈夫そうなので引き上げると息子から連絡があり、彼が我が家に帰還した報告があったのが10時半を回っていたか。翌日、出勤なのに無理なリクエストに応えてくれて申し訳なかった。

 いよいよ母を置いて遠出が出来なくなったと痛感する。今回は息子が車で動いてくれたので、救急車には同乗出来ずとも、迎えのフォローが出来たけれど、これでもし3人一緒に出掛けていたらお手上げだった。
 さらに息子が大阪在住のままだったら今回はどうしようもなかった。

 そして昨朝。母に電話をする。熱が8度5分だという。耳を疑った。アイソトニック飲料を飲み、冷えピタを替えて、カロナールを飲んでその高熱では、これからどれだけ熱が上がるか分からないではないか。
 ところが、実は息子が帰ってからは水分もろくに摂らず、冷えピタも乾いてカピカピのまま。貼りっ放しで替えていなかったことが判る。がっかりする。
 ネットでアイスノンとアイソトニック飲料を当日配達するよう手配し、同時に飛行機の帰りの便の変更が出来たので、2泊をキャンセルする旨フロントに伝える。
 PCRの結果は、午前中、空港に向かうシャトルバスの中で「陰性」との連絡があった。とりあえずほっとした。5類になったとはいえ、陽性だったらやはり大変だった。

 というわけで、昨日の記事に繋がる。
 宮古島から帰って自宅に着いたのが夕方6時頃。息子が帰宅したのが7時半ごろ。
 それから車を借りて、雨の中、8時過ぎに3人で実家に行き、母の状況を確認し、しょぼくれた母にあれこれお小言を言う形になってしまった。

 けれど、母を一言で言うと、「甲斐がない」のである。
 休みの夜の時間を潰して、あれこれ祖母のために出来る限りのことをしたのに、結果としてどれ一つとしてやってもらえなかった息子は、本当にがっかりしていた。
 あれこれ言っても出来ないことは仕方ないが、せめていつもと違って具合が悪いと思ったら、とにかく病院に行ってください、と夫が懇願するように言って実家を後にした。

 父が亡くなって7年、これまで運良く結果オーライで来たけれど、本当に綱渡り以外の何物でもなかったことが露呈した。
 どう話しても「私は大丈夫。この家で頑張る」と言うことを聞かなかった母だが、今回のことで、一人暮らしができるスキルが欠けていることがよく分かった。母本人がそれを実感していないのが一番怖いことなのだけれど・・・。

 今朝も微熱があった。血圧は下がったようだが、午前中はかかりつけ病院で腎がんの経過観察のCTの予約が入っていたのでそれをこなし、さらに近所のかかりつけのクリニックで診て頂いた(そうするように急かしたので渋々)ところ、「特に心配ない。肩が凝っているので水分を摂って汗をかきましょう。」と言われたそうだ。
 ひとまず自分で動けるようになったのは、体調か気持ちが落ち着いてきたということか・・・。

 ということで、日曜夜の救急車騒動は大事にならずに済んだわけだけれど、なんだかなぁと疲れが取れない火曜日である。

 断捨離をする元気もなく、午前中は溜まった新聞を読み、Iちゃんからの手紙の返事を書く。お昼は簡単に冷凍麺で済ませ、午後から気分転換にT先生の易しいフローヨガのクラスに参加した。20名弱で広々と身体を動かすことが出来た。びっくりするほど汗が出て、シャワーでさっぱりして帰宅した。
 少し疲れたのでソファと一体化してドラマの録画を視始めたら、またウトウト眠ってしまった。相変わらず耳鳴りは続いているし、頭痛もある。

 息子は所属する部署の歓迎会とのことで、夫と2人の夕食。簡単に支度をして、ささっと済ませる。
 いきなりぽっかりと空いてしまった2日間。明日はヨガスタジオが休館日なので、気を取り直してまた断捨離を再開したいと思う。
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2023.5.29 旅は3日目…の筈が、強制終了

2023-05-29 23:40:34 | 

 昨夜始まったてんやわんや劇は今朝も続いた。そして、今、この記事を自宅で綴っている。

 帰りの直行便変更が叶い、あと2泊を急遽キャンセルして今回の4泊5日旅は強制終了になった。ツアーでなく、そして変更の効くチケットだったのが不幸中の幸い。
 
 明後日15時半の便を予約済みだったが、急遽、今日の12時発で帰ることに。朝食を摂り、ドタバタとホテル内ショップでお土産を買い、怒涛のようにパッキングを済ませ(白いシャツをベッド上に置き忘れてきたことが判明し、着払いで送って頂くというトホホなミスも犯した。)、チェックアウト。
 シャトルバスで空港まで送って頂き、7年ぶりの宮古島を後にした。ビーチサンダルを買ったもののプールにも入れず、砂浜も歩けず、何も観光できずじまい。

 帰りの便は機材変更で、夫と並んで窓側座席指定した筈の席も強制的に変更されてしまい、お互い通路側の離れた席になった。
 定刻に羽田空港に到着し、リムジンバス出発までの30分弱、遅いランチタイムはカフェのサンドイッチをテイクアウトしてかき込む。

 最寄り駅に到着したのは予定より20分遅れではあったけれど、明るいうちの帰宅が叶った。
 荷ほどきをし、洗濯機を廻し、諸般の事情により息子の車で実家を訪れた後は、途中のファミレスで遅い夕食を摂り、今しがた帰宅した。
 
 何やらとてつもなく疲れているので、詳細はまた後日、である。
 
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2023.5.28 エンハーツ41クール目 さらに減量37回目投与後11日目のこと 旅は2日目 島の中心地へ・・・

2023-05-28 23:37:46 | 

 昨夜は、移動だけでかなり草臥れていたのか、入浴後はほぼ正体不明で寝落ち。11時前だったか。
 今朝は、日曜日仕様の目覚ましが鳴る前に目は覚めたけれど、まだまだ寝足りない感じ。夫も起きない。
ベッドの中でスマホアラームを消して、浴槽足湯の準備。ゆるゆると身支度をする。寝違えたのか、どうも首の筋が痛い。
 窓の外は普段とは別世界の海が広がっている。非日常、極楽の朝だ。

 夫は私が足湯をした後、足湯どころかざっと朝風呂に浸かっていた。朝食レストランに向かう。飛行機で前の列にいたご家族の姿がある。同じホテルだったのだ。ちびちゃん連れの家族が多い。
 奥の窓際の席に案内される。既に朝食終了時間まで1時間を切っている。かなり寝坊助の分類である。
 ゴーヤやら、ゆしどうふ、パパイヤチャンプルー等々こちらならではのメニューが沢山並んでいる。ちょっとずつ色々頂きながら、オムレツも焼いて頂く。
 ゆっくりと味わうブッフェの朝食で、気持ちが解けていく。留守番中の息子におはようLINEをしたら、既に起きていて朝食中のようだった。ほぼ最後の客となり、お茶を頂いて部屋に戻る。

 ところが、部屋は丁度お掃除に入ったところ。まさかこんなに早いとは・・・ろくに片付けもせずに出てきてしまって焦るが、致し方ない。あと30分は終わらないとのことで、それまでは部屋に入れないことに。
 やむなく時間潰しのため、ショップを覗きながら、息子のお土産にかりゆしウエア等を見繕いつつ、小一時間して綺麗に整った部屋に戻る。

 午前中は送迎付きの果樹園に行けたらと考えていたが、既に午前の最後の便が出てしまい頓挫。午後に、路線バスで島の中心部に行くことにしていたが、何といっても1日に6便ほどしかない。それまでには2時間近くある。
 お腹は一杯だし、プールに入るには時間が中途半端だし・・・、と食休みと称してベッドで文庫本を開いたが、途中でウトウト。夫もしっかりお休みである。

 ホテルエントランスから出ている、午後最初のバスに乗り込む。ショッキングピンクの派手なバスだ。夫と私の貸し切りで出発である。昨日降り立った赤瓦の屋根の空港で数人の乗客を拾って、バスは中心部へと向かう。
 立派な市役所の建物や都内でも見られるようなチェーン店、量販店等も通り過ぎ、地図を見ながら30分ほど揺られた末、公設市場通りで下車。
 さて、日曜日の昼下がりである。市場は思ったよりもかなり小さい。四辻の一角の建物だ。中に入ってみると、あれれ、半分のお店は閉まっている。観光案内所もクローズだ。かろうじてやっているのは食料品店とちょっとしたジューススタンドのみ。2階の食堂が営業中だ。

 他を何も見ずにこの食堂に入るかどうか思案する。メニューを見て、夫は食事よりもぜんざいが食べたいという。朝食がブランチだったとはいえ、そのままおやつだけで済ますというのもどうよ、ともう少し歩くことにする。それにしても人影が殆どないし、車も少ない。皆、日曜日でお休み中なのか。
 太陽が顔を出すといきなり日差しが眩しい。サングラスをして、麦わら帽子を被り、日傘を差して歩くが、風が強く飛ばされそうになる。何より湿度が高いのが消耗する。

 大通りといいつつランチ営業中のお店もあまりないし、きわめて静かである。名前を聞いたことはあるが都内ではあまり見ないファミレスに入ることに。中は家族連れ等で賑わっている。地元で人気だそうだ。
 奥の席に通されて、沖縄限定だという宮古そばセット等を注文する。メニューにはかき氷やら冷たいものが沢山。冷房が効いているので冷たいものはあまり欲しくないのだけれど。
 届けてくれたのはウエイトレスさんではなく、ロボットでびっくり。大きな音楽がしたと思ったら、いきなり2人分の食事を持ってきた。お見事。すっかりお腹が満ちて、外に出る。

 ファミレスでは食事だけにして、デザートに残しておいたのは、少し歩いたところにある評判が良いジェラート屋さん。雪塩のジェラートは塩味が良く効いてとても美味しかった。ちょうど雨が降り出し、雨宿りする形になった。ここはお客さんが切れず、とても流行っていた。雨の強さは大したことのないシャワー程度だが、風が強いので、結構濡れる。

 夫が食べたいといっていた宮古ぜんざいのお店までは近すぎて、さすがに立て続けにはお腹に入らない。ちょっと歩いて時間調整するため、平良港方面へと歩く。
 既に今日の便は出ており、フェリーターミナルは暗く閑散としていた。目の前に広がる海はエメラルドグリーン。本当に綺麗だ。周りの建物も何やら異国情緒たっぷりで、なんとなく海外旅行に出ている雰囲気である。

 再び宮古ぜんざいのお店に戻ってみたら、営業終了の看板が下がっていた。残念。ご縁がなかった。
 さて、帰りのバスまで1時間半ほどである。帰りの停留所となるショッピングセンター前までテクテクと歩く。途中で酷い雨に降られることもなく、旧市役所(廃墟感はあるが、建物自体は贅沢な造りだ。)を見たり、交番前に立つ名物マモル君とツーショットの写真を撮りつつ、無事到着した。

 ビーチサンダルを持ってこなかったので、プールや海岸歩きのために島サンダルをゲットする。ぜんざいの代わりに沖縄産のアイスクリームスタンドに入る。夫は大好きなバニラソフトクリームをチョイスして嬉しそう。店内は冷房が効いているのに、メニューは冷たいものばかり(アイスクリームスタンドなので当然か。)。
 お腹を壊しそうなので私は温かい飲み物が欲しいのに、そういうメニューはない。迷った末、氷少な目のタピオカ入りカフェオレにする。当然アイスクリームトッピングはパスである。

 帰りのバスの時間まで30分弱。スーパーで赤と青のヨーグルトや、今晩の夕食用にお寿司やおにぎり、果物なども調達して、バス停へ。これを逃したらタクシーで帰るしかない。早めにバス停に到着するも、5分ほど遅れていたのでドキドキした。

 到着したバスは、息子が好きなピンクのポケモン号だった。海のポケモンが沢山プリントされた車内には、若い男性客と女性客の2人のみ。私達が乗っても4人だけ。1人は空港で下車し、3人は終点のホテルまで乗っていた。

 ということで、5時間ほどの外出は観光地を回ったわけでもなく、街をそぞろ歩いてランチとお茶をしてきただけだったけれど、私達夫婦らしいお出かけになった。
 部屋に戻って一服。お腹も壊さずに無事帰ってこられてほっとする。

 そして、Meet通話で母にご機嫌伺いの電話。その後、予期せぬ事態になり、てんやわんやの数時間を過ごすことになる。これについては後日、落ち着いてから書きたいと思う。何はともあれ息子には感謝、である。
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2023.5.27 エンハーツ41クール目 さらに減量37回目投与後10日目のこと 7年ぶり南の島で命の洗濯旅スタート

2023-05-27 21:31:21 | 
 昨夜、ヘロヘロになりながら旅支度と断捨離を何とか終えた時に、予期せぬアクシデントが起こった。
 夫が「マイナンバーカード返したよね」と言う。重要備品としてパスポート等と一緒に管理しているが、夫から返して貰った記憶がない。???
 一昨日、ワクチン接種に行った時に、本人確認用として持参したのだ。受付で確認してもらった後、返してもらった記憶がすっぽりないという。さて、困った。
 財布や着ていたブルゾンのポケットや、バッグの中などを探しているが見つからないという。
 私が色々訊くとだんだん不機嫌になってくる。こちらもかなり疲労困憊しているので、黙る。

 「これはまずい、どこにもない。ダメだ。交番に紛失届を出しに行ってくる。」と言い出したのは11時近くになってからのこと。
 ところが、私が何気なく夫が探したのとは別のバッグを見たら、あるではないか。
 「これは何でしょう?」「・・・。」
 救いはちゃんとファスナーのついたポケットに入れていたことだ。なぜ無意識にあちこちに入れるのか。   
 自分で何のバッグを持って行ったかも覚えていない、困った忘れ物大王である。

 ここで、1日断捨離をした疲労がぐっと上乗せされて顎が出る。既に眠い。とはいえ、頭が興奮していたのかなかなか眠れず。マントラCDのBGMが終わって眠りにつけたのはまた1時を優に回ってしまった。

 そして今朝。あと1時間眠れるところだったのに、5時前にお手洗いで目が覚める。そこからなんとなくグズグズして、夫の鼾を聞きながらちょっとトロリとしたら目覚ましが鳴った。夫はまだ眠っている。
 朝食の支度のタイミングで夫が起きてくる。毬藻の水替えをし、花の水切りをし、ごみをまとめる。
 今日もお腹は快調だ。最終的にキャリーケースの蓋を閉じて、タクシーを呼んで駅に向かう。リムジンバスでは渋滞が心配だし、今日は普段とは違う電車の経路が一番早いようだと夫が言うので、その経路で空港に向かった。

 車内と機上のお供は、小野寺史宜さんの「今日も町の隅で」(角川文庫)。
 初めましての作家さんによる10つの短編集だ。帯には「このまちは、ひとを優しく包み込んでくれる 本屋大賞2019年第二位、『ひと』の著者、初の短編集。あなたの背中をそっと押してくれる10の物語」とある。
 書店員の沢田史郎さんが解説で「昨日できなかったら、今日頑張ればよい。だからこそ”今日は”ではなく”今日も”町の隅で、なのだろう。」と書いておられるが、敗北にへこたれず、立ち上がろうとする誰かに声援を送る物語、11歳から42歳までの主人公の、どれもほっこりと元気になるお話しだった。読みやすくどれも良くできていてスイスイと読み切った。

 乗り換え案内の予定通り、フライトの1時間前に空港駅に到着する。JRから私鉄の乗り換えでは、目の前で急行に行かれてしまったが、それがなければもうちょっと余裕があっただろう。初めての駅の乗り換えでちょっと勝手がわからなかった。お腹は快調なので、お手洗いに寄りつつ、なので結果オーライだったのだけれど。

 さて、まずはチェックイン。夫の持つ大きなキャリーケースを預けて身軽になる。空路3時間の間にランチを摂らねばならない。昨夜のマイナンバーカード紛失事件のお詫び、且つお礼として豪華空弁をご馳走してくれる、というので有難く。ベーカリーで好みのランチボックスやデザートを買い込んでから、空弁としては一番高価だった有名料理人プロデュース、二段重の季節のお弁当を所望した。

 乗りこんだ飛行機は人気の、ブルーのジンベエジェットだ。夫はしっかり窓際席を陣取ってスマホを構えている。前の席の、外国人と日本人女性の両親とハーフのちびちゃんが賑やかだ。満席でもなく隣が空席だったので、らくちんだった。
 定刻通りのテイクオフ。すぐに江の島や芦ノ湖がクッキリと見えるのを夫がしっかり撮影。さらに雪をかぶった富士山の勇姿が文字通り“頭を雲の上に出し♪”で素晴らしかったこと。思わず母や断捨離トレーナーのMさんに写真を送る。

 スープを頂き、本をほぼ読み終わったところでランチタイム。ちょっとずつ色々の懐石風お弁当と、サンドイッチやデニッシュをシェアしながら満足いくランチになった。食後の珈琲も可愛らしいジンベエカップで提供される。

 定刻通りに着陸する。眼下に広がる海の色が美しい。全長3,540mの伊良部大橋も広がる。
 7年前、結婚記念日旅行で初めてこの島を訪れたのは冬だった。お天気がいまいちで、雨模様だった。その時にガイドさんに「宮古の海はこんなではない、是非次回は東洋一綺麗な本当の宮古の海を見て頂きたい」と言われたのを思い出す。それでも十分綺麗だったので、一体本当の宮古の海とはどれほど美しいのだろうと楽しみにしてきた。

 外気温は27度。ムシっとしている。ああ、忘れていた南国の空気である。荷物がすぐに出てきてお手洗いを済ませ、ホテルのシャトルバスのお迎えにピックアップして頂く。私達ともう一組のご夫婦、女性1人の5人でホテルに向かう。

 入道雲に青い空、サトウキビ畑の中をバスは走り、15分ほどでホテルに到着した。エントランスから既に、東南アジアのリゾートホテルにやってきた雰囲気だ。シーサーやハイビスカス、ブーゲンビレアの花たちが迎えてくれる。
 チェックインを済ませ、8階の部屋に案内される。これまで空梅雨だったが、今日は初めて雨模様なのだそう。なるほど、この湿度は雨の前触れか。大きな窓からコーラルブルーの海と青空が広がる。ベランダに出ると、プールで泳いでいる人たち、白い砂浜を散策している人たちの姿が沢山。
 ホテルの部屋くらいまで、とは言わずとも、戻ったらまた自宅の空間をより快適なものにするために断捨離頑張りたいです、とMさんに宣言。他人様に我が家の恥部を晒したことで、もう後には引けない、という自分を追い込む儀式が必要だったなと改めて思う。

 荷ほどきをし、お茶を淹れてほっと一息。寝不足で眠い。そして何より耳鳴りが酷い。疲れると左耳の調子が悪くなるのだが、これは子どもの頃に中耳炎をこじらせた後遺症のようだ。昨夜からずーっとズズズズと鳴り続けている。鬱陶しいことこの上ない。
 飛蚊症だったり、耳鳴りだったり、加齢のせいもあるのだろうけれど、断捨離を頑張りすぎたか。それが機中の人となり、気圧の変化があったせいか少し緩和されていたのだけれど、降りたらまた始まった。うーん、困った。

 空の色、海の色が刻々と変わる。あれ、灰色の雲が・・・、と見ればスコールである。実に東南アジアである。夕食の予約方々ホテル内探検に出かける。色とりどりの花が咲くプールサイドには、クロアゲハが群をなして飛んでいる。南国である。
 プールサイドにいる人たちもデッキチェアに身を委ねてリラックスしている。老いも若きも楽しそうな笑顔だが、果たして水温はどうかと触ってみると、それほど冷たくない。

 そんな中、突然雨が降ってくる。急いでフロントまで雨宿りに戻る。近くには飲食店らしきものはないし、車という足がない私達はホテルで食事を摂るしかなさそうだ。明日は夫がバスで市場方面に行ってみようと言っている。なるほど4泊ずっとホテルご飯というのも芸がない。

 4泊して31日に帰京する予定だが、レストランを予約したインフォメーションセンターで「台風の進路によっては飛行機が飛ばなくなる恐れもありますので、チェックしていてくださいね」と脅かされる。
 自称晴れ女の私だが、帰京翌日、翌々日とも予定が入っているので、なんとか逃げ切らないと、である。
 一方、夫は「大丈夫、俺は週末も休めるから」なんて宣う。何よりホテル延泊と帰りの便を押さえるのが大変なことになりそうだ。祈るしかないのだけれど。

 ホテル内のコンビニでおやつを買って部屋に戻り、小腹を満たしたら、夫はお疲れのご様子で、気持ちよさそうにお昼寝である。
 夕食前には母にMeet通話で、部屋からの美しい海の景色を写してお裾分けする。

 夕食はホテルの和食レストランで、ホテルからのウエルカムドリンク-夫はワイン、私はマンゴージュース-でまずは乾杯。琉球食豊かなミミガーやらグルクンやら地産地消の食材豊富な和食懐石を頂いて大満足。眼も舌も楽しんだ後は、島唄のライブで歌姫も登場し、耳も楽しませて頂いた。
 食後はお腹ごなしに朧の半月を頭上に見ながら(星は残念ながら雲が厚いようであまり見えず)お庭をお散歩。バーベキューテラスや他のレストランをチェック。さらにお天気が良ければ星が降る空をデッキチェアで横になって眺められるという最上階のスターダストバルコニーを下見してから部屋に戻ってきた。

 珈琲で一服し、ブラウスのボタンが外れかけていたのに気づき、ソーイングセットをお借りして苦手なお裁縫をすることに。指先がしびれて針に糸が通せないとぼやいていたら、夫が一発で通してくれた。とほほ。

 お風呂は大きな洗い場がついていて、アロマの香りのバスフレグランス付きだ。ゆっくり旅の疲れを癒して早めに休み、明日からに備えたい。
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