ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.5.6 GW家族旅最終日 仙台観光後、グランクラスで無事帰京

2022-05-06 23:35:47 | 

 昨夜は2人がホテルに戻ってきた後、温泉に入ってから荷物のパッキングをほぼ終えて就寝。前日より少し早めに眠ることが出来たが、結局午前様には違いなかった。寝不足が続いている。
 今朝の朝食集合時間は7時半だったので、朝少し早めに起きて、一人で朝風呂に出かけた。明るい陽射しが差す露天風呂がとても気持ち良かった。長湯は禁物。ぱぱっと洗って部屋に戻り身支度を済ませる。
 
 連休狭間の平日、金曜日。2人は7泊8日、私も5泊6日という長旅もいよいよ最終日になった。前半はお天気があまり良くなかったけれど、幸い長時間にわたって酷く雨に降られることもなく、後半はお天気が良い日が続き、連日汗ばむほどの陽気になった。
 今朝は洋食メインにチョイスして、しっかりエネルギーチャージだ。初日にすっかり胃腸がダウンして夕食がほぼ摂れず、1キロ痩せた・・・と思ったら、後半は盛り返して普段より1キロ増。つまりはこの旅行で2キロ増えたことになる。毎日15,000歩前後歩いているのに、家族揃って体重が増えているのだから、凄いことだ。

 今日も朝からカーシェアリング。ホテルから徒歩1,2分といった便利なパーキングからスタートする。午前中は息子の発案で、笹かま手づくり体験教室に参加することになった。

 予約時間よりあまりに早く着きそうだということで、息子が楽天イーグルスの屋外スタジアムを観に行きたいという。車だとこういうことが出来るのだなあ、と思う。あいにくスタジアムはクローズだったけれど、外から見学することが出来た。テーマパークのように観覧車等もあり、雰囲気は十分楽しめた。

 そして予約したかまぼこ屋さんへ到着。魚のすり身の成型から焼き上げ迄、笹かまぼこづくりを楽しく体験することができるというもの。コロナ禍で色々な体験教室はどこも中止のところが多い中で、定員18名(本来は36名、コロナのため半数にしている)のところ、3人貸し切りで体験することが叶った。

 まずは手を洗い、帽子とエプロンをつける。一人一人に用意された道具の前に立つ。水を貼ったボールで手を濡らし、タラ、グチ、イトヨリの3つの魚で作ったすり身を2つ分、手でボール状にして櫛を刺し、型に入れて抜く。続いて軍手をはめて300度になるグリルにセットして手首で廻しながら焼き上げる。外はこんがりと焼き色が付き、中はふっくら。

 1階のカフェ席を提供して頂き、焼きたてのかまぼこの美味しさに舌鼓を打った。小一時間、私達家族3人のためにだけ一人の店員さんがついてくれた貴重な体験は、何やら童心に帰ってとても楽しめ、満足した。
 その後は、2階に上がり、藤城清治さんの影絵ミュージアムを見学した。市内若林区は11年前の大震災で壊滅的な被害を受けたという。ニュースで若林区という地名を何度も聞いたことを思い出す。昨日松島を訪れた時もこけし屋さんの窓にも「津波ここまで、1m40㎝」とあった。多くの家屋が皆、まだ新しいのを見るにつけ、胸が痛んだ。
 要冷蔵のかまぼこは保冷剤の限界が8時間というので、駅の店舗で買うことにして、併設された七夕館を見て、再び市内に戻る。

 昨日、一人でシティループバスに乗って市内を70分ほど車窓から見学したが、「仙台城跡には行きませんので、頑張って自分で登ってください」と運転手さんが言うのに「?」と思ったところ、その理由が分かる。
 3月16日にあった地震の影響で通行止めになっていたのだ。麓の国際センターに車を停めて、そこから歩け歩け、である。急な山道を登り、夫は腰痛でかなり辛そう。

 気温も上がってきて、マスクをしているので実に辛い。なんとか頂上まで到着し、水分補給した後、城跡へ。市内を見渡す素晴らしいパノラマが広がっていた。ところが、シンボルである伊達政宗の騎馬像には白幕が掛かっている。これもまた、地震の影響で馬が傾いて修理中とのこと。そういえばニュースでそんなことを聞いた記憶が・・・本当に大変なことだったのだ、と改めて思う。

 大好きなソフトクリームを食し、少し元気になった夫を励ましつつ、再び麓まで降りる。車に乗り込んで、ホテルまで戻って荷物をピックアップ。ここで夫が息子と私のキーケースを忘れたかも・・・というトラブルに見舞われる。部屋の荷物は全てさらってきたという。
 部屋の掃除がまだというので直接部屋をチェックさせてもらったけれど、ない。結局ロビーで荷物をひっくり返す羽目に。キャリーケースのポケットから出て来て、ほっとする。それにしても、疲れていると何が起こるか分からない。

 荷物を引っ張って駅まで。遅いお昼である。お昼前に試食した笹かまぼこが結構効いていて、お腹もすいていない。帰路のグランクラスに乗れば、またお弁当を食べることになるし・・・と、息子はお寿司が食べたかったようだったけれど、夫と私はかるくお蕎麦くらいで十分、と。するするとお蕎麦を頂いてから2人は職場へのお土産等を購入。

 みどりの窓口で来月母と出かける切符を取ってから、はやぶさ号に乗り込んだ。往路は一人で4時間だったけれど、復路は3人で2時間の旅だ。乗り込んですぐにおしぼりが届き、スリッパに履き替えてリクライニングシートでリラックス。
 お腹はろくに空いていないのに、しっかり軽食のお弁当とりんごジュースを頂く。夫と息子はスパークリングワインやらシードルやらを頂いて嬉しそうである。その後、眠くて眠くて…ハッと気づいたらブランケットを掛けて頂いているところだった。息子は日本酒やらお茶やらお菓子もおつまみも、あれこれ注文してすっかり満喫していた模様。

 私は長旅だから、と文庫を数冊持ってきたものの、疲れて眠くて読書どころではなかった。あと30分ほどのところで、お茶菓子とハーブティを頂くと、瞬く間に終点の東京駅に到着した。車内から帰りのライナーを予約したのだが、すっかりぼけていていつもは後部車両に乗るところを先頭の1両目にしてしまい、とほほだった。駅で延々と歩く羽目に。

 私鉄乗り換え駅に到着したが、ライナーの出発まで40分ほど。夫が「夕食はどうする?」と訊くが、ずっと飲んだり食べたりしていたので、全く空腹は感じない。ひとまず喫茶店に入って喉の渇きをいやしてから、ライナーで最寄り駅まで帰ってきた。
 何も食べないわけにはいかないから、と駅前のファストフードで軽食を済ませ、タクシーで無事帰宅した。今日の万歩計も13,000歩超え。荷ほどきだけ済ませて、洗濯は明朝廻しにした。
 2人はお土産に買ってきたかまぼこでビールを飲みながら野球談議である。幸せなGWの夜である。
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