東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

日本民藝館展

2015-12-19 21:30:12 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 先日結果をお知らせいただいていた日本民藝館展。べにや民藝店さんから招待券をいただきましたが、干支や招き猫などつくりでどたばたしていたので今日やっと落ち着いて観ることができました。

受付で自分の作品を撮影させてもらえないか(本来館内は撮影禁止)お訪ねしたところ、展示室の係の方へ相談してください、ということでお願いしました。わざわざ腕章を持ってきてくださり、身につけた上でお許しいただきました。

   

 「入選作品」の展示会場内にあるガラス戸棚の最上段。 ありました!12点並んでいます。(他の展示作品には失礼なのでぼかしをつけさせていただいてます。) 

 ピンクの札は「売約済み」という意味のようです。会期いっぱい展示されるようです。ありがとうございます。

 

 向かって左からできるだけ近く接写してみました。

 左から「招き猫のぴいぴい」「虎加藤」「装束稲荷の招き狐」「天神」「丸〆猫(昭和戦前風)」「狸のぴいぴい」「江戸一文雛」「丸〆猫(嘉永安政風)」「らっぱ吹きだるまのぴいぴい」「羽織狐」「里神楽のぴいぴい」「鉄砲狐」。

 自分で言うのも何ですが、素敵に飾ってくださってよく見えるといったらよいのか、、。実際ですがこれら全て今まで作ってきた型の人形ですが、ご覧いただいている方の中にはここが違うという部分に気がついていただいているかもしれません。「丸〆猫(昭和戦前風)」以外は大なり小なり今回試みた部分があります。

 会場の係の方に「よかったですね。」とお声がけいただいてうれしかったです。

先の記事の羽子板市のことも、ここ日本民藝館展でのことも自分ひとりで叶ったとは思ってません。多くの方々にお世話になり、アドバイスいただいたりして叶ったことです。みなさんありがとうございました。

 帰途「井の頭線 駒場東大駅」近くの東京大学の敷地の風景。ずーっと忙しくしていたのでこうした景色をじっくり眺めるという感じではなかったです。

猿丸太夫ではないけれど「(尾長の)声聞く時ぞ 秋は悲しき」みたいなムードです。それにしても寒かった。 

 こういう景色が身近にあるなんて、、この辺りにお住まいの人々が羨ましいです。

 

 

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丸〆猫・御幣猿 完売御礼

2015-12-19 20:36:26 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 本日 「浅草 納めの観音 羽子板市」の最終日でした。先日浅草橋の「顔がいのちの 吉徳さん」へ拙作の人形をお納めに伺った帰り、安心感のためか俄かに喉がひりついて、その夜熱が出るやら、悪寒、鼻水でよく眠れなくなり、羽子板市の初日に出かけることができませんでした。続く2日目の昨日は昨日の記事のとおりで、本日やっとお邪魔することができました。現地に着いたのは午後2時前くらいだったでしょうか。昨年よかったからといって世間はそんなに甘くないと思いつつ移動していたのですが、実際吉徳さんの露店にお邪魔したところ、残っていたのがほんの数点。結果としては丸〆猫も干支の猿2種(御幣猿・へっぴり猿のぴいぴい)も完売だったとのこと。丸〆猫(昭和戦前型)は初日、最後まであった丸〆猫(臥姿)も昨日?とかで本当にありがたいことだと思います。世間的にはサブカルチャーとして「KAWAII」系のブームがあるようで、猿の土人形もキャラクター的「KAWAII」的なものがたくさんありそういうものが世間から求められているのかもしれませんが、私的にはどうしても昔あった今戸焼土人形の猿を再現することが第一と思って作っているので、おそらく地味で「KAWAII」くない猿はどうなるのだろうと思っていました。完売となって本当にうれしいです。ありがとうございました。

  吉徳さんにお礼申し上げて、被官さま(被官稲荷)の様子もチェックしたくなり寄ってみました。

 

 

 鉄砲狐の奉納する祠はこのとおり、京都製やそれ以前のものは既に見えず、拙作のものだけになっていました。おそらく年の瀬なので新年に向けて整理されたのでしょうか。早くお納めしなければ、、と思います。

 

 鉄砲狐をはじめまだやるべきものが残っていますので、残る年内何とかがんばります。みなさまありがとうございました。

 

 

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