東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

お世話になりました。(東京民芸協会 4月例会)

2015-04-08 09:24:42 | 日々

昨夜はかねてからお知らせしていた、東京民芸協会例会での「今戸人形」についてのお話をさせていただきました。
おととしの遠山記念館同様、画像の映写を可能なよう設定していただいたので、元来話し下手なのを視覚的ところで補えるかという期待で進めさせてもらいました。会場と参加された皆様のこじんまりとした雰囲気で、ガチンガチンの緊張には至らなかったとは思っているのですが、ちょっと大盛りすぎたかな??と反省しています。夕方7時開始9時終了という設定だったのですが、実際始まったのが7時15分か20分くらい。「今戸焼の生活雑器や茶道具などの昔の作例や錦絵」「今戸人形最後の作者尾張屋さんのお話と人形」「江戸時代の今戸人形の作例」「明治時代の今戸人形の作例と焼きの入ってない人形」そして「自分のやっている作業工程」などを画像とともにすすめていく、という心ずもりだったのですが終盤のほうで列席されていた女性のおふたりがひそひそげらげら笑っている様子だったので①「こっちが変なキャラだから耐え切れず笑いが止まらない」②「内容がとるの足らない内容だから付き合っているのが馬鹿らしい」③「思っていたより長々続いているから困っちゃたとほほ笑い」が原因なのかな、特に③でご迷惑かけたらごめんなさい状態でなるべく詰めたつもりでしたが話終わったのが9時10分か15分くらい。本当すみませんでした。①については自分で望んでもないのに毛虫に生まれてしまった。という感じなのでどうしようもない宿命。②については弁解の余地なし。③については自分なりに急いだつもりだけど画像が多すぎたのが悪かった?といろいろ反省しています。あのおふたりにその場で何でお笑いになっているんですか?と直ににお聞きしておけば今こんなに思い返し悶々とすることはなかったかな?と思っています。①だったら毛虫でごめんなさいとしか言えませんけど、、。
それにしても長かったかな?とは心配してます。それにしても最後までお付き合いくださって皆さんありがとうございました。
改めて感じたのですが、郷土玩具、郷土人形って民芸店で取り扱われていることが多いので、健康な民芸的手仕事が王道であってもそのはるか末端ぐらいのつながりはあるのかな?と思っていたんですが、やっぱり立つ畑からの見え方というものが違って当然なんですが、自分の立っていた畑がもろ郷土玩具畑からの視野でものを言っていたので「井の中の蛙」「鮒じゃ鮒じゃ鮒侍、橋の柱に鼻をぶつけてピリピリピリ」のようなもんだったのかな自分って広い世界を知らない狭い視野なんだな~。という意識を持ちました。そんな中お付き合いくださってありがとうございました。終わったあと近くのお店でご馳走になりました。ビールもいただいたのですがおそらく今年に入ってからはじめてのお酒だったかもしれません(甘酒酒粕は除く)。夜の神田。昼間だったら自転車で行き来は珍しくないですが、夜お店でビールをいただいたというのは近頃ないことだったのでじわーと来る感慨、、。何から何までお世話様でした。ありがとうございました。


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9 コメント

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ありがとうございました (民芸協会 ふじた)
2015-04-09 21:55:49
お話ありがとうございました。
熱意のこもったお話しぶりと内容で、感心し感謝いたしました。偉そうなことを申して失礼ですが、よくまとまっていて、今戸焼きと今戸人形の概要を理解することができました。
時間のことを気になさっておられますが、最低あの程度の時間はかかったのではないでしょうか。
ご婦人二人が途中でくすくすして、それを気になさっておられるのは気づきました。悪意やからかいのある笑いではないですから、ご勘弁ください。機会があったら何がおかしかったか聞いておきます。
私どもと関心の先の違いに違和感があったように書いておられますが、それはそれぞれでよろしいのではと存じます。
一つのことが好きでそれに熱中している方は、どこの世界にもいらっしゃるようですが、余人にはなかなか理解はできにくいものです。その一部を今回分けていただけてありがたかったです。
お仕事のご発展と、ご健康をお祈り申し上げます。
機会があれば、赤羽居酒屋で、続きをお願いします。
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お世話になりました。 (いまどき)
2015-04-09 23:18:25
藤田さま
こちらのブログまでお越しいただきまして恐縮です。
生意気のような事を記してしまったかもしれませんが、ひとつの民芸品店にもいろいろなコーナーがあって、私の場合子供の頃から小遣い握りしめて郷土玩具売り場にまっしぐら、ということが多かったので、むしろ他の手工芸品にムードを感じながらもお金を使ってしまうのはおもちゃだったので焼きものでも木工でもいい感じというくらいにしか触っていません。だから視野がとても狭いのだと自分で思っていたことを心配していました。しかし自分でお話できることは自分で触れたこと感じたことの範囲でしかできませんから、あんな感じなのですね。時間を気にしながら何とかゴールまでということに集中しすぎているときだったので夢中になって我を忘れていたような感じでした。お笑いになられたところで我に返ったというか、それまで無防備だったから何か押さえておくべきボロが出たか?というかヤバかったか?という焦りを感じたのですが、せっかく進んだので用意した画像を急ぎ足で流したつもりです。画像がありすぎて却ってまとまりがつかずイメージが散漫になってしまったかどうかと思い返していました。それにしても最後までお付き合いいただいてありがとうございました。またご馳走になりました。普段ひとりではビールを飲もうとすることがありません。(嫌いなのではなく、味がわからずムードで呑み進む系です。)ですから夜の神田でよい機会をいただいて感謝いたしております。
小唄のさわりまで唄ってしまい今思うと恥ずかしくなります。
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行きたかったなぁ! (ちば)
2015-04-09 23:41:44
横から失礼いたします。
藤田さんのことも、いまどきさんのことも存じ上げている者としては、お二方の会話をぜひ聞いてみたかったなぁ!と思います。
見える世界が広がるのって、楽しいですよね。
またぜひ続きをやってください。今度はぜひ参戦したいと思いますので!
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ありがとうございます。 (いまどき)
2015-04-10 11:27:48
ちば さま

おはようございます。今回はまた新たなところでお話させていただけるという機会をいただけたことありがたく思っています。いかんせん話が下手なので画像に頼っての進行で、大盛りすぎたかなと匙加減の反省はしていますが、ご列席の皆さん最後までお付き合いいただいて感謝しています。ことに藤田さんにいろいろフォローしていただいたので緊張しすぎずに行けました。話下手のくせに、昔の今戸焼とか今戸人形の話は大好きなので、今後もどこかでそういう機会があったらな、、と思います。ありがとうございました。
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笑い (ウリ坊)
2015-04-10 21:01:49
ごくごくたまにですが、まじめな話を聞いている最中に、何かのきっかけで、笑いたくなってしまうことがあります。
話の内容から、以前のおもしろかったことを連想してしまうとか、話の内容自体が、自分の笑いのツボにはまるとか・・・ですから、いまどきさんのご講演中に笑った方がおられたとしても、許してあげてください!
ご講演、ご苦労様でした!
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ウリ坊様 ありがとうございます (ふじた 続き)
2015-04-10 23:01:39
ウリ坊様、どなたか存じませんが親切な方もいらっしゃるものですね、突然の援軍に感謝します。
一途さは人を感動させます。同時に一途さはどこか過剰なので、そこにおかしさのようなものを伴うことがあるのではないでしょうか。そのおかしさはなんというか得難くていいものだと思うのですが。
ご婦人二人は、箸が転んでもおかしい時代は過ぎたお二人ですが、私の勝手な想像ですが、ちょっとしたそんな何かにふれて、笑いのツボになってしまった、みたいな感じでした。吉田さんをばかにして笑ったということではないです。どうかお許しください、吉田さん。
さて、話が下手と再三書いておられますが、そんなことはなかったと、エラそうに申してすいませんが、そう感じました。前回も書きましたが、今戸人形をめぐる一通りと、吉田さんのお仕事までを全体に過不足なく説明していただきました。吉田さんの苦闘とむずかしいお立場も推測いたしました。その辺については、改めて飲みながら聞かせていただきたいと思っています。中国の泥人形の話も。
お手紙差し上げるつもりでしたが、たいがいを書いてしまったので、やめます。
ところで、腰がおわるいようですが、今はどうですか。居職はどうしてもそうなりますね。私もです。
腰が悪くてはいい人形も作れません、どうか運動をしてください。余計なことまで書いて大変に失礼いたしました。
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Unknown (いまどき)
2015-04-11 19:54:27
ウリ坊さま
ありがとうございます。
みなさんをお騒がせして申し訳なく感じてきました。
「馬鹿」がつく「正直」なんで、思ったこと感じたこと書いてしまって、、。仰ることわかります。小学生の頃国語の授業で「あさり汁」だか「しじみ汁」の詩が教科書に載っていて担任の先生が朗読しているとき、なぜかおかしくなって吹き出してしまいました。ちょうど冬で青っ洟が詰まっていてちり紙とかハンカチとかポケットに入っていなくて、ちょうど机に入っていた赤い紙テープで拭こうとしたんです。でも細いのでたくさん伸ばして拭いているうちの先生が「何やってんだ」「手で隠すのををやめなさい」って両手を開かされたら、紙テープの赤が洟の水分で溶けだして、鼻から口から両手まで真っ赤になっていて、すごく怒られて廊下に立たされたことがありました。「すてきなお味噌汁の詩なのに何やってるんだ」って怒られました。何でおかしかったのかわかりません。そんなもんでしょうね。
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Unknown (いまどき)
2015-04-11 20:03:47
藤田さま
正直に何でも書けばいいってものじゃないですね。みなさんに気を揉ませてしまったようで、却ってすみません。
まじめでシーンと静まりかえっている状況とか及ばれで参列した結婚式のバージンロードの様子が急におかしくて声出さないよう必死にこらえていたのに周りの人の伝染してしまったということはわが身にあります。まあ立場が逆だからといってこんな事書いて身勝手ですよね。本当すみませんでした。中国に民間玩具を作っているおじいさんたちを訪ねていった話、あまり話す相手もおりませんので、今度機会があったら聞いてください。ありがとうございました。
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Unknown (ふじた)
2015-04-11 23:30:27
率直さというのは、具合の悪い時もないことはないですが、結局のところいいもの、尊いものだと、思います。
長い間生きているとそれを失っていきますから、失っていない人は天然記念物で、大切にしなければ。
お仕事の手がすいたらお話を聞かせてください。
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