GWも残すところあと一日ですね。私の場合勤めがありませんから平日と休日のメリハリがなく、巷でGWだとわかっていても仕事場で粘土や絵の具のいじっている事に変わりないのです。でもニュースを観ていて行楽地の様子とか駅や空港の様子など映ると羨ましいな、遠くへ行きたいなという気持ちが混み上がってきます。
でも現実問題としてお金はないし、家を空けるわけにはいかず、十五夜さんもいるしで遠出は無理です。今日思い立って、久しぶりに自転車で荒川の向こう側の西新井方向へ走ってきました。
足立区には30代の頃つとめていて、一時自転車で通っていたこともあったのですが、最近ほとんど出かける機会がありませんでした。環七を東に向かって進んでいくわけですが、20年近く前の景色で当然変わっているところもあれば、意外と変わっていないところもあって懐かしかったです。
ここは西新井大師の参道。浅草のように巨大ではありませんが案外人で賑わっています。
右はおいしいおせんべい屋さん。うちの母はせんべいが好きなので、久しぶりに買いに行くのが今日の目的のひとつ。いろんなせんべいがありますが、一枚¥105の堅焼きせんべいを10枚買いました。
左の店は民芸品や郷土玩具など好きな人には有名なお店。昔は西新井みやげの張子の虎や麦わら細工の「住吉踊りの吊るし物」(関西のほうが本場で大阪住吉大社の住吉踊りとか京都の人気傘とよばれるパターンのもの)や綿でできた狸の吊るし物など売っていたお店です。
私が足立に勤めていた頃はぎりぎり上記のおみやげが姿を消す前で、実際売っていました。
もしや、と思って覗いてみましたが、やっぱりありませんでした。達磨はたくさんありますが、これらはパルプを溶かして遠心分離機で成形しただるまばかりになっています。ちょっと寂しいです。
大師さまのご本堂です。GWらしくたくさん露店が出ていました。
境内の「さざえ堂」昔は中をさざえの貝殻のように螺旋に登ってお参りできたそうです。(会津若松の白虎隊のお墓のそばのさざえ堂が有名ですが、都内にもこうしてあるんですね。現在は中には入れません。
右は同じく境内に鎮座する「いぼ取り地蔵さま」塩をいただいてお願いするといぼがとれるそうなのですが、自分のこめかみにあるいぼのことすっかり忘れていました。
このあと、西新井から本木、興野、扇、江北、堀之内と迷路状の小さな道を探検しながら家へ戻ったのですが、久しぶりの長い自転車漕ぎで結構疲れました。年です。でも何となくバカンスっぽい気分になれた数時間でした。
(とは言え、世間がお休みモードなら、取引先との連絡もできず、結局、合わせて休むことになるのでしょうが・・・)
この大師さま・・・ちょうど良いくらいの人出ですね。
お母様のために、おせんべいを購入されたのはお優しいです。
子供の頃は、こうしてガラス容器に入れて、飴やおせんべいがばら売りしていたので・・・とても懐かしい光景です!
最近テレビで見た時には参道も雰囲気が変わってきたと思いましたが、
大長商店は昔とまったく変わらぬ佇まいで驚きました!
でももう東京の郷土玩具に載っていたようなおもちゃは無いんですね。
手張りのだるまや船渡の張子でも隅っこにあったら喜んでしまうんですが。
仮に数年前に逆戻りして家族の事情、自分の健康の事情などなくて以前の勤めを辞することがなかったら、、、、。でもサラリーをいただき続けていたとしても、今頃どんな気分になっていたかということはわかりません。お金があって、GW以外の平日に好きに過ごせたら、、というのは理想ですね。そうなれたらいいんですが、目下そうはいかない現状です。貧乏人の愚痴になってしまいました。すみません。
数年前に急に製作を止められてから、亀戸で扱っていたお店でも見掛けなくなってしまい
さみしいと思っていたのですが…。
吊るしの一本足傘や松茸背負いのおかめ等々何とも言えない可笑しさがいいですね。