東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

窯出しと仕分け

2015-10-15 01:02:35 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 先月王子駅前の北とぴあで行われた「北区伝統工芸展」の私のブースでお客様が体験で型抜きされた人形を素焼きして窯出ししていました。

 今年は昨年より型の種類を増やして「招き猫・大」「招き猫・小」「鉄砲狐・素焼き割型」「鉄砲狐・石膏割型」「赤犬」から選んで型抜きの体験をしていただいたのですが、2日間でおよそ60人の方々が製作されたので同じ型であったりで、どなたのものかわからなくなるので、番号を打っていただいて区別しています。今月26日以降に北とぴあ11階の「産業振興課」で体験時にお渡しした半券でお渡しする予定になっているので、素焼き済みの人形を新聞紙で包んで半券の番号を書いてわかるようにしています。「鉄砲狐」は本来は底のない作りなのですが、お客様に相談しながら、せっかくお作りになる記念に「がら入り」がよければ玉を入れて底を塞いで作りました。振ると音がするというのは母体となった京都の伏見人形から影響を受けた証拠のひとつでもある今戸人形の特徴のひとつともいうことができると思います。

 遠方にお住まいの方の中には体験時に郵送するお約束をご希望された方もいらっしゃったのでこれから別に荷造りしますが、北とぴあで受け取りを希望された方の人形はとりあえず運ぶ荷造りまでしました。

 生の土が素焼きで色が変わるので驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。これが隅田川沿岸の天然土です。

ご自分で色をつける方には体験時にリーズナブルにできる方法(伝統的な今戸人形のやり方ではありませんが、、)をお伝えしました。