これから暮れに向けてたくさんの人形を作ります。材料となる水簸済みの粘土が残りわずかなので慌てて水簸作業にとりかかっていますが昨夜から雨。朝方やや小ぶりになったのを見計らって強行軍で作業をしました。
ふやかしておいた土でいっぱいなので小さなバケツに移してその中でかき回し、溶かした泥を篩にかけてとなりのバケツに寝かせて沈殿させます。
いつもだとバケツに手を入れてかき回しているので中腰の姿勢なんですが、今日みたいにバケツに移して作業したほうがしゃがんだ姿勢なので、中腰よりはいくらかましか、、?(安全のため腰にコルセットはしていました。)
泥を篩にかけると残る植物繊維。これは地中の粘土の層に入っているもので篩を地面に叩きつけて落とします。
何に例えたらよいか、、「刻みたばこ」みたいな感じです。
寝かせ用のバケツがいっぱいになったら蓋をして作業は終わりですが、次回のために使った分相当の掘ってきた土を細かく砕いて水でふやかしておきます。ひとつの寝かし用のゴミバケツにいっぱいに貯めた泥も明日明後日には沈殿すると四分の一くらいの嵩にしかなりません。ふたたび上澄みの水を他のバケツに移して溶かした泥を篩にかけながらバケツを満タンにし、また数日後上澄みの水を移して泥を篩にかけて、、、。繰り返します。すっかり気温も涼しくなって汗知らずなのはいいですが、今日は大気よりも水のほうが温かく感じました。まだ大丈夫ですが、真冬にこの作業はゴム手袋をしても手が痺れてしんどいので、今のうちにたくさん仕込んでおきたいと考えています。
PS: 最後の画像の山積みになった掘ってきた土のあちらこちらに茶色い線や点が見えますね、これが先の植物繊維なんです。