おはようございます。生き生き箕面通信2563(160116)をお届けします。
・アベノリスクの崩壊と、リベラル派の展望
安倍政権はいまだにアベノミクスを喧伝しています。しかし、この政策は、結局、失敗に終わりそうです。まず一つは、「株が良くなった」という言い方ですが、この年初以来の下げでどうやらおかしいと築くことになった。
第二は、カネをばらまいた末に、次の処方箋を出すはずだった成長戦略が一向に出てこない。第三は労働者の賃金がほとんど上がらない。とりわけ日本の労働者の大半を占める中小企業の労働者が、全然あがらないといっています。というより、昔よりも貯蓄を減らして食べつないでいる。
大企業に金をいくら差し上げても、もちろんトリクルダウンになりません。どだい、トリクルダウンなどインチキもインチキです。
しかし、それでも安倍首相の支持率は、40%台で高止まりしています。つまり、民主党がとてつもなくミスを犯したせいです。しかし、そのミスも、民主党執行部にいわせると、すでになかったも同然です。ここにこそ、一般の大衆と民主党執行部との格差が離れているのです。
民主党執行部は、今の資本主義を続けていくことに大きなためらいがあります。成長、そしてさらに成長で、がんばればいい目に合うという資本主義の論理です。しかし、その論理こそが、いま、最も壁に突き当たっています。
リベラルとはいいませんが、どうしたらこの壁から離れられるか。