おはようございます。
生き生き箕面通信669(101005)をお届けします。
・検察審議決はなぜ20日間も伏せられたのか
東京第5検察審が「起訴議決」をしたと、4日に発表しました。ところが驚いたことに、議決が行われたのは先月14日、つまり民主党代表選当日でした。この間、20日。なぜ、20日も伏せられていたのでしょうか。
本日の朝刊は、各紙とも「小沢氏強制起訴へ」一色です。昨日、号外も出ました。それほどの問題が、議決が出た後、なぜ伏せられていたのか、どの新聞も1行も触れていません。伏せておく必要性について、だれもが理解できる状況ではないのですから、本日あふれかえるほどスペースを割いて特別の紙面制作をしているなかでは、「伏せた理由」あるいは、「代表選当日に議決をした(あるいはさせた)事情」について触れなければなりません。
また、本日の各紙朝刊は、相変わらずの偏った小沢バッシングです。例えば朝日の社説は見出しが「自ら議員辞職を」と、あたかも有罪が前提の論調です。「確かに有罪が確定しない限り、『推定無罪』の原則が働く」としつつ、「政治的責任」なるものを引っ張り出して、結局は「推定有罪」で「辞職を」という内容です。
読売も、社説の見出しは「小沢氏『起訴』の結論は重い」とし、「小沢氏にけじめを求める声が強まるのは確実で、民主党の自浄能力も問われよう」と、本人が通常活動を続けるつもりでも、民主党が党として「除名」なりの自浄作用を働かせるべきだと暗に促す主張です。
”小沢の政治とカネ事件”は、4億円の土地取引を巡る”疑惑”が焦点です。「ウソの記載がされた」「資金の出どころの説明が二転、三転し、国民は納得していない」というものです。検察もなんとか「小沢有罪」のストーリーを描き、そのストーリーを完成しようと、これと思うところには大量の捜査陣を投入し、長時間をかけて時には家宅捜査もおこなって懸命の努力をしました。得意の供述調書作戦も繰り出しました。しかし、有罪に持ち込む証拠や供述をとることはできなかったのです。
ビッグネームに狙いをつけてまな板にのせた以上、「何もあやしいことはありませんでした」ではすみません。ところが、検察の捜査の結果は、「不起訴」でした。ただ、その間に、あることないこと、これはあやしい、などといかがわしい”情報”をリークの形で垂れ流し、それを朝日や読売などの新聞、テレビが針小棒大に報道し、「小沢は怪しいイメージ」を一般大衆に刷り込みました。大規模な「風評被害」をでっちあげ、本日もその上塗りに懸命です。
これでは、健全なジャーナリズムとは言えず、新聞やテレビ各社の社内に「健全なジャーナリズムを阻害する病因」が内在していることをうかがわせます。それはアメリカかぶれの論説主幹であったり、老害的主筆の存在であったりします。
小沢問題については、新聞、テレビ各社が「きちんとした報道」をしてきたか、適当な時期に検証すべきでしょう。
生き生き箕面通信669(101005)をお届けします。
・検察審議決はなぜ20日間も伏せられたのか
東京第5検察審が「起訴議決」をしたと、4日に発表しました。ところが驚いたことに、議決が行われたのは先月14日、つまり民主党代表選当日でした。この間、20日。なぜ、20日も伏せられていたのでしょうか。
本日の朝刊は、各紙とも「小沢氏強制起訴へ」一色です。昨日、号外も出ました。それほどの問題が、議決が出た後、なぜ伏せられていたのか、どの新聞も1行も触れていません。伏せておく必要性について、だれもが理解できる状況ではないのですから、本日あふれかえるほどスペースを割いて特別の紙面制作をしているなかでは、「伏せた理由」あるいは、「代表選当日に議決をした(あるいはさせた)事情」について触れなければなりません。
また、本日の各紙朝刊は、相変わらずの偏った小沢バッシングです。例えば朝日の社説は見出しが「自ら議員辞職を」と、あたかも有罪が前提の論調です。「確かに有罪が確定しない限り、『推定無罪』の原則が働く」としつつ、「政治的責任」なるものを引っ張り出して、結局は「推定有罪」で「辞職を」という内容です。
読売も、社説の見出しは「小沢氏『起訴』の結論は重い」とし、「小沢氏にけじめを求める声が強まるのは確実で、民主党の自浄能力も問われよう」と、本人が通常活動を続けるつもりでも、民主党が党として「除名」なりの自浄作用を働かせるべきだと暗に促す主張です。
”小沢の政治とカネ事件”は、4億円の土地取引を巡る”疑惑”が焦点です。「ウソの記載がされた」「資金の出どころの説明が二転、三転し、国民は納得していない」というものです。検察もなんとか「小沢有罪」のストーリーを描き、そのストーリーを完成しようと、これと思うところには大量の捜査陣を投入し、長時間をかけて時には家宅捜査もおこなって懸命の努力をしました。得意の供述調書作戦も繰り出しました。しかし、有罪に持ち込む証拠や供述をとることはできなかったのです。
ビッグネームに狙いをつけてまな板にのせた以上、「何もあやしいことはありませんでした」ではすみません。ところが、検察の捜査の結果は、「不起訴」でした。ただ、その間に、あることないこと、これはあやしい、などといかがわしい”情報”をリークの形で垂れ流し、それを朝日や読売などの新聞、テレビが針小棒大に報道し、「小沢は怪しいイメージ」を一般大衆に刷り込みました。大規模な「風評被害」をでっちあげ、本日もその上塗りに懸命です。
これでは、健全なジャーナリズムとは言えず、新聞やテレビ各社の社内に「健全なジャーナリズムを阻害する病因」が内在していることをうかがわせます。それはアメリカかぶれの論説主幹であったり、老害的主筆の存在であったりします。
小沢問題については、新聞、テレビ各社が「きちんとした報道」をしてきたか、適当な時期に検証すべきでしょう。