おはようございます。今日はドイツ再統一から20年の日です。ドイツは東ドイツ時代の負の遺産に対応しつつ、EUのなかでの最強経済大国としての国づくりをしてきました。
生き生き箕面通信667(101003)をお届けします。
・「中国は悪しき隣人」といってのける枝野氏の幼稚さ
民主党の枝野幸男幹事長代理は昨日の講演で、「中国は悪しき隣人だ。悪しき隣人でも、隣人だからそれなりの付き合いをしなければならない。だが、この国と、例えば米国や韓国と同じように信頼関係をもって物事を前に進めることを期待する方がおかしい」と述べました。今朝の新聞が一斉に書いています。
枝野氏といえば、民主党のホープと目されているそうですが、そのホープがこの程度の認識でしかないことに愕然とします。
講演後に、「悪しき隣人」と呼んだことについて記者団に聞かれると、「良い隣人だと思うか?」と反論したそうです。つまり、これはちょっと口が滑った程度ではなく、確信犯であり、根っからその程度の認識しかない政治家としての素養の欠如、国の針路にかかわる政治家としては根本的にダメ人間であることを露呈した格好です。
いうまでもなく隣国は、いやだからといってこちらがどこかへ移動するわけにもいかず、相手に移ってもらうわけにもいきません。だから、いやでも仲良くし、双方が共存共栄する「ウイン、ウイン」の関係を構築する努力が欠かせないことは自明の理です。
いまさら「悪しき隣人」と悪口をいって何になるのでしょうか。相手に対する嫌悪感をあからさまにし、ののしってみて、隣人関係を築くことができるでしょうか。
枝野氏には、発言を取り下げ、改めて隣人関係を築く努力を自発的に声明してもらいたいと求めます。さもなければ、菅さんは解任すべきでしょう。菅さんはおそらく、「まあまあ」と不問に付してやり過ごすだけでしょうが……。
臨時国会の論戦では、尖閣事件での船長釈放などをめぐって野党は「中国に全面敗北した弱腰外交」と、与党を攻め立てようと手ぐすねひいています。しかし、この種の外交案件で熱くなるのは禁物。ましてや「領土」がなんらかの格好で顔をのぞかせると、火に油をそそぐようなことになりかねません。
私たち主権者は、尖閣諸島周辺を含め、東アジア全体の平和と安定をどうしたら構築できるか、その一点から考えましょう。
中国とは、経済的にはすでに切っても切れないほどの関係ができています。無数の企業が進出し、双方の輸出入額もトップ級です。
芸能を含め広い意味での文化交流も盛んになっています。
中国は経済力を高めるにつれ、「膨張主義」の様相も濃くしてきました。「中国帝国主義」といっても過言ではありません。経済力をつけるにつれ、少なくとも「ゴーマン」になってきました。それでも、良き隣人関係を築かざるを得ません。
それは、世界規模での望ましい国際関係を築いていくなかでしか実現できないものではないでしょうか。日本の政府には、そうした外交を期待したいのです。日本は、世界のルールの中に中国を誘導する責任の一端を担わざるをえません。しかし、菅さんに総括的な説明を求め、大きな絵を描き、それに基づいて世界に貢献することを期待するのは荷が重すぎるでしょうか。
生き生き箕面通信667(101003)をお届けします。
・「中国は悪しき隣人」といってのける枝野氏の幼稚さ
民主党の枝野幸男幹事長代理は昨日の講演で、「中国は悪しき隣人だ。悪しき隣人でも、隣人だからそれなりの付き合いをしなければならない。だが、この国と、例えば米国や韓国と同じように信頼関係をもって物事を前に進めることを期待する方がおかしい」と述べました。今朝の新聞が一斉に書いています。
枝野氏といえば、民主党のホープと目されているそうですが、そのホープがこの程度の認識でしかないことに愕然とします。
講演後に、「悪しき隣人」と呼んだことについて記者団に聞かれると、「良い隣人だと思うか?」と反論したそうです。つまり、これはちょっと口が滑った程度ではなく、確信犯であり、根っからその程度の認識しかない政治家としての素養の欠如、国の針路にかかわる政治家としては根本的にダメ人間であることを露呈した格好です。
いうまでもなく隣国は、いやだからといってこちらがどこかへ移動するわけにもいかず、相手に移ってもらうわけにもいきません。だから、いやでも仲良くし、双方が共存共栄する「ウイン、ウイン」の関係を構築する努力が欠かせないことは自明の理です。
いまさら「悪しき隣人」と悪口をいって何になるのでしょうか。相手に対する嫌悪感をあからさまにし、ののしってみて、隣人関係を築くことができるでしょうか。
枝野氏には、発言を取り下げ、改めて隣人関係を築く努力を自発的に声明してもらいたいと求めます。さもなければ、菅さんは解任すべきでしょう。菅さんはおそらく、「まあまあ」と不問に付してやり過ごすだけでしょうが……。
臨時国会の論戦では、尖閣事件での船長釈放などをめぐって野党は「中国に全面敗北した弱腰外交」と、与党を攻め立てようと手ぐすねひいています。しかし、この種の外交案件で熱くなるのは禁物。ましてや「領土」がなんらかの格好で顔をのぞかせると、火に油をそそぐようなことになりかねません。
私たち主権者は、尖閣諸島周辺を含め、東アジア全体の平和と安定をどうしたら構築できるか、その一点から考えましょう。
中国とは、経済的にはすでに切っても切れないほどの関係ができています。無数の企業が進出し、双方の輸出入額もトップ級です。
芸能を含め広い意味での文化交流も盛んになっています。
中国は経済力を高めるにつれ、「膨張主義」の様相も濃くしてきました。「中国帝国主義」といっても過言ではありません。経済力をつけるにつれ、少なくとも「ゴーマン」になってきました。それでも、良き隣人関係を築かざるを得ません。
それは、世界規模での望ましい国際関係を築いていくなかでしか実現できないものではないでしょうか。日本の政府には、そうした外交を期待したいのです。日本は、世界のルールの中に中国を誘導する責任の一端を担わざるをえません。しかし、菅さんに総括的な説明を求め、大きな絵を描き、それに基づいて世界に貢献することを期待するのは荷が重すぎるでしょうか。
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