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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1460 ・早速に日中韓サミット(首脳会議)を

2012-12-20 07:07:15 | 日記

おはようございます。                                                                                      生き生き箕面通信1460(121220)をお届けします。

・早速に日中韓サミット(首脳会議)を

 韓国の新しい大統領は昨日12月19日の選挙で、朴槿恵(パク・クネ)さん(60)が初の女性大統領として選ばれました。これで、日本、中国、韓国の三国首脳の顔が新しくなりました。

 これを機に、できるだけ早く日中韓首脳会議を開き、「懸案は話し合いによって解決する」という大前提の基本合意を得ていただきたい、と強く要望します。東シナ海と日本海を、「平和の海」に育てる、という合意を含みます。問題解決のために、武力行使はしないという合意です。

 そのためにも日本国内では「歴史認識」について一層議論を深めることが切実に求められます。第二次世界大戦終結から70年近く経つにもかかわらず、いまだにあの戦争は何だったのか、著しい迷惑を及ぼした周辺の諸国にはどのような謝罪をし、罪をつぐなってきたのか、これからの立ち居振る舞いはどうあるべきか、いまだに日本国民の間に歴史的財産として定着したとはいいがたい状況です。

 「日本は土下座外交と揶揄されるほど、謝罪を繰り返し、それは自虐史観とけなされるほど卑屈な態度を取ってきたではないか」といわれます。それでももやもやが漂っています。だから、尖閣諸島や竹島(韓国側は独島)を巡って、外交関係が冷え切っています。

 最も大事なことは、尖閣にしても、竹島にしても、現状以上に緊張状態を高めない、つまり現状をしばらくは固定化するという取り決めを急ぐべきです。

 その一方で、日中韓EPA(経済連携協定)、あるいは日中韓FTA(自由貿易協定)を結ぶべく努力することが求められます。経済関係、それに伴う人的交流を深めることに努力を傾注する。お互いに経済で切っても切れない関係を築き、人の往来も盛んにしていくなかで、歴史のわだかまりを乗り越えていく、そんな姿を追求すべきではないでしょうか。

 宇宙のかなたから眺めれば、地球なんてちっぽけな存在です。そんなちっぽけな地球の上で、隣り合う国同士がいつまでも角突き合わせているなんて、こんな不毛なことはございません。

 しかし、肝心の日本の首相になるとみられる方は、どちらかというと「衝突も辞さない」という一見勇ましいけれど、その実、幼稚な感覚の持ち主です。不幸なのは、そんな幼稚な考えが今の時代の空気になりつつあることです。

 それだけに、私たちの取り組みが大切です。TPP(環太平洋経済連携協定)には参加しない。その代わりに日中韓EPAを実現することで、成長センターであるアジアのパワーを取り込むことができます。

 安倍内閣は26日に発足する段取りのようです。さしあたり外務大臣のポストには誰がつくのか。アメリカとの距離感をふくめて、来年は外交からも芽が離せません。私たちは、安倍政権が右に振れ過ぎているのを正すとともに、近隣諸国と、そして世界の国々と友好関係を保つよう、懸命に働き掛ける運動を続けざるをえません。