おはようございます。前立腺手術で入院のところ、本日12月11日午前にめでたく退院することになりました。オチンチンが極めて大事なイチモツであることを改めて認識した体験でした。これからはオチンチンを大事にしてやらなければという思いを新たにしているところです。オチンチンを大事にするためにも、意味不明ながら、平和が大事だと思っています。 生き生き箕面通信1451(121211)をおとどけします。
・「平和を輸出する国」を創りましょう
私たちは、「平和を守る」ということに特化し過ぎていたのではないでしょうか。単に「守る」ことだけにとらわれず、「平和を輸出しよう」と積極的に打って出る発想の転換が求められているます。
今回の総選挙の結果は、各種の世論調査なるものを信用すれば、どうやら自民党が政権に復帰する見通しのようです。そうなれば安倍晋三という改憲論者が総理大臣の座に就くことになります。 さらに、石原・橋下というウルトラ右翼も、「改憲」を主張しています。つまり、現憲法の「9条」をボツにする勢力がのしてくる勢いといわれています。日本列島を覆う空気は、残念ながら「保守・右翼政権」を生み出す情勢です。選挙後、着実に改憲への動きが強まります。
「平和を輸出する」どころではありません。好戦国のアメリカとの同盟を「深化」させて、「戦争を拡散する国」になる動きです。
先日、箕面で講演した伊藤千尋さんは、その著「活憲の時代 コスタリカから9条へ」のなかで、「平和の輸出」を強調しています。伊藤さんは朝日新聞の特派員として、コスタリカなどを取材した結果を書いています。
「1980年代、コスタリカの周りの国、ニカラグア、エルサルバドル、グアテマラの3つの国が内戦をしておりました。アリアスという当時のコスタリカの大統領が内戦をしている3つの国を訪ねまして、政府側とゲリラ側に説いて回った。なんでこんな内戦なんかするんだ。身内が殺されてそして経済的にまいってしまう。こんなことをしてなんのいいことがあるんだ。うちの国を見ろ。うちの国はずっと平和でやってきている。そのおかげでこんなに繁栄している。どっちがいいか。その結果この3つの国の内戦は終わりました。その功績によって、アリアス大統領は1987年度ノーベル平和賞をもらったんです」
「コスタリカの大統領は、『自分の国は平和国家だ。平和憲法を持っている国だ。平和憲法を持っている国の責任は何か、義務は何かというと、自分の国の平和を維持するだけでなく、周りの国も平和にすることなんだ』と考えたわけです」
「そこで彼がやったのが、『平和の輸出』です。それによって、あの国は平和を広めているんだと尊敬されているわけです」
こうも伝えています。普通に街を歩いている女子高校生にインタビューした時、その高校生は、「私は自分の国がやってきたことに一人の国民として誇りを持っている」と、答えたそうです。「平和国家の役割は単に平和憲法を持っているだけではない。(平和憲法の精神を)広める、使うということをやって初めて平和国家ということを自分たちも自覚できるし、周りからも、あの国は平和国家なんだと認められることになる」と指摘しています。
今回の衆院選で私たち一人ひとりが賢い選択をすれば、それだけで「平和国家として平和を輸出する国」にすることが可能です。そして、そんな国を次世代の人達に受け継ぎたいと強く望みます。