生き生き箕面通信

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1453 ・1票の格差を是認した最高裁判事10人全員に「☓」を

2012-12-13 07:01:13 | 日記

おはようございます。                                                                                   生き生き箕面通信1453(121213)をお届けします。

・1票の格差を是認した最高裁判事10人全員に「☓」を

 みなさんのお手元に昨日12月12日、最高裁裁判官に対する「国民審査公報」が届けられたはずです。今回審査を受ける10人について、それぞれがどんな判決を下してきたか、代表的な判決を各裁判官自らが紹介しています。

 朝日新聞は本日、「違憲状態選挙」と大きな見出しをつけた意見広告(11面)を掲載しました。「一人一票に反対の10名の最高裁判事に不支持票(☓印)を投票して、一人一票を実現できます」という呼びかけです。つまり、10人全員に「☓印」をつけようというキャンペーンです。

 この意見広告の発起人・賛同者には、次の人が名を連ねていました。評論家の大宅映子、ジャーナリストの櫻井よしこ、田原総一郎、屋山太郎の各氏などです。こうした人々が、「全員☓」と断定しています。

 今回審査を受ける裁判官は、一票の格差判決の際、「違憲状態であったが、違憲ということはできない」という苦しまぎれの屁理屈で、結局、「合憲」判決を出したのでした。そうすることは、自らの司法の独立を打ち捨てたことになります。

 最高裁は、「正義の最後の砦」として機能するところにこそ存在意義があるはずです。「正義の最後の砦」として機能しなければ、民主主義を担保するこそはできません。

 しかし、実態は、時の政権政党の意向を汲んで、判決を捻じ曲げてきました。行政、司法、立法の三権分立がきちんと独立して機能して初めて民主主義を担保できる原則を崩して、司法が行政に屈服してのうのうとしているのです。

 ボクの居住地を含む第9区(池田、箕面、茨木の3市と豊能郡)の一票は0.49票の価値しかありません。他の先進国でこれほどの格差を放置している国はありません。最高裁そのものを裁くのが、今回の国民審査です。

 一票の格差是正に行政も、立法も懸命に取り組まなければならないのはもちろんですが、それらがきちんと対応できていなければ、容赦なく「この選挙は無効」という判決を出すべきなのです。それができない最高裁は、最高裁そのものが違憲と言えるのではないでしょうか。

 昨日の各戸配布された国民審査公報にお目通しいただき、投票所では全員に「☓」をつけましょう。それが最も効果的な最高裁改革につながります。