おはようございます。有罪判決を受けた石川知裕衆院議員(38)が、日本BS放送アナウンサーの阪中香織さん(11)と結婚するそうです。石川議員には、傍らに力強い支えを得て、「司法の暴走」との闘いをきちんと闘ってもらえるものと期待します。
生き生き箕面通信1032(111005)をお届けします。
・日本を劣化させる「裁判所の劣化」
石川知裕氏ら小沢一郎・元秘書に対する東京地裁の判決は、「司法の暴走」がここまで来たかと、率直に驚かされました。同時に、それは「日本の劣化」を示す指標なのだと受け止めざるを得ませんでした。
登石郁朗・裁判長が読み上げた判決文には随所に、「……と推認できる」「……と考えるのが自然かつ合理的である」という文言が見られます。つまり、推認に推認を重ね、推定に推定を重ねて、「有罪」へ持っていったものといえます。
登石裁判長には「ミスター有罪」というニックネームがあり、事実、07年から今年9月にかけて担当した24件はすべて有罪判決だったと報じられています。今後は「ミスター推認」とも呼ばれることになるのでしょう。それほど強いインパクトのある「推認判決」でした。
検察の証拠としてあげた「調書」を、登石裁判長は却下しました。しかし、「そんな調書がなくても有罪にできるんだよ」という前例を作ったわけです。それは、「司法の進化」というより、「司法の逆行」です。刑事裁判は、あくまでも客観的な証拠に基づいて判断しなければならない。それが鉄則です。その最も根幹となる司法の大原則は、一裁判官が勝手に変更できるものではありません。「裁判所の劣化」は、「法の正義」がゆがめられるという意味で、日本の劣化を意味します。
この判決に対して、朝日、読売、そしてNHKなどの大手メディアはまったく異論を唱えません。むしろ、「小沢有罪」の扉が開かれたと、ひそかに歓迎している節が見られます。実は、このメディアの劣化が、日本の劣化を加速させているのです。何事も「空気」で動く日本にあって、その時代の「空気」を醸成するメディアの劣化は、残念な結果をもたらします。
登石判決のあとに、例えば厚労省元局長の村木さんの裁判があったら、推認に推認を重ねて簡単に「有罪」に持っていけます。
うすっぺらな証拠をもとに推認に推認を重ねて「結論ありき」へ導く「司法の暴走」。それがまかり通るのもメディアの劣化があればこそです。「法の正義」を踏みとどまらせるためにも、裁判所にはもちろん、朝日や読売、NHKなどのメディアにもの申す作業が必要です。