生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信1045 ・普天間基地問題はアリバイづくり先行の野田政権

2011-10-18 06:57:27 | 日記

 おはようございます。野田首相の”自民党化”がますます進んでいます。自民党と大連立し、さらに大合同するつもりなのでしょうか。永田町の政界再編成という伏流水がたゆたい始めたようです。
 生き生き箕面通信1045(111018)をお届けします。

・普天間基地問題はアリバイづくり先行の野田政権

 一川防衛相が沖縄県を訪れ、仲井真知事や稲嶺進・名護市長と会談して、年内に環境アセスを同県に提出することを伝えました。

 本日10月18日には、玄葉外相が沖縄を訪れ、辺野古移設への政府方針に理解を求める予定です。

 地元が、仲井真知事も、県議会も、そして移設先と政府が定めた名護市辺野古の稲嶺市長はもちろん市議会もあげて強い反対を表明しています。

 にもかかわらず、野田首相は官邸が司令塔となって防衛相や外相を沖縄に送り込み、むりやり会談を続けています。これが野田首相の「正心誠意」の正体です。相手の気持ちがどうあれ、「ひたすら”理解”を求めて、自分の意思だけを押し通そうとする。沖縄の人の気持ちを損なうことを承知であえて言えば、「ひたすら理解を求め、こちらは正心誠意なのだから”強姦”させろ」と迫っているようなものです。

 こうした動きの後ろには、アメリカさまが控えています。近々、アメリカのパネッタ国防長官が来日し、野田首相にハッパをかけます。野田首相は来月、ハワイで開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議を機にでオバマ大統領と会談する。席上、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加表明と、普天間の実際的な進展をお見せしなければならない。実際の進展はないので、ただ「一生懸命やってます」というパフォーマンスでアリバイ作りをする。相手がとっくに見抜いていても、演じるほかない。

 これが「日米同盟を深化させる」実態です。日本が独立国として、誇りある国づくりを進めようとする気概は微塵も見られない。ただ、自分の政権の保身のためだけに、オバマご主人さまにしっぽを振ってすり寄る。こんな政治家ばかりがはびこる永田町。こうした政治家を一掃し、日本をじゃぶじゃぶと洗濯板の上で”洗濯”するほかありません。そのためにも、座敷牢の”素浪人”を解放し、日本のために役立たせるべきだと強く願っています。