生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信610 ・アメリカが望む(?)小沢一郎首相

2010-08-05 06:41:51 | 日記
おはようございます。国連事務総長が来日して「核兵器廃絶」に向け精力的に盛り上げようとしていますが、民主党政権からは、菅首相をはじめ主要閣僚の誰一人からも核廃絶の真剣なメッセージが伝わってきません。
生き生き箕面通信610(100805)をお届けします。

・アメリカが望む(?)小沢一郎首相
 
 昨日、ある夕刊紙(日刊ゲンダイ)が、「アメリカは小沢首相を望んでいる」と書いていました。ぼくは電車の向かいの席の人が読んでいるページの大きな見出しを見ただけなので、詳しい内容は分かりません。ただ、「突飛だけど、あり得る」と思わされました。

 第1に、今の日本の政情は漂流状態で、誰が本当のリーダーなのか、誰に話をすれば確実に伝わるのか、が分からず、各国とも困っています。アメリカが、「この際、やはり小沢に日本を仕切ってもらったほうが物事が進む」と考えたとしても不思議ではありません。

 第2に、アメリカが影響力を行使して小沢政権を誕生させれば、最も嫌っていた「非米路線」の小沢を抑え込め、一挙両得。そう計算したとしてもおかしくない。

 しかし、それでは対米従属が継続され、日本人が胸を張って世界のなかで生きていくことはできません。

 ぼくは、アメリカの思惑(それがあるとして)に陥らないためにも、民主党の心ある人たちが一致結束して独自に小沢を担ぎ出してほしい願っています。

 9月の民主党代表選には、本人が正々堂々と出馬して、これからの「日本の形」について抱負を述べ、国民と約束すると明言して「米国から真に独立し、アジアの平和な国として善隣友好に徹する。国民がこの国に住んで幸せと実感できる国にする」という路線を進めてもらいたいと思います。

 小沢の存在は、識見と力量からずば抜けています。アメリカを相手に自主独立を果たせるのは、小沢氏かいないのは明らかです。

 日本とアメリカとの関係は、黒船来襲のペリー来航で結ばされたとき以来、不平等条約のままです。日米安保条約の地位協定などはその最たるもの。実質は、占領状態と変わりません。占領状態をきわめて巧妙に演出しているので、日本の有識者、あるいはジャーナリズムも操られています。操られていることを意識しないほどに、巧妙なのです。

 アメリカは、小沢がそれに気づき、自主独立を真剣に模索していることが分かっているから、危険人物として排斥することに力を入れてきました。ところが、日本事態が溶融、メルトダウン状態になってきて、これはこれで困ったことです。これらを一気に解決する方策として、アメリカが小沢をトップに据えることを考えたとしてもおかしくはない。

 さて、9月の代表選まであと1か月と10日です。