生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信634 ・菅首相・小沢幹事長で挙党態勢を

2010-08-30 06:34:49 | 日記
おはようございます。「軍服で二十九のまま父眠るバジーの海よ波静かなれ」(今朝の読売歌壇より)
生き生き箕面通信634(100830)をお届けします。

・菅首相・小沢幹事長で挙党態勢を

 民主党の党内対立がきわだってきました。このままではどちらの陣営が勝っても、根深い遺恨が残るのは避けられそうにありません。

 民主党が政権を担い続けようとするのは、「日本を良くする」ためのはずです。「みんなが安心して安らかに日々を送ることができる社会」がめざすとことです。だから、菅さんであれ、小沢さんであれ、めざすところはほぼ同じ。だから妥協できるはずです。政治は妥協、民主主義は妥協しなければ、政策は前に進みません。折り合わなければ、対立して不毛の時間が過ぎるだけ。

 首相を続けたい菅さん。そして、いわゆる世論なるものも、菅首相継続が大勢のようです。ならば、菅さんが首相を続ければよろしいのではないでしょうか。

 そして、むずかしい政局を切りまわして法案を成立させていくための大きなかじ取りは剛腕、小沢幹事長のもとで行う。

 問題は、官房長官ポスト。現在の仙石氏がそのままなら、新体制スタートのその日からもめごとが起きるのは容易に想定できます。また、外相や国交相、防衛相も一新して出直す必要があります。「日米合意」を振り出しに戻し、普天間基地問題の解決をはじめ、日米関係を新しい時代にふさわしく構築し直すには新しい陣容が欠かせません。

 しかし、小沢陣営は、主戦論をおろしてはならないでしょう。仙石氏が考えているのは、たとえば本日にも行われる菅・小沢会談で幹事長ポストをにおわせながら小沢氏の立候補見送りをとりつけておいて、その場になるとひっくり返す、つまり小沢氏を名誉職に追いやる作戦だからです。

 本当に望まれるのは、正々堂々と選挙を行い、白黒をつけて、透明性の高い運営ができる能力を発揮することです。しかし、次善の策としての「挙党態勢」もやむを得ないかもしれません。