生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信632 ・おぞましい感情むきだしの朝日社説

2010-08-27 06:29:38 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信632(100827)をお届けします。

・おぞましい感情むきだしの朝日社説

 小沢氏の出馬をうけて、今日の朝日の社説は「あいた口がふさがらない」という見出しで取り上げました。見出しからして、「反小沢」の感情をむきだしにしています。社説は本来、取り上げるテーマの本質に迫り、冷静かつ論理的に、しかも「社格」にさわしい格調で社としての論を表明するものです。

 書き出しは、「どうしてここまで民意とかけはなれたことができるのか。多くの国民が、あぜんとしているに違いない」と一方的に決めつけています。ぼくには、多くの国民が望んでいるのは、この「日本」という国を世界の中で誇らしい国として国民が力を合わせて創っていく、そのためのリーダー選びであり、そのためには多少のあつれきがあるのはやむを得ないというところではないでしょうか。劇場型政治の風潮からは、むしろ正々堂々と決着をつける「小沢出馬歓迎」ともいえます。

 社説はこうも予言しています。「『小沢政権』が誕生しても、世論の支持のない政見運営は困難を極めるだろう」と。小沢氏が、決別したはずの「金権腐敗政治」と同じことをしようと」とけなしています。

 結びは、「代表選をそんな場にしてはならない。有権者は政権交代に何を託したのか、根本から論じ直し、古い政治を乗り越える機会にしなければならない」と強調しました。社説全体が、「政治とカネ」問題で小沢氏を有罪扱いし、排斥しようという意図を明確にしています。

 小沢氏は、有罪と決まってはいません。現在は明らかに「推定無罪」の立場です。しかも、「限りなくクロに近い」という印象を刷り込んだのは、検察のリークによる世論操作の結果です。その経緯については、朝日の人間なら熟知しているはずです。

 今日の社説では、「あるべきこれからの日本」に触れようとする意思は1行も見られず、相変わらず「政治とカネ」の次元からしかとらえていません。熊さん、八っあんの床屋談義のレベルに堕しています。

 こうした俗論レベルの社説を平気でかかげる精神性には、それこそ「あいた口がふさがらない」というほかありません。