生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信621 ・小沢一郎という大ナタを使いましょう

2010-08-16 06:52:01 | 日記
おはようございます。「沖縄の分母日本 その分母アメリカなるや基地還らずて」(今朝の朝日歌壇の一首をもとに)
生き生き箕面通信621(100816)をお届けします。

・小沢一郎という大ナタを使いましょう

 今日の朝刊各紙は昨日の「戦没者追悼式」を大きく報じており、「不戦の誓い固く」(読売)、「継ぐ教訓 誓う平和」(朝日)と、さながら平和の日キャンペーンの紙面を作っています。

 しかし、どこかそらぞらしく、上滑りの紙面という印象を免れません。なぜでしょうか。やはり普天間基地に象徴されるアメリカの戦争の影が色濃く日本をおおっているからだと思わざるをえません。

 アメリカの”核の傘”の下に入れてもらい、その代り基地を提供して、アメリカのアフガン戦争やイラク戦争を大いに手助けするという構図を固定化してきました。アメリカは戦後一貫してどこかで戦争を仕掛ける「好戦国」であることは、まぎれもない事実です。そのアメリカの忠実なポチとして日本は従ってきました。そのくびきの元が「日米安保条約」。

 もうそろそろ、そのくびきから自らを解放しなければならない時ではないでしょうか。

 従来は、アメリカから「自立」することはアメリカが「許さない」ことでした。アメリカのアジア方面の安全保障戦略は、日本を活用することでかろうじて成立しているのですから、日本の自立は「認められない」が今も大勢です。

 それだけに日本がいくら「不戦の誓い」をしても、アメリカの戦争にはこれからもいやおうなく巻き込まれます。そのくびきから解放できるかどうかに、日本人が閉塞感から脱することができるかどうかがかかっています。

 その力技ができるのは、小沢一郎しかいない。原口一博総務相は昨日のフジテレビ番組で「小沢一郎(民主党前幹事長)という大ナタを使わないで、(日本は)この困難な自機を乗り越えられるのか」と持論を展開しました。原口さんは松下政経塾出身では出色の政治的センスを持ち合わせています。

 しかし、「小沢待望論」はまだ一部にとどまっています。検察が仕掛けたいわれなき「政治とカネ」シナリオの垂れ流しが今も影響しています。本来なら、マスメディアがきちんと軌道修正力を発揮しなければならないところですが、マスメディアの不作為もきわまれりです。

 しかし、小沢を使わなければ、この秋からの政局は動きません。日本は、小沢という政治的「公共財」を使ってこそ、この難局を打開できると信じています。