生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信627 ・民主代表選の真の対立軸は、対米隷従路線か、自主独立路線か

2010-08-22 09:23:58 | 日記
おはようございます。興南(沖縄)の高校生が夏の甲子園で“沖縄の強い魂”を見せてくれました。

生き生き箕面通信627(100822)をお届けします。



・民主代表選の真の対立軸は、対米隷従路線か、自主独立路線か

 

 朝早く5時半からの毎日テレビを見ていると、出演していた塩川正十郎氏が民主党代表選に関連して、「やれ反小沢だ、親小沢だと、まるで子どものけんかじゃないですか」と発言していました。



 民主党のご意見番を任じる渡辺恒三氏は昨日のテレビ収録で、「たった一人が諸悪の元凶で、その人がいなくなればすぐ挙党一致できる」と述べたそうです。



 これらの言動には、大きな問題が隠されています。



 一つは、民主党代表選の真の意味をおとしめて、日本の政治状況を低次元のつまらないものとして有権者に刷り込んでいるという巧妙な宣伝。


 二つ目は、テレビが「小沢は“疑惑の人”」という印象を繰り返しキャンペーンする報道の在り方。



 三つ目は、今回の代表選が、「日本が対米隷従路線から脱却し、真の自主独立路線へ踏み切れるかどうか」というところに真の意義があることから目をそらせる結果になっている、ということです。

 渡辺恒三しの発言は、ズーズー弁で一見お人よし風をよそおいながら、したたかに計算された「反小沢」キャンペーンを執ように繰り返しており、一定の影響力をもっているようなので、笑ってすませられない問題になってきたと感じています。


 新聞、テレビなどのマスメディアは、最重要な日米関係については、ただ日米安保にしがみついておればよいという”現状維持”、あるいはもはや”思考停止”という状況にとどまっています。

 今回の代表選は、日米安保改定50年の節目に、新しい世界情勢のなかで日米関係を見直すきっかけをつかめるかどうかの、きわめて重要な選挙になります。

 アメリカの核の傘のもとに身を寄せていれば、本当に「安全」を確保できるのか、むしろ危険は増大するのではないか、その問題意識をきちんと外交のなかで検証していくうえでも意義のある選挙になると考えています。